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2016/07/01(金)
のっぺらぼうおばけ
「のっぺらぼうおばけ」を知っていますか?顔に目、鼻、口がなく、表情がないのぺ〜としたおばけです。実際には見たことはないのですけど・・・。
「のっぺらぼうおばけになってるよ」とよくレッスン中に言ってます。強弱記号を学習してきた生徒さんには、よく注意する言葉です。要するに、曲に表情がないのです。曲の最初から最後まで音に強弱がないので、聴いていてつまんない。きっと弾いている生徒さんもつまんないと思います。楽しく弾きたいのか、静かに弾きたいのか、ダイナミックに表現したいのか・・・音にも表情をつけないと曲は生きてきません。
強弱記号も最初は強く、弱くから始まりますが、学習が進んでいくと、だんだん強くや少し弱くなど種類が増えていきます。その一つ一つを弾き分けていくことで曲に表情がついていくのです。
強弱記号を学習した生徒さんは、のっぺらぼうおばけで弾くことなく、楽譜の中のあらゆる情報を読み取り、表情豊かな演奏を心がけていきましょう。
2016/07/04(月)
お子様の観察を
暑い日が続いています。大人でもウンザリするような気候ですから、子供はもっと・・・特に未就学児の小さなお子様は、無理がきかない年齢です。
せっかくレッスンに来てくださっても、途中から気分が乗らなくて弾くことをやめてしまう生徒さんがいます。毎日遅くまで起きていたり、疲れがたまって眠くなってしまったり・・・。気分が乗らないだけなら弾くこと以外でレッスンを乗り切れるのですが「お腹が痛い」「頭が痛い」と体調の不良を訴えられると、無理なレッスンはできなくなります。そうなるとどうしても、保護者の方に来ていただくことになりますので、日頃からお子様の観察をお願いしたいのです。
毎年お話しさせていただくのですが、レッスン中に寝てしまう生徒さんもいます。ピアノの椅子に座って眠ってしまうのです。遊びなら無理ができても、ピアノや勉強は無理がきかないことってよくあることです。大人が考えているようにはテキパキと動けなかったり、休養も十分過ぎるほど必要な場合もあります。
お子様の状態は保護者の方が一番ご存知でしょうから、暑い季節は特に無理をすることなく、元気にレッスンに臨めるよう配慮をお願いします。
2016/07/05(火)
たかが15分されど15分
この1ヶ月程で驚異的に上達している生徒さんがいます。6月から45分レッスンをスタートされて、楽器もキーボードから電子ピアノに変わった生徒さんです。
ピアノが好きな様子は伺えるのですが、あまり積極的でもなく淡々とレッスンをこなしていた生徒さんでした。ところが、電子ピアノになって「45分レッスンをしたい」と言う本人の希望で始めた途端、上達スピードが速いのです。キーボードから88鍵の電子ピアノになって、表現する楽しさを感じているのかもしれません。本当にベストなタイミングで、練習する環境が整ったのだと思います。
日頃の練習も熱心に取り組んでいらっしゃるので、レッスン時間が15分延びたことにより今までよりも多くのことを学ぶことができますし、できていない箇所はじっくりと、できている箇所はどんどん先に進むことができます。その結果、嬉しくなってさらに熱心に練習に取り組むことができるのだと思います。私としても、15分も長くレッスンをするからには上達して欲しいので、どんどん引き上げていきます。これについてきてくれる生徒さん、結構な根性の持ち主です。
練習がきっちりできていて上達を望む生徒さんは、45分のレッスンに切り替えられてもいいと思います。ただし、日頃の練習ができている生徒さんに限ります。上達はしたいけど練習はしない生徒さんは、45分レッスンにする意味はありません。レッスンではなく練習になりますから、もったいないです。たった15分のことですが、この15分が大きな意味を持っていることも事実です。
今日のお話の生徒さんは、ピアノ学習を始めてまだ1年未満の生徒さんですが、12月のステップでは大曲に挑戦する予定です。楽しみですね。
