小・中学生の皆さんは今日から学校が始まりました。夏休みは有意義な時間を持てたでしょうか?さて、近隣の小学校では秋の行事として、学芸会や展覧会といった催しが行われます。音楽会をする学校もあります。そこで、ピアノ伴奏譜のレッスンを希望される方にはお願いがあります。

今までにピアノ伴奏譜のレッスンを受けたことがある生徒さんはご存じですが、オーデションを受けたり伴奏を引き受けたりする方には、伴奏の楽譜のコピーを提出していただいています。私自身、実際に弾いてみて曲の盛り上がりを見たり、弾きにくい箇所の指番号を考えたり、音の響きを確認したりする為です。学校から楽譜をもらったら、本番用に1部、練習用として書き込みができるように1部、私に提出用に1部の合計3部のコピーを取るようにしましょう。

伴奏をすることは大変なことではありますが、1人で弾くソロのピアノと違って、みんなで音楽を作り上げていく楽しさや、合わせることの難しさを味わうことができます。通常のテキストをお休みして伴奏のレッスンもできますので、少しでもチャレンジしたい気持ちがある生徒さんは頑張ってみましょう。ただし前にも書きましたが、伴奏を引き受けることは責任を伴います。真面目に練習に取り組むことはもちろんですが、厳しいレッスンも待っています。その上でチャレンジするのかしないのか、決めてくださいね。応援しています。
今日、何人かの生徒さん達とお話をしている中で、とっても気になったことがあります。学校で合奏の楽器決めオーデションがあるとのこと。生徒さん達はキーボードや木琴、アコーディオンなど希望する楽器はバラバラでしたが、家では練習をしているようでした。一つの不安もなく練習ができているのなら構いませんが、何か不安があるのなら、その楽譜を持ってきてもらいたいのです。

お話を聞いていると「速く弾く箇所ができない」「難しそうだった」なんて言う言葉が出てきていましたが、そんな思いの中、1人で悶々と練習をしていてもイライラが募るばかりで上手になっていきません。できない箇所はどうやったらできるようになるのかコツがあるかもしれませんし、上手に弾けるようにする為に効率的な練習方法があるかもしれません。ちょっとしたことで弾けるようになることもあります。

アコーディオンも木琴もピアノの楽譜と同じです。木琴での練習はできませんが、音やリズムが正しく取れているかの確認はできます。できていればOKですし、できていなければ正しく覚え直して練習すればいいだけのこと。せっかく習っているピアノなので、言葉は悪いですが、ピアノの先生を利用しない手はありません。利用できるものは利用しなければ損です。「こんな簡単なこと聞けない・・・」なんて恥ずかしがることもありません。利用できるものは利用して上手になっていきましょう。
新しい曲に取り掛かるときに、付点の音符やリズムの単位が小さい音符が入っている場合は、最初は必ず数えてみるようにしましょう。1小節を拍子通りにきちんと数えることができているならOKですが、拍子が足らなかったり余ったりするようならば間違っています。

比較的小さなお子様の場合は大きな声で数えながら弾いてくれるのですが、年齢が上になってくると「声に出して数えてみましょう」と言っても数えないことが多いです。年齢的に恥ずかしくなってくるのかもしれませんが、恥ずかしがっていては上手になっていきません。レッスン中は私が拍子を取って声に出していることが多いのですが、いつもいつも誰かが横について数えてくれるわけではありません。自分で数えて正しく拍子を取れるようにしなければ、正しいリズムは身につかないのです。間違えていたものを何度も修正していくことで正しくできるようになります。

中学生や高校生になっても、間違った時に声に出して数えて弾ける生徒さんは上達していきます。いつもいつも数えて弾くわけではないのですから、間違えている時だけでも声に出してみましょう。私事ですが、私も練習をする時にややこしいリズムが出てくると、声に出して数えていますよ。
12月には所沢や光が丘でピティナ・ステップが開かれます。参加を決められた生徒さんがいらっしゃいましたので、今、参加される生徒の皆さんの演奏する曲を順番に決めています。

