早いもので今年もあと1ヶ月となりました。クリスマスや冬休みが近づいてきて、何となく心躍る時期ですね。年の初めにはいろいろな目標や計画を立てられた生徒さんもいらっしゃると思いますが、順調に進められたでしょうか?

ピアノ学習は練習をしなければ上達しないので、前に進むことはできません。上達の度合いはピアノ学習を始めた年齢にも関係してきますので、同じ学年のお子様同士でも全く違ってきます。「○○ちゃんよりも上手になりたい」と他のお友達と比べることよりも、昨日までの自分と比べてみましょう。昨日よりは今日、今日より明日・・・結局は自分との戦いです。1日1日の上達は少しでも、1週間、1ヶ月と時間の経過に伴って、できなかったことができるようになっていたら良いのです。

年が明けてしまえばすぐに進学、進級の季節です。時間は待ってはくれません。今年の残りの1ヶ月を、昨日までの自分と比べて過ごしてみてはいかがでしょうか?
中学生、高校生になってくると学校生活がとても忙しくなってきます。部活動や定期試験など、頑張らなければならないことがたくさんあります。

そんな中でもピアノを続けていること自体大変なことなのですが、忙しくて練習に時間が取れない日でも1日に1回は曲を弾くように言っています。特に小さい頃からピアノ学習を続けている高校生は、練習している曲も簡単ではありません。♯や♭がいくつもついた曲を弾きこなしているのですが、忙しいからと言って練習を2〜3日休んでしまうと、途端に指が動かなくなってしまいます。それは本人が1番わかっています。

せっかく譜読みをした音を忘れない程度、指が動かなくなってしまわない程度でよいので、ピアノに向かうようにしましょう。でもこれは本当に忙しい時の応急処置に過ぎません。練習時間が取れるときにきちんと練習をしているからこそ通用するのであって、日頃から1日に1回の練習では困ります。

小学生の生徒の皆さんは、今の間にしっかりと基礎力をつけ、練習することが苦にならない状態を作っておくことが大切です。特に6年生の生徒さんは、あと3ヶ月で中学生です。ピアノとの両立を目指して頑張っていきましょう。
教室生ページのお知らせ欄を時々見ていただいているでしょうか?お近くのステップ情報を載せているページです。

早くも来年度のステップ情報が発表になりました。これからもわかり次第、情報を更新していきますので参加希望の方、興味がある方は時々チェックしてください。来年度のことですので、学校などの行事予定がはっきりしない間は申し込むことはできませんが、参加を考えている生徒さんは、いつでも相談してください。

練馬区や板橋区、所沢などで開催されるステップは何故か人気で、締め切り日を待たずに定員がいっぱいになる地区となっています。通常の締め切りは開催日の1ヶ月前なのですが、人気があるホールの場合は2ヶ月前に締め切ってしまうこともあります。

ステップの要項は教室に用意してありますので、ご入り用の方はお声かけをお願いします。
何度弾いても同じ箇所でつっかえたり止まったりしていることはありませんか?いつも同じ箇所ができない生徒さんは部分練習が足りていない証拠です。

今日の生徒さんの中にも3週間ぐらい同じ曲を練習している生徒さんがいるのですが、毎回できない箇所は同じなのです。話を聞いてみると部分練習をやっていないとのこと。通しの練習だけでは、上手な所はより上手になりますが、できない所はいつまで経ってもそれなりのままです。要するにできている所とできていない所の差は開いたままなのです。

曲を仕上げるためには、できない所をできるようにしなくてはいけません。それには、できない部分だけを取り出して部分練習をする必要があります。練習する曲のレベルが上がってくれば難しくなっていくのは当然ですから、部分練習を取り入れる機会も多くなっていきます。

通しの練習ばかりしていて「できない」と悩むよりも、時には練習方法を見直して部分練習を取り入れてみましょう。できない所を集中的に練習することで、結果的に曲の仕上がりは早くなりますよ。
小学生以下の生徒さんには必ず用意させていただいているレッスンノートですが、保護者の皆様は目を通していただいているでしょうか?

