10月に入りましたね。今年もあと3ヶ月。神田ピアノ教室では、毎年12月に小学生対象のクリスマス会を開催しています。学校最終日に行っているクリスマス会ですが、今年は祭日の関係があり、12月22日の予定です。

すでに参加されたことがある生徒さんには恒例ですが、一人2曲の曲を演奏することが決まりです。普段のレッスン曲でもいいですし、新たに弾きたい曲を選んでくださっても構いません。仲のよいお友達との連弾を取り入れてもいいですし、練習が大変だと感じるのなら、私との連弾でもいいですよ!選曲の相談はいつでもOKですから、演奏したい曲がある生徒さんは、そろそろ準備に取り掛かりましょう。12月のステップに参加される生徒さんは、ステップ前のリハーサルにもなりますね。

2曲ずつの演奏が終わればお楽しみのビンゴ大会です。今年は全員の参加ですと、15名ほどのクリスマス会となります。少しずつですが、ビンゴ大会の景品も集めていますよ〜。楽しいクリスマス会になるよう、生徒の皆さん、(私も!)準備をしていきましょう。
「速いテンポで弾いているけれどぐちゃぐちゃ」と「ゆっくりのテンポだけど正確でミスしない」弾き方では、どちらが良いでしょうか?正解はもちろん後者。レッスン中に、生徒さんに投げかけている言葉でもあります。

最近特に目立つのは、速く弾いているけれど3拍子が4拍子になっていたり、1小節単位で止まったり、音間違いがあったりリズムが変だったり・・・これってどうなのよ。この状態では、曲が仕上がっているとは到底言えません。速い曲を速く弾きたい気持ちはわかるけれど、それよりも正確に弾くことの方が大事でしょ。

いろいろな生徒さんのレッスンを通して感じることは、ゆっくりのテンポで丁寧に練習をしている生徒さんは、きちんと上達をしているということ。ゆっくりであっても正確に弾けているので、あとは少しずつ少しずつメトロノームなどを使って速いテンポにしていくだけなので、曲の仕上がりがスムーズに進んでいきます。

お手本CDやYouTubeなどで気軽に聴くことができるのは、曲のイメージを掴むためには良いことですが、曲の速さにとらわれ過ぎて、中身が伴わないまま弾いている生徒さん、意外に多いです。表面上だけ取り繕って弾いていても、曲を理解したことにはなりません。第一、最初っからお手本通りの速さでなんて弾けなくて当たり前。自分がどのような状態で弾いているのかの確認をして、「ゆっくり正確」な曲の仕上がりを目指しましょう。
ピアノ学習の1番の基本は、音読みと音符の長さを覚えることです。どんなに小さくして始められた生徒さんでも、音は真ん中のドから学習をしてもらいますし、音符の長さは1つのばす音符(四分音符)から学習してもらいます。

毎回のレッスンで「これはいくつの音符だっけ?」と学習した音符や休符の長さの確認をしているのですが、きちんと覚えていない生徒さんがいらっしゃいます。音符や休符は、学習が進めばどんどん新しく増えていきますから、1つ1つを確実に覚えておかないと大変なことになってしまいます。

小学生までの生徒さんには音符の名前は覚えなくてもいいことにしています。名前を覚えるよりも大切なのは、演奏する時にいくつのばしたり休んだりするのかと言うこと。余力のある生徒さんは名前を覚えてもらって構いませんが、まずは実際に演奏する時にわかっていることが大切です。

中学生の生徒さんには、音符や休符の名前も覚えるように指導しています。通っている学校にもよりますが、学校の音楽のテスト(中学生はペーパーテストもありますから)で問題として出てくるからです。せっかくピアノを学習しているのに、学校の音楽の授業についていけない・・・なんてことは私が許しませんよ(怖っ!)