ステップは2通りの方法で参加することができます。レベル別設定の「23ステップ」と時間内に自由に演奏できる「フリーステップ」です。フリーステップは、時間内であれば何曲でも弾くことができますし、23ステップは課題曲と自由曲の2曲を演奏します。ピアノの学習段階の生徒さんは23ステップで参加されることが多いです。レベル別になっているので、一つ一つレベルが上がっていくのを確認しやすいことと、そのレベルの演奏に達していると判断されれば「合格シール」をいただけるので、生徒さんにとっては嬉しいようです。また、ピアノ学習のモチベーションを維持することもできます。

せっかくの舞台での演奏ですから、私としてもできるだけ生徒の皆さんが弾きたい曲を選ぶようにしています。明確に弾きたい曲目がある場合は、生徒の皆さんのレベルにあったアレンジの楽譜を探したり、どのような曲が好みなのかを聞いて候補を選んだりしています。すぐに決まる場合もありますし、曲が決まるまでに時間がかかる場合もあります。

ステップでは暗譜(楽譜を見ないで演奏すること)が絶対条件ではありませんが、大抵の参加者は暗譜で演奏されていますので、神田ピアノ教室の生徒さんにも暗譜で演奏できるように指導しています。その為、いつものレッスンの曲を仕上げるよりも時間がかかります。12月のステップの参加を決められた方や迷われている方は、早めに相談をお願いします。よい経験になると思います。
ピアノはおうちでの練習が必要な習い事なので、必ず宿題が出ます。次のレッスンまでに練習をして弾けるようにするのですが、上手に仕上がっていたら合格、つっかえ弾きや止まり弾きがあるようなら、次のレッスンまで持ち越すことになります。合格ならば○がもらえますし、持ち越せば○はもらえません。

誰だって合格して次の曲に進みたいものですが、合格か不合格かだけにとらわれている生徒さんがいます。合格しなかった時こそ大切で、なぜ合格しなかったのかを考えて欲しいのです。合格さえすれば良いというものではなく、合格するためには何が足らなかったのかを考え、弾けるようにして欲しいと思います。

例えばですが、スタッカートの習得を学習しているのに、スタッカート自体ができていなければ他がどんなに上手でも合格にはなりませんし、16分音符をきれいに弾く学習をしているのに、16分音符が上手に弾けていなければ合格にはなりません。一通り学習して中級に差し掛かってくると、曲全体をスラスラと流れるように弾く力が求められます。

合格したのかどうかは保護者の方も気になるところではありますが、○、×の結果に一喜一憂するのではなく、中身をもっと気にして欲しいと思います。
ピティナ・ステップに参加される方の曲の選曲をしているお話をさせていただきましたが、本当に弾きたい曲はどの曲なのか、最終的に決めるのは演奏する本人でなければいけません。

つい先日、「○○が弾きたい」と意気込んでいた生徒さん、今週は違う曲を選んでいらっしゃいました。「本当にこれが弾きたいの?」という問いに何だか煮え切らない様子。弾きたい曲は難しく感じるらしく、弾きたいけれど弾けないかも・・・と葛藤している様子です。あまりにも実力との差がありすぎる曲の場合はOKは出せませんが、頑張ればできる曲の場合は練習に取り掛かってもらっています。

発表会という舞台ですから、お子様が演奏する曲に保護者の方の希望もあると思うのですが、演奏するのはお子様であって保護者でも先生でもありません。本人が1番弾きたい曲を演奏することがやる気にもつながっていきますし、困難にぶつかった時に乗り越えることもできます。他の人が選んだ曲だと「私は弾きたくなかった・・・」と逃げ道を作ることにもなり兼ねません。

これは、ピアノの曲決めだけの話ではなく、日常生活においても同じ事が言えると思います。周りで決めてしまうと指示待ち人間になってしまいます。アドバイスをすることはいいのですが、最終決断は本人に任せましょう。ただし、アドバイスも前向きなアドバイスをお願いしますね。
ピアノにしても学校の勉強にしても、お子様への言葉のかけ方一つでやる気になるのかならないのか分かれてきます。保護者の立場からすれば、何事にもやる気を持って取り組んで欲しいと思うのではないでしょうか?