2016/07/06(水)
弾けない理由を考える
1曲を通して弾いている時に、どうしてもつっかえてしまう、止まってしまうことってありませんか?どうしてそうなるのでしょうか?理由を考えることはとても大切です。
「今週は練習する時間がなくって・・・」と言うのなら弾けなくて当たり前。練習を頑張りましょう。「練習をしているけど弾けない・・・」と言うことであれば、自分が何につっかえているのか考えてみてください。楽譜を見ていて、音がパッと頭に入ってこない場合は、音読みをさっさと出来るようにする必要があります。楽譜を見ながら五線を数えていたのでは、スルスルと弾くことはできません。加線が何本もあるような音ならともかく、五線の間にある音は機械的に読めるようにすることが基本です。
音はわかっているけれど、手が鍵盤の上で泳いでしまう生徒さんは、弾くことに慣れる必要があります。その場合は、通しの練習を繰り返しするのではなく、フレーズや何小節かごとに区切って練習をしなければいけません。少しづつ上手に弾ける小節を増やしていくのです。レッスン中によく言っている部分練習や5回練習をしましょう。
いつも言っていることですが、闇雲に何度も何度も通しの練習をしていても、つっかえ弾きや止まり弾きは直りません。通しの練習をするのは上手にスラスラと弾けるようになってからです。弾けない理由を考えて、スラスラ演奏を目指しましょう。
2016/07/07(木)
成功体験が成長の鍵
3拍子がどうしても弾けなくて、何ヶ月も奮闘した生徒さんがいます。年齢もまだ小さくて年中の生徒さんですが、今週見事に3拍子をマスターすることができました。3拍子って、3拍目を長く伸ばしてしまうことが多く、4拍子になってしまうのですよね・・・。
本当に根気強く練習に取り組まれたと思います。できないからと言って諦めてしまえばそれまでですが、今回のような成功体験は、お子様を成長させてくれます。お子様自身のできた時の喜びが大きいのはもちろん、保護者の方も喜んでくれるし、ピアノの先生も喜んでくれる、結果、お子様の自信につながり次への意欲にもつながるのです。成功体験は大きなことでなくて構いません。音を1つ多く覚えた、1曲進んだ、などの小さな喜びの1つ1つが大きな自信となっていきます。そして褒める時には大げさなくらい、褒めてあげてください。身近な人に褒めて認めてもらうことは、何よりの自信になるはずです。
さて、この年中の生徒さん、ピアノ学習を始めて1年ですが、最近はレッスンに対する態度も真剣そのもの。ついこの間までは、できなかった時にわーわー泣くこともありましたが、何度も挑戦する根気強さが身についてきました。これからも成功体験を積んで、さらなる成長を見せてくれることでしょう。楽しみな生徒さんです。
2016/07/08(金)
尻もち?
スラーを学習した生徒さんには、スラーが切れている音で優しく切って演奏するように指導しています。スラーは音楽のまとまりですから、必ず音を切って演奏しなければなりません。
時々、スラーの最後の音の切り方が、乱暴な切り方になっている生徒さんがいます。まるで「尻もち」をついて転んだ時のように「ドスン!」と音を押さえつけて切っているのです。これでは音楽が雑に聴こえてきますし、綺麗ではありません。本来のスラーの切り方は、ふっと優しく切るものです。軽く鍵盤から指を離すようにして切るようにしましょう。
スラーを切ることを学習したばかりの生徒さんによく見られるのは、スタッカートのように切ってしまうこと。スラーを切ることはスタッカートとは違います。スラーを切ることを意識しているのはわかりますが、やはり優しく切らなければいけません。自分の音が乱暴なのかどうか、自分の耳でよく聴くことが大切です。
音やリズムを正しく弾くことは基本中の基本ですが、それだけでは曲が仕上がったことにはなりません。尻もちをついて転ぶと格好が悪いように、音の尻もちも格好が悪いです。自分の音をよく聴いて、格好の良い音楽を目指しましょう。
2016/07/09(土)
やっぱり数えなきゃ!