未就学児の生徒さんでも、お家での言葉掛けをしてもらっている生徒さんは、ミスなく覚えています。「うちの子、大丈夫かしら?」と不安になっている保護者の方は「この音符はいくつ?」とか「この休符はいくつの休み?」など聞いてみてください。これは考える問題ではありませんので、パッと答えが出なかったらあやふや状態です。しっかり覚えるようにしましょう。
ピアノ教室に来る前に、おやつを食べてからいらっしゃる生徒さんもおられると思います。夕方からのレッスンではお腹も減ることでしょう。でもちょっと待って!お口の中は空っぽになっていますか?

時々、お口の中に食べ物が残ったまま、通ってこられる生徒さんがいます。慌てて食べながらいらっしゃったのかもしれませんが、ピアノのレッスンを始めようとしても、いつまでも口が動いています。これでは集中してレッスンができません。大きな生徒さんになると、ガムを食べていたり、飴を口に入れたままレッスン室に入ってこられる生徒さんもいらっしゃいます。気がついたときは私からも注意をさせてもらっていますが、やはり行儀が悪いです。

ピアノのレッスンは遊びではなく学習です。学習に対する姿勢やマナーは大切なことだと思っています。知らなければ学べば良いのです。知らないことが悪いのではなく、守らないことが悪いことだと思います。今一度、お家でもピアノレッスンに対する姿勢やマナーについて話し合ってみましょう。
保護者の方が忙しいことはわかっています。特にフルタイムでのお仕事をされていると、なかなかお子様と向き合う時間が取れないですよね。でも、必要なことや教室の約束事は守って欲しいのです。

小学生以下の生徒さんにお渡ししているレッスンノート、これは保護者の方に目を通してもらいたいノートです。レッスンの内容はもちろん、レッスンの予定も書いています。レッスン日ではないのに、通っていらっしゃる生徒さんが時々おられます。レッスンノートのお返事はいらないのですが、明らかに読んでくれていない・・・と思うこともしばしばあります。

その他にも、1週目のレッスン時に納入をお願いしているお月謝ですが、忘れる生徒さんはいつも決まっています。生徒さんが月謝を用意しているとは考えにくいので、保護者の方が用意することを忘れているのだと思います。中には2週目、3週目になっても月謝の納入がない生徒さんもいらっしゃって・・・。忙しいのはわかりますが、用意したのか用意していないのか、保護者の方はわかっているはず。もう少し、気にして欲しい。

ピアノに限らず、いろいろなことに無関心になっていないでしょうか?忙しいからとコミュニケーションを取ることを忘れていませんか?保護者の方からお子様へ言いっ放しの会話ではなく、1日に5分でもお互いに向き合う時間が取れているでしょうか?厳しいことを言いますが「忙しいから」は理由にはなりません。お教室の規約は守ってくださるようお願いします。
合唱の伴奏を引き受ける生徒さんに聞かれるのは「暗譜をしないとダメですか?」ということ。合唱コンクールで時々、伴奏者が楽譜を置かないで暗譜をして弾いている場面に遭遇しますが、あれは、音楽を知っている人から見ると滑稽にも見えます。

伴奏はあくまで伴奏です。合唱曲では歌っている人が主役。主役は楽譜を見ても見なくても良いのですが、伴奏者は楽譜を置いておくものです。なぜでしょうか?緊張して楽譜が飛んでしまった時の為・・・ということもありますが、伴奏者は音楽全体を客観的に把握する必要もあります。ソリストでしたら自分だけの問題ですが、伴奏者はそうではありません。プロの演奏を見ていても、皆、伴奏者は楽譜を見ています。それは、自分がソリストではないと言う自覚もあるからです。

オーケストラの演奏を見ていてもわかるように、ピアノであれ、他の楽器であれ、ソリストは暗譜をして演奏していますが、オケの人達は楽譜を置いていませんか?これと同じです。暗譜をしているしていないの問題ではないのです。

私ごとですが、以前、クラリネットの伴奏を引き受けた時の本番のステージでのこと。クラリネットのフレーズをピアノで追いかけるところがあって、3回同じフレーズの繰り返しがあったのですが、クラリネットが4回目のフレーズに入ってしまわれて・・・。とっさに私も4回目のフレーズを弾いたことがあります。我ながら「あっぱれ!」と思いました。聴いている人たちにはミスがわからなかったと思います。