例えばですが、1つの曲に取り掛かるとき「頑張らないとこれって無理じゃない?早くやりなさい」と言われた場合と、「頑張ったらできそうだよね。やってみようっか」と言われた場合では、当然ですが後者の方がお子様は前向きに取り組めると思います。どちらも頑張ることには変わりないのですが、言葉のかけ方一つで受け取り方は違ってきます。「できるかも!」と思わせることがやる気にさせるコツではないでしょうか?

レッスン中にも私はよく「やってみなきゃわからない」という言葉を使って課題を課すことがあります。1回目でできなくても何回かやっている間にできていくようになります。そうなればこちらのもので「結構、簡単でしょ?」となり、生徒さんはやる気になっていきます。否定的な言葉よりも肯定的な言葉、心配するより信頼することを頭に置いて、毎日の言葉かけを意識してみませんか?
神田ピアノ教室にはご兄弟(姉妹・姉弟)で通われている生徒さんが多くいらっしゃいます。中には3人姉妹で通ってくださる方も・・・。私は決して優しい先生ではありませんが、生徒の皆さんが付いてきてくださることに感謝です。今日はよく問い合わせを頂く導入教材について、お話をしようと思います。

ピアノを習い始める年齢や求めるものに応じて導入教材を選んでいますので,生徒の皆さんが全て同じ教材にはなっていません。特に2〜3歳違う兄弟で習う場合は、導入教材においては違う物を取り入れています。それは、あとから習う下のお子様が上のお子様の弾いているピアノを聴いて曲を知っていること、希にあるのですが下のお子様が上のお子様を追い越してしまうことなどが考えられるからです。小さいお子様は耳が発達していますので、聴いたことのある曲をイメージで弾くことができます。導入期においてはきちんと楽譜を読むことが大切ですので、イメージで学習していくのは困ります。また、上のお子様を追い越してしまう場合も、下のお子様にとっては嬉しいことですが、上のお子様のプライドを考えた時、上のお子様は楽しく学習していくことが出来なくなる可能性がでてきます。

途中の教材の進み具合や保護者の方からの相談や要望がある場合は、途中で変更することもありますし、最初から教材の希望がある場合は対応しています。生徒さんによって進み具合や苦手なことは違ってきますから、その都度、教材を考えて学習してもらっています。

重要なことは他の人と比べることではなく、自分に与えられたものをこなしていくことです。導入教材は違っても行き着くところは同じです。学習する順番が違ったりすることはありますが、最終的には演奏力をつけることが目標です。少しでも疑問に思うことがある場合は遠慮なくご相談ください。お子様のピアノの上達のために、最善の方法を考えたいと思います。
今年も、12月にはクリスマス会を開催しようと考えています。小学生の生徒さんが対象のクリスマス会ですが、ビンゴ大会やじゃんけん大会などもあって楽しめる会となっています。

でもでもその前に・・・クリスマス会は楽しい会だけじゃないんですよね・・・。日頃のレッスンの成果を発表する場としても活用していますので、1人2曲を演奏することになっています。習い始めたばかりの生徒さんでも気軽に参加できるように、特別な2曲を用意するのではなくて、いつものレッスン曲で参加はOKです。ただ中には難しい曲で参加したい生徒さんや、みんなが知っている有名な曲を弾きたい生徒さんもいらっしゃいます。そのような希望を持っている生徒さんは、そろそろクリスマス会の曲の練習に取り掛からないと、12月までに仕上がらない可能性も出てきます。

