8月3日(水)は、ゆめりあホールでステップが開催されます。ステップに参加されたことがない生徒さんで、将来的にステップ参加を考えていらっしゃる生徒さんは、是非1度ステップの見学に行かれることをオススメします。

3日(水)は10時30分から1部の演奏が始まりますが、導入の演奏から始まり、基礎、応用と続きますので見学をするのにちょうど良い感じになっていると思います。自分とかけ離れたあまりに難しい曲の演奏を聴いても、もちろん学習にはなりますが、ピン!とこないでしょうから、オススメは1部の演奏です。ホールへの出入りは自由ですし(曲の途中は当然ダメですよ)、受付に申し出ればプログラムも頂けます。

ステップへの参加を決められた生徒さんには参加要項をお渡ししていますので、ステップ参加当日までの流れがわかるようになっていますが、1度見学をされると安心して参加頂けると思います。また、聴衆の雰囲気や聴衆マナーのお話についても生徒さんとお話されるのに良いかなと思います。参加する側も聴く側も、気持ち良く過ごしたいですからね。

何かわからないことや相談したいことがあれば、いつでもおっしゃってください。参加するホールによっても雰囲気は多少違ってきますが、流れ的なことは同じです。お時間のある方はぜひ1度、足を運んでみませんか?
アーティキュレーション?今日は難しい言葉が出てきましたが、アーティキュレーションとは、音から音へどのようにつながっていくかを表したものです。う〜ん、なんだかよくわかんない?簡単に言うと、スラーやスタッカート、テヌート、アクセントなどの記号です。

ピアノは、音とリズムが正しく理解できていれば取り敢えず曲になります。でもそれでは、のっぺらぼうおばけの曲です。音の一音一音に表情をつけることで、感情がこもった演奏になります。ピアノ学習を始めて1年もすると、様々なアーティキュレーションの記号を学習しているはずです。楽譜の中に書かれた情報を読み取り、表現していく力が求められます。その為には、楽譜の中の記号を意識しなければなりません。

音とリズムを正しく演奏していればいいのは、ほんの最初の時期だけです。スラー、スタッカート・・・を学習してきた生徒さん達は、記号を取りこぼすことなく、表現していくようにしましょう。目で楽譜を確認し、耳で自分の音をよく聴くようにしてください。そうすることで、より豊かで楽しい演奏ができるようになるでしょう。
レッスンの時間を間違えたり、レッスン曜日を間違えたり・・・振替レッスンが多くなるこの時期は、そういうことがよく起こります。レッスンがいつあって休みがどうなっているのか・・・保護者の姿勢も問われています。

レッスン後にお迎えにいらっしゃるお家は、直接私からお伝えすることができるので間違いはありません。レッスン予定については、レッスンノートや出席カードで確認していただくことになるのですが、(お電話で直前に振替レッスンが決まった場合は除く)保護者の方にはノートやカードを目で見て確認をお願いしたいのです。お子様と「ある、ない」の会話だけで終わらせず、目で見て確認できるものがあれば確認をお願いします。ご兄弟で違う曜日のレッスンを受けられている場合は、レッスンのお休みの週も違ってきます。お子様の予定を把握することは重要だと思います。

我が家の子供が小学生だった時の保護者会で「子供の忘れ物は親の責任です」と言われたことがあります。え〜、もう大きいのに・・・なんて思いましたが、時間割を子供が用意した後に、確認作業をして欲しいとのことでした。できていればOKですが、抜け落ちていれば注意をし、足りないものを補う作業を一緒にやって欲しいとのこと。ここまですれば忘れ物はなくなりますよね。

我が家の子供は大きくなりましたが、今でも習い事の曜日確認をしています。覚えておくことは難しいので、家族が見るカレンダーに書き込んで子供と一緒に確認をしています。これって過保護?そうではないと思います。子供のことを信用していないということではなく、間違いのないように細心の注意を払う・・・学生でも社会人でも大切なことです。間違いばかり起こしていると信用を失います。失った信用は取り戻すのに時間がかかります。間違いのないよう、レッスンには来てくださいね。
神田ピアノ教室では、バイエル下巻程度のテキストまでを初級に位置付けています。初級段階が終了すれば、大抵はブルグミュラーのテキストに進んでいくのですが、全ての生徒さんがそうしているわけではありません。