合唱の伴奏者は指揮者も見なくてはならないので、暗譜をするほど弾き込むことは大切です。例え暗譜をしていて楽譜を見ないと言う場合でも、楽譜は置いておくようにしましょう。楽譜を置かないで弾くことは格好が良いことでも何でもなく、伴奏者の姿勢が問われます。主役ではないのですから・・・。
自分が練習している曲は数えて弾けるようにすること、これは習い始めの全ての生徒さんに言っています。最初は声に出して数えます。声に出して数えることで、拍子やリズムを理解することができるからです。

ここで重要なことは自分で数えると言うこと。声に出すと言うこと。頭や体でリズムが理解できるようになるまでは、自分で数えることをしなければなりません。数えながら弾けるようになって初めて、拍子やリズムを理解したことになります。

メトロノームという数えてくれる機械があります。音楽をやっている人は大抵の人が持っています。この機械はとても便利で良いものです。が、これは、拍子やリズムを理解した人が使うもの。一定のテンポで、ブレなく演奏するために使うのですが、根本的なリズムや拍子を理解していない人は、合わせることができないでしょう。

レッスンでは、生徒さんと一緒になって数えることがありますが、横で数えていると、いつの間にか自分で数えることをやめてしまう生徒さんがいます。「自分で数えるよ〜」と声かけをしますが、お家での練習時に、ちゃんと声が出ているでしょうか?

ある生徒さんの楽譜には、123と書き込んであるのですが、自分ではなく保護者の方が書き込んでいます。本当にお子様は理解しているでしょうか?言われているからやっている、と言うのであれば、理解していない可能性もあります。未就学の生徒さんでも自分で書いている生徒さんもいます。保護者の方が先回りをしても、生徒さん本人の理解にはつながりません。自分で書く、自分で数える、できるようになるまでに時間はかかっても、本人の理解のためには大切なことだと考えます。
今日は朝から雨で寒い1日となりました。近隣の中学校の合唱コンクールの日です。オーデションを勝ち抜いて伴奏者に選ばれているので、基本的には上手なのですが、より上手に演奏できるようにレッスンをしてきました。

前にもお話ししましたが、ピアノの音って正直。「間違えたらどうしよう」と思いながら演奏していると本当に間違えてしまいますし、自信のなさが指先からピアノの音に表れるもの。本番当日に不安に思うのはナンセンスです。ミスをしないために練習を重ねてきたわけですが、ミスくらいするものです。ミスしちゃったもの仕方ない!それよりも、ミスを引きずらないで堂々と演奏できたかどうかが重要なのです。

伴奏者にはもちろん、ステップやコンクールなどでステージに立つ生徒さんには毎回言っています。「楽しんで演奏してきなさい」と。「音楽」って音を楽しむと書きます。弾いている音を楽しく弾くことが大事。その時その時の演奏を楽しまないと・・・。合唱の場合は一人で演奏しているわけではないので、指揮者も歌っている生徒さんもみんなで楽しむことが大切になりますが。

さて、今日の合唱コンクールで伴奏をした生徒さんたちは、楽しんだかなぁ?急に寒くなったので、忘れずにカイロを持って行ったかなぁと、心配事が絶えません。次のレッスンでお話を聞くまでは、ソワソワした毎日を過ごしそうです。
「無事に大きなミスもなく弾けました」と、中学3年生の合唱コンクール伴奏者から電話をもらいました。本当によく頑張った生徒さんでした。よかったね〜。

9月、10月の2ヶ月間で、新しく難しい曲を仕上げなければいけない状況でした。上手に弾ける状態まで仕上げてあげるのが私の仕事ですが、その為には本番の日から逆算して練習しなければならず、それを1番忙しい中学3年生に課さなければなりません。私も引き受けた以上は妥協はできないので、毎回のレッスンでは、厳しい課題を出すことになります。忙しい中、この生徒さんは言われた通り、課題をこなしてきてくれました。前日まで特訓は続き、無事に終えることができたのでした。