いつもいつも言っています。自分が練習している曲は、自分で数えて弾けるようにすることを。順調に上達していた生徒さんでしたが、いつの頃からか数えることをやめた途端、気がついたらリズムがぐちゃぐちゃになっていました。
ステップに参加希望でしたが、これではOKは出せません。毎回毎回、ひたすら数えて弾くレッスンが続きました。辛いレッスンだったと思います。そしてようやく今週、正しいリズムで弾くことができました。でも「あ〜良かったね」とはなりません。ここからが曲作りのスタートです。
きちんと数えて弾くことができている生徒さんは、リズムの間違いなく弾いてくれます。ですから、すんなりと曲作りのレッスンができるのですが、リズムや音の間違いが多いと、まずはそれらを訂正することから始めなければなりません。その分、遅れをとってしまいます。今回、自分の身をもって数えて弾くことの重要性を感じてくれたと思います。
本当にしつこいくらいに何度も言いますが、数えて弾けない生徒さんに上手な生徒さんはいません。何も一生、数えて弾くように言っているわけではないのです。頭の中でリズムが確立されてくれば、数えなくても弾けるようになります。それまでの間は、数えて弾くことを怠らないようにしていきましょう。
2016/07/10(日)
話はちゃんと聞こう
ごく少数の生徒さんですが、弾き方の説明や話をしている時に、ピアノを弾きながら聞こうとする生徒さんがいます。弾きたい気持ちがあるのはわかりますが、ピアノの音を出しながら他の人の話を聞くのは、話をしている人に対して失礼な行為だと言えます。
何かをしながら話を聞いていても、真剣に聞いているようには思えません。もちろん、ピアノの音を出すことを止めるように注意をしますので、話をちゃんと聞くことにはなるのですが、こういった行動は小さな生徒さんではなく、小学校4年生以降の高学年の生徒さんに見られます。学校でも注意をされていると思います。例えば朝会の校長先生のお話の時、お友達と喋りながら聞いていたら注意をされませんか?授業中に先生が説明をしているのに、お喋りをしていても注意をされているはずです。
特にピアノのレッスンは1対1で行っていますから、他の誰かに向かって話をしているわけではありません。話の内容をきちんと理解するためにも、話はちゃんと聞くようにしましょう。話を聞く側の態度について、お家でもお話をしていただけると、より理解が深まっていいと思います。
2016/07/11(月)
どこの親も一緒
生徒さんのお母様との会話で「できないと、ついつい怒ってしまう・・・」とおっしゃっていました。わかります!わかります!うちだって高校生の娘相手に「なんでできないのだろう?」とついつい声を荒げて怒ってます。
母という立場は忙しいです。どこの家庭も一緒です。そんな中、さっさとできない子供に苛立ってしまいます。でもよく考えてみると、怒ったって声を荒げたってできないものはできない!子供の今ある現状を受け入れて、認めて向き合わないと先には進めません。
お子様の年齢が小さければ小さいほど手はかかります。その小さい時に手を掛けておくと、大きくなってから本当に楽です。きちんと子供は自立します。お子様に向き合う時も、否定的な言葉で向き合うのはおすすめできません。子供が自信を持てなくなります。間違えたってやり直しはいくらでもできますから、上手におだてながら(?)進めていく方がよいでしょう。
偉そうな物言いになってしまいましたが、自分自身への戒めでもあります。ついつい怒ってしまう・・・私もそうですから。気をつけないといけません。子供って面倒くさ〜い!と感じているのは私だけでしょうか?どこの親も一緒だと思いますけど・・・。
2016/07/12(火)
マスク着用中です
レッスン中にマスクを着用しています。普段マスクをつけることなんてないので、生徒の皆さん、私のマスク姿に驚かれているよう。心配ご無用です。風邪を引いたわけではありませんので。
実は、前歯が差し歯だったのですが、飲み込んでしまいました。今、歯抜けババア状態なんです。小学生の時に、ジャングルジムで遊んでいて歯をぶつけてしまって、歯が半分になったので、その時からの差し歯なのですが、あろうことか飲み込んでしまい、オーダー中です。「あれっ!なんか変!」と感じた時は飲み込んだ後でした。トホホ・・・。
前歯がない状態ってとてもとても皆様に見せられるものではなく、仕方なくマスクをつけることにしました。若くはありませんが、余計に年寄りに見えるのです。前歯がないと・・・。そんなこんなで1週間ほど時間がかかるようで、まだまだ見苦しい姿が続くことになりますが、ご了承ください。マスクをしていてもレッスンはいつも通りです。がんばりますよ〜。
2016/07/13(水)
やるしかない!