生徒さんによって、ピアノに対する気持ちも目標も違いますから、初級終了後のテキストについては、生徒の皆さんに考えてもらっています。学校で何らかの活躍をしたいと言うのであればブルグミュラーを勧めますし、楽しく好きな曲を弾いていきたいと言うことであれば、ジブリやディズニー、名曲集などから選んでいくことになります。実際、ジブリが好きでジブリの楽譜を1冊弾き込んでいる生徒さんもいらっしゃいます。

ただしこれらは全て、初級テキスト終了後のお話です。それは何故か?初級テキストで音やリズム、楽語など基本的なことを学習するからです。基本的なことを知らないまま楽譜を理解することは難しいので、初級のテキストは皆さんに学習してもらうことになります。初級テキストも最後の方になってくると、なかなか進まない生徒さんもいらっしゃいます。もう少し・・・というところで止まってしまうのは何とももったいない。「次は何の曲弾こうかな?」と初級終了後のことを考えながら、がんばってみましょう。
真ん中のド、高いド、低いドの3つのドの鍵盤の位置は、1番最初に覚えてもらう事柄です。ト音記号もヘ音記号も、真ん中のドから音を学習していきます。音と鍵盤の位置は間違えてはならないはずなのですが、最近、平気で1オクターブ間違えたまま練習している生徒さんが何人かいらっしゃいます。

譜読みを得意としていない(時間がかかってしまう)生徒さんに多いのですが、ドレミの音自体は正しく読んでいるのに弾く鍵盤の位置が違うのです。これって極端な話、音が正しければ鍵盤はどこでもいいってことになってしまいます。「何か違うよ」と指摘をしても正しいと思い込んでいる場合が多いので、なかなか気づかない。ここまでくると重症です。音と鍵盤の位置は絶対的なものですから、音を聴いて気がついて欲しいところです。

そのようなミスをしない為には、楽譜を見ながら弾いて、音の間違いがないかどうか確認をすることが大切です。自分の音をよく聴いていなければいけません。弾くことに必死で、音を聴いていない生徒さんが多いです。音に対して敏感な練習を続けていくと、鍵盤の位置と音の高さが一致してきます。目で見て確認、音を聴いて確認できると、二重の確認になりますからミスも減ってきます。ただし、長い間同じ曲で止まっていると覚えてしまいますから、どんどん新しい曲に挑戦していくようにしましょう。
学校の勉強も同じですが、学年が上がっていくと学習内容は難しくなっていきます。ピアノも進んでいけば、難しくなっていきます。難しくなった分、より丁寧な練習が必要です。

レッスン内で弾き方が間違っていた箇所は、次のレッスンまでの宿題になります。その間違った箇所の練習をどのようにしているでしょうか?ただ弾いているだけでは、間違ったものは直せません。どこをどのように弾けば良いのか、どこが間違えているのかの意識をしないまま練習を重ねても、結局は直せていないので同じことの繰り返しになります。間違いが改善されていないまま弾いている生徒さん、要注意です。わかるように説明をしているつもりですが、どのように弾いていいのかわからない場合は聞いてください。自分で理解できていなければ直すことはできませんから。

何人もの生徒さんを見ていると、指番号を無視して弾いてしまう人、数えて弾いていないからリズムが正しく取れていない人、音読みができていないので、いつも何らかの音間違いをしている人・・・など毎回同じミスを注意されている生徒さんもいらっしゃいます。これらは全て、自分の意識次第で直せるものです。いつもどんなことで注意をされているのかよく考えてみましょう。初歩的なミスを重ねている間は、表現学習に進むことはできませんので、まずは初歩的ミスをしないようにすることが大切です。

できない箇所だけを取り出しての部分練習、5回連続でミスなく弾く5回練習など、より丁寧な練習をして、曲を仕上げるようにしていきましょう。
暑い日、雨の日・・・頑張って教室に通ってきてくれた生徒さん、夏休みも折り返し地点に入りました。ピアノ教室も明日より1週間お休みになります。次のレッスンは18日(木)です。