ピアノのレッスンは私と生徒さんの2人で行っていますので、レッスンでどんなことを学んでいるのか、何ができて何ができなかったのか・・・など簡単ですがレッスンノートに記しています。注意事項や連絡事項、次月のレッスン予定なども書いています。お迎えをされる保護者の方には直接お話をしていますが、そうでない保護者の方にはこのレッスンノートが重要な役割を果たすことになります。お勤めをされていてどんなに忙しくても、このレッスンノートだけは目を通すようにお願いします。

また、保護者の皆様からの連絡しておきたいことなどある場合にも、このノートを活用していただいて構いません。実際に、気になったことやおうちでの練習方法などについて連絡をしてくださる保護者の方もいらっしゃいます。とても嬉しいことです。メモ用紙でもいいですし、レッスンノートでもお好きなやり方でいいのですが、私からの一方的なノートではなく、大いに活用して円滑なレッスンを進めていきたいと思います。
中級レベルの曲を練習するようになったら、次に弾く新しい曲の練習に入るときに、最初に曲の速さをメトロノームで確認するようにしましょう。

どんな曲でも最初から速い速さでの練習はできないので、ゆっくり丁寧に練習をすすめていきますが、曲の本当の速さを知っておくことで曲の仕上がりに差が出てきます。上手に弾けるようになっているのに、いつまでもゆっくりゆっくり弾いている生徒さんがいます。最初に曲の速さを知っていると、その速さに近づけて練習を進めることができます。

ゆっくり上手に弾けていることに満足するのではなく、曲本来の速さで弾けるようにしていくことが大切です。ゆっくり弾いている時間が長くなってくれば、指がゆっくりに慣れてしまってなかなか速く弾けなくなってしまいますから、時には自分を追い込んでメトロノームに必死についていく位の練習も必要になってくるでしょう。

もちろん、ゆっくりの曲を速く弾くように言っているわけではありませんよ。ゆっくりはゆっくりのまま、速い曲は速く、指定された速さで曲を仕上げていくようにしましょう。
12月25日に行った小学生のクリスマス会も無事に終了いたしました。参加された生徒の皆さんは充分に楽しまれたでしょうか?

1人2曲ずつを演奏してもらうことが恒例になっているクリスマス会ですが、他のお友達の演奏を聴いて、それぞれにいろいろと思うことがあるかと思います。他のお友達と比べて「上手、下手」と言うことではなく、「あの曲素敵だな」とか「ああいう演奏したいな」と感じてもらえたら嬉しいです。今のその気持ちを大切に来年も練習に励んでくださいね。

神田ピアノ教室では、クリスマス会を最後に今年のレッスンを終了しています。次のレッスンは1月となります。曜日によってレッスンがスタートする日は違ってきますので、レッスンノートや出席カードで確認をしていただき、レッスン日を間違えることのないようお願い致します。1月からも元気にピアノのレッスンを始めていけるよう、体の調子を整えて来てくださいね。
12月28日(月)は光が丘IMAホールでピティナ・ステップがありました。何度も参加されている生徒さんもいらっしゃいましたが、今回が初めての生徒さんもいらっしゃいました。

ステップの曲決めでは、通常練習している曲よりもランクアップした選曲をします。それは、いつもの練習よりも時間をかけられるので難しい曲に挑戦できるからです。ですから、レッスンも厳しくなります。簡単には弾けないので、生徒の皆さんも必死になりますが、私も曲の完成度を高めるために必死になります。口調も厳しくなったり・・・。でも皆さん本当によくついてきてくれて、今回のステップでは素晴らしい演奏ばかりでした。

初めて参加された年中の生徒さんは堂々としていて、とても初めてのステップとは思えないくらいでした。繰り返しを少し省いてしまったことがくやしかったらしく大泣きだったらしいのですが・・・。演奏は最高の出来だったと思います。小学生の生徒さんは、リズムを正しく取ることに苦労をしました。数えながらの練習が何週間も続きましたが、途中であきらめることなく頑張って練習をしてくれました。

ステップに参加をすることは自分を成長させてくれるので、良いことだと思います。また他の方の演奏を聴いて次の目標ができたり、弾きたい曲が見つかったりすることもあります。ステップを利用してより成長できるよう、頑張って欲しいと思います。来年のステップ情報は随時更新していきますので、チェックもお願いしますね。