生徒の皆さんにはレッスン中に私も声をかけていきますが、弾きたい曲の希望がある生徒さんは考えておいて欲しいのです。どのような曲が弾きたいのかイメージだけでも構いません。上手になってきているピアノですから、難しい曲に挑戦するのも良い経験になると思います。みんながんばれ〜!
ピアノの音は演奏する人の気持ちや心を反映します。小学生の生徒さんですが、練習している曲は上級クラスの曲。指も動いているし、間違ってもいない・・・でも音の響きがいつもと違うように感じたので「学校で嫌なことでもあった?」と思わず聞いてしまいました。「運動会の練習で疲れた〜」とのことでした。

そう言えば先週から何人かの生徒さんから運動会の練習が始まったことを聞いていました。余力がある生徒さんはいつもと変わらないのですが、疲れていたり気持ちが滅入っている生徒さんが演奏するピアノの音は、上手とか下手とか言うのではなく、音に力がなく感じます。

ピアノの練習をするときも同じで、気持ちが落ち着いているときに練習すれば調子よく進めますが、気持ちが荒立っているときに練習をすると、思うように出来ないことが多いです。例えばですが、誰かに叱られて泣きながらピアノを練習しても、ピアノの音はきれいな響きにはなりません。心を落ち着かせてからピアノに向かう方が得策です。また、自分の演奏に自信がないまま弾いていても、音は不安定です。練習を積んで自信をつけなければいけません。

自分ではいつもと同じように弾いているつもりでも、演奏している人の指を伝って音に表れてきます。何とも不思議です。
正しいリズム・正しい拍子で曲を弾くためには、1小節1小節を自分で数えて弾けるかどうかにかかっています。正しくリズムを理解しているならば、数えて弾くことができるはずです。

数え方には1234と1と2と3と4と・・・と言う具合に「と」を入れて数える方法があります。この数え方でなくてはいけない・・・と決まっているわけではありませんから、どちらの数え方で弾いても構いません。弾きやすくてきれいに聞こえればどちらでも良いのです。

この2つの数え方の根本的な違いは、どの音価(音符や休符の長さ)を意識して弾くのか?にあります。「と」を入れて数える時は、8分音符を意識して欲しい時です。8分音符や16分音符などの小さな単位の音符が入っている曲を弾く時には、「と」を入れて数えるように指導しています。

初級の段階では数えて弾くように指導していますが、中級、上級になってくるとリズムは感覚で弾けるようになります。ただそれは最初の段階で数えて弾くことを怠らなかった生徒さんです。感覚で弾けるようになりたいのであれば、今は頑張るしかありません。余談ですが、さらに進んで3連符というリズムを学習するようになると「123,223,323,423」なんていう数え方も出てきます。何だか舌がもつれそうですね。数え方1つ取ってもいろいろです。頑張っていきましょ〜。
今日は高校生のミュージカルを観る機会がありました。演目は「サウンドオブミュージック」。?と思っている皆さんも「ドはド〜ナツのド〜」という歌を聴くと「知ってる知ってる!」となるのではないでしょうか?

演じているのは高校生・・・侮る事なかれ。高校生と言っても普通の高校生ではなく、オペラやミュージカルの勉強を専門的に学習している高校生なので全くの素人ではありません。音程はもちろん正確ですし、表情や仕草なども素晴らしいものでした。やっぱり実際に目の前で観るミュージカルっていいものです。クラッシックの音楽にしてもアイドルのコンサートにしても、テレビなどの映像で観るよりも、実際に目の前で観る方が迫力が違いますよね。それと同じです。

私は昔からミュージカルが好きで今までにもいろいろな演目を観てきましたが、今日は久し振りに感激した1日となりました。今ちょうど劇団四季でも「サウンドオブミュージック」のミュージカルをやっています。学生の皆さんでしたらかなり安い値段で観ることができます(もちろん席の制約はありますが)ので、機会がある方は1度いかがでしょうか?