レッスン曜日によっては2週間のお休みがある生徒さんもいらっしゃいます。レッスンノートや出席カードで、自分の次のレッスン日を確認してください。振替レッスンを設定している生徒さんは、日にちと時間の確認も必要ですよ。

今年から「山の日」の祭日が増えたので、この日を境に帰省したり旅行をしたりなど、遊びに行くこともあるかと思います。大いに遊んでください。せっかく遊びに出かけているのに、ピアノや勉強のことを考えていたのでは楽しめません。遊ぶ時には遊び、帰ってきてピアノの練習ができる状態になったら練習を頑張れば良いと思います。遊ばないでピアノや勉強ばっかり・・・無理無理!私だって遊びたい。遊びもあるから頑張れるのです。

生徒さんには、口頭でも次のレッスン日についてのお話はさせていただきましたが、わからないことがあれば問い合わせをして頂ければと思います。楽しい思い出をたくさん作って、次のレッスン日には元気に来てくださいね〜。
夏休みも残り1週間となりました。楽しいことはたくさんありましたか?そして、学校の宿題は終わっているでしょうか?思うようにピアノの練習ができなかった・・・という生徒さんも、今から頑張って練習をしていきましょう。

とっても稀ですが、8小節ほどの短い曲を4ヶ月かかっても合格していない生徒さんがいます。なぜでしょう?練習をしていないのであれば合格はできませんが、少しでも練習をしているのに合格しない場合は、練習の仕方を考える必要があります。ミスをしてチェックが入っている箇所を、一つ一つ丁寧に正しく直していく作業が必要になりますが、たった8小節の曲であっても、例えば2小節単位や4小節単位に細かく区切って弾けるようになるまで練習をしていきましょう。だらだらと8小節の曲を通しで弾くばかりの練習では、弾けなくて当たり前です。

できないことの練習は辛くて嫌なものですが、放っておいてはいつまでも上手にはなりません。それは、学校の学習でも同じこと。自分ができている問題は何度解いても楽しいですが、できない問題は楽しくありませんね。でも、だからと言って放っておいてはできないので、できるようにする為に努力をします。ピアノの練習も同じなのです。

レッスン時間内で練習の仕方を説明して、時間内で弾けるようになれば合格になりますが、時間が足らない場合は宿題になります。少しの時間で弾けるようになりますから、一つ一つ正しく弾ける小節を増やしていきましょう。だらだらの練習は時間の無駄でもあり、労力の無駄にもなります。効率よく上手になる為に、練習の仕方を考えることは大切なことだと思います。
7月の終わりには、あまり中身が入っていなかった"がんばったBOX"でしたが、8月に入って補充をしました。特に小さな男の子の生徒さんに選んでもらえるようなものがなかったので、いろいろと補充をしています。

今回は文具にこだわらず、おもちゃのようなもの(?)もいくつか入っていますので、テキスト終了間近の生徒さんは、頑張って終わらせるようにしてみませんか?同じものをたくさんの用意はしていませんので、早くにBOXを開けた生徒さんから選んでいただくことになります。

また、中学生や高校生の生徒さんにも使っていただけるような文具も補充しました。小学生でも高学年になってくると、実用的なものを好む生徒さんもいらっしゃいます。先日、ある生徒さんとの話の中で「塾で使えるものがいいなぁ」と、おっしゃっていました。塾に行くようになると使う文具も変わってきますよね。

とても期待をもたせた話になりましたが、”がんばったBOX"はあくまでもおまけの位置付けです。がんばったご褒美のちょっとした楽しみ程度に考えてくださいね。初級段階の生徒さんが、早く上達するように取り入れたものですから、初級レベルで停滞している生徒さんは特にがんばって進んでいきましょう。BOXが待っていますよ。
今日は中学3年生の合唱コンクール伴奏者のオーデション日でした。夏休みの間、ひたすら練習してきた曲の審判が下る日です。

本来なら9月の学校が始まった時点で、ある程度弾けていたらいいのですが、オーデションとなると、当然ですがより上手に演奏した人が合格するわけですから、ある程度の演奏では不合格になる可能性もでてきます。私は、他のオーデション受験者の演奏がどの程度なのかわからないので、自分の生徒さんにはより完璧に弾くように求めます。テンポはもちろん、メロディーの歌い方、間奏の盛り上げ方など、本番に近い状態で弾けるように指導します。その為には、しっかりと練習をしてきてくれないとレッスンにはなりませんので、言葉掛けも厳しくなります。