来週には夏休みに入ります。中学生の生徒さんは、合唱コンクールの伴奏の練習時期でもあるのですが、今年は軒並みオーデションになるようで、かなり厳しい戦いになりそうです。
中学生・高校生が忙しいのはわかっています。特に3年生の夏休みは受験勉強もあります。夏休みの練習も大変ですが、卒業式でピアノを弾くお子さんは、それこそ受験勉強とピアノの練習が同時進行になります。受験が終わってからの練習では間に合わないからです。我が家の二人の子供たちも経験していますから、子ども自身が辛くて大変なことはわかっています。でもやるしかないのです。
自分が弾きたくて選ばれたいのであれば、忙しくてもピアノに向かわなければなりません。それを決めるのは自分です。練習はしたくないけど学校では弾きたいなんて、そんな都合の良い話はありません。学校で活躍した過去の生徒さんも皆、両立させて活躍されてきたので、できないことはないのです。
オーデションに挑戦するしないは自分で決めることです。私が指示するものではありません。挑戦すると決めたならば、忙しくてもやるしかない!厳しい物言いになりましたが、間違った事は言っていないつもりです。頑張る生徒さんは応援しますから、よく考えて決断してください。
2016/07/15(金)
もったいない生徒さん
レッスンをしていて、「もったいないなぁ」と感じる生徒さんがいらっしゃいます。何がもったいないのか・・・?練習をしない事がもったいないのです。
毎回ではありませんが、大抵の生徒さんに初見演奏をしてもらっています。初見演奏をしてもらうと、音がパッと読めているのか、リズムが理解できているのかがわかります。この2つはピアノを弾くための基本ですから、できていなければ強化する必要があります。ただ中には、初見演奏できちんと数えながら弾けて、音もパッと読めている生徒さんがいます。素晴らしい事です。その場合は、また別の新しい曲が宿題になるのですが、その宿題の曲を練習してこないのです。これは、もったいないことです。
レッスンの中で初見演奏ができるという事は、宿題の曲も弾けるはずなのです。きちんと練習さえしてくれれば1週間で十分弾ける曲です。それなのに練習をしてこないので、先に進む事ができないのです。上達のスピードが落ちてしまいます。私からすると本当にもったいないのです。基本ができているので、どんどん進んで欲しいなぁと思うのですが・・・。
生徒さん本人には「もったいないよ」とお伝えしています。できるはずなのにやってこないなんて、やっぱりもったいない!「もったいない生徒」をやめて上達スピードを上げていきましょう。
2016/07/17(日)
夏休みはチャンス!
夏休みが目の前まで迫ってきました。生徒の皆さんは、夏休みのプールがあったり部活の合宿があったり、夏休みに行われる行事もあるかと思いますが、ピアノの練習も十分にできる夏休みがやってきます。
学校の学習にしても苦手な科目を克服したり、理解ができていない単元をできるようにする絶好の機会が夏休みです。それはピアノにも同じ事が言えます。音読みを早くできるようにしたり、弾き込む練習をいつもよりもたくさんしたり、日頃はおろそかになっている事に取り組んでみてください。夏休みに学習してきた事は、9月以降に必ず現れてきます。目に見える形ですぐに現れなくても、長い目で見ればこれから先のレッスンがスムーズに進むはずです。
大きな生徒さんばかりではなく小さな生徒さんについても、習った音を読めるようにするのはもちろんですが、これから学習するであろう音を読めるようにしておくと、かなり楽になります。音読みは基本中の基本ですから、すぐにわかるようにしておくのがベストです。夏休みのチャンスを生かして、いつもより少しだけ頑張ってみませんか?
2016/07/18(月)
夏は早いのです
先週のレッスンを終えて気になった事。爪が伸びている生徒さん結構いらっしゃいます。ピアノを弾いていてコツコツやカチカチの音がしているようでは、完全に長い爪です。
夏は体の代謝が良いので、冬の時期よりも爪が伸びるのが早いそうです。寒い冬と同じ感覚で切っていたのでは、ちょっと遅いかもしれませんね。小さなお子様の場合は、保護者の方に気をつけていただく必要があります。また、学年が上がっていても、保護者の方が切ってくださっているお家では、1度チェックをお願いします。長い爪でピアノを弾いていると、鍵盤と鍵盤のちょっとした隙間に爪が入ってしまう事があります。そうなると、爪先が割れてしまったり欠けてしまったりすることもあります。
また、長い爪で弾いていると、無意識に爪を保護するような手の形になりますので、きれいな手の形で弾けなくなってしまいます。ピアノは指先で弾くものですから、長い爪では指よりも先に爪が鍵盤に当たります。それでは弾けないので、手の形がペチャンコになってしまいます。良い手の形ではないですよね。
気になった生徒さんにはお伝えをしていますし、レッスンノートにも書いていますので対処をお願いします。爪を短く切って、思い切りピアノを弾ける環境を作りましょう。
2016/07/20(水)
なんだかなぁ・・・
中学校の合唱コンクールの伴奏者は、希望者が多ければ通常はオーデションで決めていきます。と言うか、オーデションしかないと思っていたのですが・・・。
中学1年生のあるクラスでは、投票で決まったとの事。希望者が多かったためオーデションかと思いきや、ピアノを弾いたわけでもないのに投票って。相手がどのくらいの腕前か、特に1年生なら各小学校から集まってきているので、わからないはず・・・。こんな決め方で納得できないのは私だけ?オーデションをして、結果ダメだったら諦めようもあるけれど、なんだかなぁ・・・と思ってしまいました。
また別の中学校の1年生のクラスでは、担任の先生の指名で伴奏者が決まったクラスがありました。小学校からの連絡が中学校へはいくので、小学校で活躍していた生徒の情報はわかっているのですが、挑戦したいと考えていた生徒からすると、担任の先生の一方的な決め方はどうなのでしょう・・・?やっぱり納得できないのは私だけ?