ピアノのレッスンは生徒さんとの信頼関係で成り立っています。信頼してついてきてくれなければ、上手に弾かせてあげることはできません。普段のレッスンでは、はっきり言って何ヶ月かかっても良い曲でも、披露する日が決まっている場合は、その日までに仕上げなければならないので、ゆっくりはできないのです。ですから逆に言うと、「ここまでやってきて」と言う課題は守ってくれなければ、私も責任は取れないのです。

1番忙しい中学3年生の生徒さんが1番たくさん練習をしているのですから、小学生の生徒さんが「忙しい、忙しい」と言って練習ができないのは、時間の使い方にも問題があるように思います。特に12月のステップに参加する予定の生徒さんは、レッスンノートに書いてある課題は守るようにして欲しいものです。

合唱コンクールを終えた中学3年生の生徒さんですが、ピアノは辞めずに続けて通ってくれるそうです。「頑張った結果、できた」という成功体験をしている生徒さんは、ピアノに限らず様々なことに頑張れる力を持っています。これからは、受験に向けて頑張って欲しいと思います。
絶対に禁止していることがあります。それは、楽譜の中に音名(ドレミ)を書いてくることです。音名を書いたり音符に色をつけて区別したり、そのように教えている教室もあると思いますが、神田ピアノ教室では禁止です。

せっかくピアノを習うのですから、一つ一つに音名を書かなくても楽譜を読めるようにしたい・・・というのが私の考え。最初に音名を書いてしまうと、楽譜の音を読むのではなく、ドレミのカタカナを見て弾いてしまうので、いつまでも楽譜が読めるようにはなりません。ですから、どんなに小さな生徒さんでも五線の音を読むことから始めています。

音名を書き込むことは禁止ですが、その他のことは禁止をしていません。数え方の123や1と2と3とをびっちり自分で書いてきている生徒さんもいますし、楽語の意味を日本語で楽譜の中に書き込んでいる生徒さんもいます。楽語は、意味が分からなければのっぺらぼうな演奏になってしまいます。感心するのは、私が「書いてきなさい」と言って書かせたものではなく、自発的に生徒さんが自分で書いていると言うこと。間違っていれば説明や訂正をしますので、書いた方が安心すると言うのであればどんどん書いてきてもらって構いません。

音名を書いちゃった!と言う生徒さん、すぐに消しましょうね。その場その場で弾けたとしても、理解をして弾けていることにはなりません。五線の音符を素早く読めるようにすることが上達のカギとなります。
今週は本当にひどかった・・・。生徒さんの忘れ物。ワークブック、テキストを忘れてしまったらレッスンにはなりません。一体、何をしに教室に通って来ているのかわかりません。

保護者の方が家にいらっしゃることがわかっている場合には、電話をして持って来てもらえるかどうかの確認をすることにしています。家がすぐ近くの生徒さんは取りに帰ってもらうのですが、家も遠くて保護者の方がいらっしゃらない生徒さんの場合は、どうすることもできないのが現状です。

忘れ物をしたからと言って、ガミガミ叱ったところでどうすることもできないので「気をつけなさい。次は持って来るのよ〜」くらいにしか言いませんが、忘れ物をする生徒さんは大体決まっているんです。いっつも・・・。私の勝手な考えですが、ピアノだけじゃないと思うのですがどうでしょうか?学校に持っていくものだったり、宿題だったり、必要なものを忘れていませんか?

忘れ物はちょっとの確認で防ぐことができるもの。年齢も上がってくれば、扱うものも重要なものが多くなります。笑って済ませられる忘れ物もありますが、そうでない場合もあります。小学生の間に確認するクセをつけておくようにしましょう。本当は叫びたいのです。「いい加減にしなさい!何しに来てんのよ!」
昨日は所沢ミューズキューブホールでステップが開催されました。昨日参加の生徒さんは小さいながらも、初参加ではないので堂々とした演奏でした。舞台経験も慣れって大切ですよね。