感激や感動することで演奏するピアノの音にも幅が出てきます。ピアノの曲でもオーケストラの曲でもミュージカルの曲でも、いろいろ聴いて吸収していって欲しいと思います。
ここのところ有り難いことに何名かの方からお問い合わせを頂いています。今月から新しく入会された生徒さんもいらっしゃいますし、来月からレッスンを始められる生徒さんも何名かいらっしゃいます。

入会説明をさせて頂くときに保護者の方からよく「家で教えることが出来なくて・・・」と言われるのですが、自宅での練習時に、お子様には教えるのではなくコミュニケーションを取ってもらいたいと考えています。レッスンノートの内容を確認していただき、適切な声かけや演奏を聴いたり、必要なら注意を促す・・・などのサポートをお願いします。もちろん褒めることも忘れずにお願いします。

生徒さんの年齢にもよりますが、出来ていなければ何度もこちらで注意もしますし、説明もします。生徒さんにとって先生は2人もいらないので、自宅ではサポート役を徹底して欲しいと思います。特に保護者の方がピアノを上手に演奏される方でしたら、お子様が弾いているピアノをじっと聴いていられないことが多くあるようです。保護者の方と同じように弾けるのでしたら、習う必要はありません。弾けるようにするために習っているのであって、保護者目線からすると忍耐が必要な場面もあると思います。

お子様が楽しくピアノを学習していけるように、持ち上げたり褒めたりなどの自宅でのサポートを是非お願いします。その場限りの技術ではなく、生徒さん本人が理解した技術でなければ自分のものにはなっていきません。その為にはコミュニケーションを取って見守って欲しいと思います。
「もう無理」という限界は誰が決めるのでしょうか?もちろん自分自身です。大人になってくれば、いい加減、無理なのか無理でないのかわかってきます。

小学生の生徒さんで「え〜無理無理」と言うことが口癖になっている生徒さんがいます。習い事でも学校の勉強でも、進んでいけば難しくなっていきます。新しいことが出てきたときには少し難しくなっていますから、無理なように感じるかも知れません。「難しい」と感じるのは自然なことだと思いますが「無理」と断定してしまうのは早いような気がします。

「これ以上は無理」という限界は、チャレンジをして努力をしてみてから言えることであって、やってもいないのに限界は決められません。自分で早めに限界を決めてはいけないのです。「無理無理」という前にできるようになる為の努力をしましょう。

物事を前向きに考えるのか後ろ向きに考えるのかは、小さいときの体験の影響が大きいと言われています。周囲の大人の言葉だったり対応によって、お子様の考え方はそれぞれです。できれば前向きな考え方で希望を持って進んでもらいたいと思っています。チャレンジをして失敗したとしても、1度や2度の失敗なんて大したことではありません。コツコツと希望を持って進んでいきましょう。
今日は1日中雨でしたが、私は研修会に出かけてきました。日頃は偉そうに(?)レッスンしている私ですが、今日は教えてもらう生徒の立場でした。(生徒の皆さんの苦労わかります)研修会へは年に何回か土日に参加したり、レッスンをお休みさせてもらって参加しています。

私がピアノを習い始めた頃は「バイエル」という教則本しかなかったのですが、今は本当にたくさんの種類があります。神田ピアノ教室では「バイエル」のテキストは基本的に使いません。何故かというと、このテキストはト音記号の高いドから学習に入り、ある程度のところまでいってからでないとヘ音記号の学習に入らないからです。はっきり言ってしまえば、どうせ覚えなければいけないのですから学習する順番なんてどうでもいいのですが、この方法で学習していくと、ヘ音記号アレルギーに陥ってしまうのです。生徒の皆さんはよくわかっていると思いますが、ト音記号は音がさっとわかってもヘ音記号は苦手だと感じていませんか?同時に学習していてもそうなるのですから・・・

話が脱線してしまいましたが、教材についての指導法の研修会や楽しくレッスンをしていく為の講習会など、ピアノ講師向けにたくさんの勉強会が行われています。生徒の皆さんに、より良いレッスンを受けてもらうために私もがんばっていま〜す。
夏休みが終わったと思ったら、今年はシルバーウィークで5連休がありました。生徒の皆さんも5連休の間にお出かけをされていたようで、ピアノがちょっと・・・と言う生徒さんも多く見られました。これから秋に向けて学芸会や音楽会、合唱コンクールもありますから、あまり気を抜いてばかりもいられません。