確かに、オーデションを行う学校は大変だと思います。時間も取られるし、何かと先生方の苦労もあるでしょう。でも、実力主義なのはどの世界でもあること。弾きたいのであれば勝ち取ってくるしかないと思うのですが・・・。このような出来事は私も初めてで、なんだかなぁ・・・の気持ちが今、強く残っています。今日は完全な愚痴になってしまいました。挑戦したかった生徒さん、来年に向けて頑張っていきましょう。
2016/07/22(金)
予定の把握はしっかりと
夏休みに突入しましたね。旅行や帰省など、夏休みの計画があるかと思います。ピアノのレッスンも、8月までの予定をノートや出席カードに記入していますので、ご確認をお願い致します。
レッスンのお休みや振替レッスンの連絡は、予定がわかり次第、早めに連絡を入れていただくとスムーズにできるのですが、あまりに直前の連絡になりますと、お受けできないこともあります。中学生以上の生徒さんになると、生徒さん本人と私との間で直接やりとりをして振替レッスンを決める事が多いのですが、時々、自分の予定を把握していないまま振替レッスンを申し込みされる生徒さんがいらっしゃいます。「〜かもしれない」では、お話は聞くことはできても新たなレッスン日を決めることはできません。
毎年のことですが、中学生・高校生になると部活や塾の予定が入ってきます。部活予定表をコピーして持ってきてくださる生徒さんもいらっしゃいますし、その表に他の予定を書き込んでいる生徒さんもいらっしゃいます。自分の手帳やスマホで予定を確認したりなど、さすがに中高生だなぁと感じることもあります。どんなやり方にしても、自分の予定をしっかり把握することが重要です。思ったように振替レッスンが取れないこともあり得ますので、レッスン日前後も含めて、しっかりと予定を把握するようにお願いします。
2016/07/23(土)
見た目で判断しないで
「次の曲が宿題ね」とページをめくった途端、「え〜無理!」何で?どうして?それって楽譜の見た目だけで判断しているでしょ?気持ちはわからなくもないのですが、そんな急に難しくなるわけないでしょ?
楽譜を一目見て、音符が詰まっていたら難しそうに感じます。私もそうです。休符がたくさんあるような曲だと(あんまりないけどね)簡単そうに見えたり・・・。初級段階のテキストは、どのテキストで学習をしていても急に難しくなることはありません。少しずつ順を追って進んでいますので、今までと同じように音を読んで数えながら練習すれば、普通に弾けるのです。
先週、「無理!」と言って帰って行った生徒さんでしたが、今週ちゃんと合格しました。気をつけるべき箇所を指摘して、「見た目で判断しないで弾いておいで〜」と声かけしました。そして今週「弾いてみたら簡単だった」と言って、長い曲でしたが合格する事ができました。
ちょっとした言葉かけで、気持ちが楽になることもあると思います。大変だと思っているところへ、追い打ちをかけるように「大変!大変!」と言ってしまってはやる気が起きません。時と場合にもよりますが、できるだけ楽しく練習して欲しいと思います。保護者の方の言葉かけでも変わってきます。是非、前向きな言葉かけをお願いします。
2016/07/25(月)
知識の定着を
ピアノを弾く上で楽譜を読めるようにすることは基本中の基本。口うるさく「音符カード学習」を言っているので、きちんと学習をしてくださっている生徒さんはすぐにわかります。でも、2,3回読めただけで満足していませんか?