そして今日、オーデション前の最後のレッスンを経てオーデションへ。結果は合格!本当に良かったね〜。頑張って練習したもんね。いろいろ注意事項はあったようですが、まずはおめでとう!でもここで1つ問題が・・・。課題曲で受けたオーデションですが、このクラス、自由曲の練習ができていないとのこと。自由曲は誰が弾くの?これからオーデション合格者で決めるとのことですが、自由曲がこれまた速くて難しい曲なのです。中学3年生でなければ、勉強そっちのけでピアノだけ練習することも可能ですが、受験生なんだよねー。私も複雑です。

自分の子供だったらと置き換えて考えてみると、勉強も大事、伴奏を引き受けてきたならば誰よりも上手に弾いてほしい・・・。だったら難しい曲の分だけ死に物狂いで練習をしないといけない。いつでも決断するのは自分です。どういった決断をするのか・・・。冷たいようですが練習するのは生徒さん本人です。代わりに弾いてあげることはできないのです。頑張れ3年生!
コンクールやステップなどに参加すると、演奏に対しての講評がいただけます。講評の中で、音色がきれいだったとか、多彩な音色を出して・・・とか、音色について書かれていることがあります。音色って何なのでしょう?

コンクールなど、同じ楽器からの演奏で同じ曲を続けて聴いていると、明らかに一人一人違います。簡単に言えばそれが音色の違いです。楽譜上では同じ曲を弾いているのですから、出てくる音も同じ音なのに違って聴こえます。どうしてでしょう?それは一人一人弾き方が違うからです。音を出すときの指の持って行き方、手首や腕の使い方、鍵盤に触れる指の場所など、少しの違いが音の違いに現れてくるからです。

音色の違いがわかるようになる為には、弾き方も大切ですが、違いを聴き取る耳を育てなければなりません。要するに、自分の出している音をよく聴くことが大切になってきます。きれいな音なのかきれいでないのか、流れるように弾けているのかゴツゴツしているのか・・・よく聴いて自分が求める音を出せるようにしていきましょう。

最後に、音色にこだわった演奏をするには電子ピアノでは限界があります。ピアノは電気の力で音を出しているわけではありませんので、いくらピアノに近い電子ピアノだとしても限界があるのです。だからと言って適当に練習をするのではなく、ピアノでも電子ピアノでも基本は守る必要があります。手の形、指先で弾くこと、力を入れすぎない・・・など基本を守って練習をしていきましょう。基本あっての音色の学習です。
ステップやコンクール、学校の伴奏オーデションなど、挑戦や参加をすることを決めるのは生徒さん本人です。ですから、基本は挑戦する・しないは自由なのですが・・・。

時々、日頃の練習がこなせていないのに「オーデションの曲は頑張ります」とか「ステップは出たいです」とかおっしゃる生徒さんがいます。それってどうなのよ?って私は言いたい。その曲だけを必死で練習したって、結局、今の自分の実力以上には弾けません。日頃の練習ができていないものは、やっぱりできないのです。

日頃のレッスンで、メロディーと伴奏を意識している生徒さんは、曲が違っても意識をすることができますし、ペダルに慣れている生徒さんは自分の音を聴くことができています。前にもお話ししましたが、特にペダルは「耳で踏む」と言われるくらい、耳が重要な働きをします。濁った音のままペダルを踏んでいたらアウトです。音の響きに合わせて踏み替えをするのですが、簡単なようで難しい。慣れが必要になってきます。上手にペダルが踏めるようになる為には、日頃の練習曲でペダルに慣れておく必要があります。

日頃の練習はしないけど、発表会や代表には選ばれたい・・・なんて都合が良すぎでしょ?私だってそうなりたい!そんなことが可能なら、み〜んな上手に弾けることになります。ピアノは弾かなくなったら、上手な腕を維持することが困難です。今、活躍している生徒さんは、日頃の練習あっての活躍です。活躍したい生徒さんは、毎日の積み重ねをしていきましょう。