でも夏休み同様、連休にしかできない体験や経験もありますから、大いに遊んだ後は頑張ればいいだけのことです。実際に体験したこと、自分の目で見たものなど、経験したあらゆるものが生かされていくことと思います。それはピアノ学習においても同じです。曲に対するイメージをふくらませたり、経験からくる知識によってピアノの音にも幅がでてきます。

来週は早いもので10月に入ります。次の長期のお休みは冬休みです。ボケボケしていると、すぐに冬休みがやってきます。ここらで気を引き締めてピアノの練習にも励みましょう。
神田ピアノ教室に通ってこられる生徒さんは実に様々です。真面目に練習に取り組んでおられる生徒さんもいらっしゃれば、練習が足りてないなぁと感じられる生徒さんもいらっしゃいます。

生徒さん自身も練習が足りているのか足りていないのかわかるようで、「今週は練習やったからできるよ」なんて自己申告される生徒さんもいます。そうなんです!ピアノって練習をしないと弾けるようにはならないのです。練習といっても毎日コツコツが大切で、1週間に1度の練習だけど5時間弾く練習よりは、30分を毎日の方が上達します。トータルの練習時間は短くても、コツコツが重要です。

「やったらできる」は言い換えれば「やっていないからできない」になります。1週間後のレッスンなんて、すぐにやってきます。生徒の皆さんは「やったらできる」と「やっていないからできない」のどちらを選びますか?
1曲をきちんと仕上げるためには、音とリズムを正しく弾いているだけではいけません。楽譜の最初にはアレグロやモデラートと言った速度の表示がありますし、楽譜の中には強くやだんだん弱くなどの強弱記号も書いてあります。速度用語や強弱記号の他にも「歌うように」と言うような音楽用語もありま す。これらを忠実に守って曲は仕上がります。

初めて練習する曲は、最初からその曲の速さ通りには弾けませんから、ゆっくりのテンポでの練習になると思います。練習を進めていくとだんだん上手に弾けるようになっていきますので、上手になってきたと感じたら、その曲本来の速さを1度確かめてみるようにしましょう。ゆっくりのテンポの曲ならばそのままでもよいのですが、速い曲の場合は、できるだけ指定された速さに近いテンポで弾けるように練習を進める必要があります。

いつまでもゆっくりの速さで弾いていると、その速さから抜け出せなくなっていきます。最初から慌てて弾く必要はないのですが、「本当はこんな速さなんだ」と言うことがわかって練習をするのと、何も考えずに練習をするのとでは、曲が完成するスピードも違ってきます。

楽譜の中に書いてあることを守ると言うことは、作曲者の意図を守ることでもあります。それは、その曲が求めていることです。何を求められているのかを考え演奏することが出来れば、素晴らしい曲に仕上がるでしょう。
生徒の皆さんに1冊ずつお渡ししているレッスンノートですが、これって中学生以上の生徒さんにはお渡ししていないことをご存じでしょうか?レッスンノートは、レッスン内容や注意事項、次月のレッスン予定などを記しているノートです。保護者の方向けに書いているノートになります。

小学6年生までは使っているのですが、6年生の途中でノートが終了になった時を最後に、生徒の皆さんにはお話をさせていただいています。私の個人的な判断ですが、中学生からは大人の仲間入りです。電車や飛行機の運賃も大人と一緒の金額になりますよね。勝手な言い分ですが・・・。レッスン中の注意や連絡等、これからは自分がしっかりと管理していく為にも、ノートに書くことはやめていきますので、6年生のみなさんにはしっかりしてもらいたいと思います。

保護者の皆様は不安なこともあるかと思いますが、レッスン予定は出席カードに書いておきますし、何かいつもと違うことを感じたときには、お電話を差し上げるようにしています。もちろん気がついたことがあればお電話をかけて頂いたり、メモ書きしてくださって構いません。生徒の皆さんと、保護者の方、そして講師の3人の信頼関係が成り立って上達していきます。いつでもご相談ください。