せっかく覚えた音も、反復練習をしてしっかりと定着させておかないと、忘れてしまうのも早いのです。2,3回正しく読めただけでは、定着しているとは言えません。ミスすることなく読めるようになった時が、定着したと言えます。
小学校2年生で学習する掛け算の九九ですが、保護者の方は今でもスラスラと言えませんか?念仏のように唱えながら覚えましたよね?2年生の時にしっかりと定着させているので、何年経っても(何十年?)覚えています。それは、楽譜を読む学習にも同じことが言えます。定着させた知識はそうそう忘れないものです。
時間に余裕がある夏休みを利用して、音読みの知識の定着を図りましょう。そうすることで楽譜を読むスピードが早くなり、結果、ピアノの上達も早くなります。楽しくピアノ学習を進めることができるでしょう。
2016/07/27(水)
無理はしない・させない
夏休みに入って1週間。楽しい夏休みかと思いきや、熱を出したりなど体調を崩している生徒さんが何人かいらっしゃいます。寒い日があったり暑い日があったりで、体調も崩しやすいのかもしれません。
熱が出てしまったものは仕方ないです。無理にピアノや勉強をやっても、頭の中には入っていきません。それよりも、何もかも投げ出して(?)体を休めるのが1番です。元気な時の無理は効きますが、体が弱っている時の無理は、体の調子を余計に悪くしてしまいます。
私なんて「もう無理!」と感じた時は、子供なんてほったらかしで寝てしまいます。我が家の子供はもう大きいので何かと頼りになりますが、お子様が小さい間はいろいろと大変なこともありますね。食事だって調子が悪い時くらい、コンビニ弁当でもいいじゃありませんか。体を治すことが優先です。
話が逸れてしまいましたが、調子を崩している生徒の皆さん、まずは体を治すことを1番に考えましょう。元気になったら練習ができなかった分を取り戻せばいいのです。保護者の皆さまも、ご自身とお子様の体調に気をつけて、無理をしない・させないで夏を乗り切っていきましょう。
2016/07/28(木)
聴いてる?
自分が出している(弾いている)ピアノの音、ちゃんと聴いていますか?ただただ弾いているだけではないでしょうか?その音、綺麗な音ですか?
同じ音を弾いていても、芯が通った音とぐしゃっとした音では全然違います。正しい音、正しいリズムで弾けていることに満足するのではなく、自分の出した音の追求をしてみましょう。その為には、自分の耳で自分の音を聴く必要があります。綺麗に響いている音とそうでない音との区別がついていないと、音の追求はできません。
バドミントンやテニスをしたことがある生徒さんならわかるかと思うのですが、ラケットの真ん中に当たった時とフレームに当たった時では、シャトルやボールの跳ね返りが違いますよね?真ん中に当たった時は気持ち良くありませんか?ピアノもそれと同じです。手の形がよく、鍵盤を下まできちんと押さえて弾いている音は、響きの良い音になります。
音の良し悪しは、耳を鍛えることで判断できるようになります。ただ弾いているだけ練習では耳は鍛えられません。意識をして自分の音を聴くようにしましょう。せっかくの立派な耳です。育ててくださいね。
2016/07/30(土)
夏祭りで・・・
ピアノ教室近くの神社でも、夏祭り開催の便りが聞かれるようになりました。夏祭りに出かけると大抵は売っているもの・・・あれですよあれ・・・ヨーヨーです。ヨーヨーってピアノが上手になる道具でもあります。
毎年、夏になると生徒の皆さんにお話していますが、ピアノは手首が柔軟でなければ綺麗な音が出ません。手首がカチカチの硬いままで弾いていると、ピアノの音もカチカチの硬い音になります。柔軟な手首を作るのに一役買ってくれるのが、ヨーヨーなのです。あのヨーヨー、何十回も続けてパンパンするのって結構難しくありませんか?それができるようになると、かなり手首は良い状態です。30回、40回・・・と長く続けてできるようにしましょう。
忘れてはならないのは、利き手ではない方の手も利き手と同じくらいにできるようにすること。これがまた難しい。利き手は簡単に上手にできるようになっても、利き手でない手は苦戦すると思います。頑張って挑戦してみてください。
夏祭りでヨーヨーを手に入れた生徒さんは、祭りが終わってヨーヨーを放ったらかしにせず、活用してみてくださいね。しぼんでいくヨーヨーを見てるだけなんて、もったいない。ピアノが上手になる宝の道具ですよ〜。