ステップでは、参加者一人一人に講評もいただけるのですが、全体講評と言って先生のお話を聞くことができます。昨日の講評では、曲のイメージを考えてみましょう・・・とのお話がありました。上級者を除いて、普段の練習曲には曲の題名がついています。その曲名から「これはやさしく弾く曲かな」とか「綺麗な流れで弾く曲かな」とか考えて欲しいと言うことでした。曲のイメージを想像して、イメージ通りに弾けるように作り上げていくことは大切です。ただただ弾いていくだけではなく、考えて弾けるようになっていくと良いですね。

そしてもう一つ。スラーについてのお話がありました。歌や管楽器は息継ぎをしないと演奏を続けることはできませんが、ピアノは息継ぎは必要ありません。ですから、曲の中のまとまりを考えて欲しいと言うものでした。どこからどこまでを一気に演奏するのか、スラーの中の盛り上げる場所はどこなのか・・・。色々考えると曲も生きてきます。音だけを追って弾いているなんて、もったいないですよ。せっかく習っているピアノです。楽しく演奏しなくっちゃ!
先日、高校生の生徒さんの保護者(お母さん)に久しぶりにお会いしました。未就学児の時から通ってくださっている生徒さんなので、長い付き合いになります。高校生にもなるとレッスンの振替や変更などの話も、生徒さんと直接お話をしますので、保護者の方とはお話する機会がありません。

道でお会いしたので長い立ち話になりましたが、その高校生の生徒さんが自宅で私のことを「第二の母」だと言ってくださっているとのこと。何だかとても嬉しく感じました。自分で言うのも何ですが、私ははっきり物を言います。良いことは良い、ダメなものはダメ。時には本物のお母さんより口うるさいかもしれません。テスト前には「勉強しなさ〜い」「遊んでばかりしないのよ」なんて、普通は言わないのかな?素直な生徒さんなので「は〜い」と返事をしてくれます。

悩み事がなくても、何か聞いて欲しいことや話したいことがあれば何だって言ってくれて構いません。解決することはできなくても、聞いてもらうだけで気分が楽になることもありませんか?ピアノの話でなくてもいいのです。楽しく毎日が過ごせていればいいのですが、何かを抱えたままではピアノの音にも影響してきます。ピアノは正直ですからね。

さぁ、また明日から「第二の母」目指して頑張ろうっと。俄然やる気が出てきましたよ〜。
ピアノでも学校の学習でも、弾けない(できない)状態では楽しくありません。ダメ出しばかりされていては、好きなものも嫌いになってしまいます。楽しく続けていく為には、ピアノの場合は、弾けるようにしなくてはいけません。

じゃぁどうするか?学習したことは覚えていくようにしなければ、先には進めません。音もわからない、音符の長さもわからない、♯や♭もわからないでは、いつまでたっても弾けるようにはなりません。一つ一つ学習したことを覚えていくことは、最低条件です。掛け算の九九を覚えていなければ、その先の算数の学習でつまずいてしまうことと同じです。

正しい音を定着させる為に音符カードで何度も学習をする、音符の長さを理解する為に数えながらピアノを弾くなど、一つ一つの課題をこなしていくようにしましょう。また、誰だって最初から両手で上手に弾けるわけではありません。自分のレベル以下の曲ならば両手で弾けますが、練習曲は順当にレベルが進んでいますから、丁寧な練習が必要です。まずは片手ずつ正しく楽譜の情報を読み取りましょう。スタッカートやスラー、指番号などの情報です。音や音符の長さを正しく弾くことはもちろんですよ。

基本的なことを理解している生徒さんには、初見演奏を取り入れてのレッスンもしています。初めて見る楽譜のどこに注意をするのか、何を見なければいけないのかのレッスンになるのですが、音や音符の長さ、♯、♭など、やはり基本的なことを知っていないと初見演奏はできません。

楽しく続けていく為には、学習したことは覚えるようにしていきましょう。「覚えるのは嫌だけど弾けるようになりたい」ってそんなの無理無理。じゃぁ、いつ覚えるか?今でしょ!
レッスンのお休みや振替希望連絡をいただく時間についてですが、午前中か夜(午後8時以降)にお願いいたします。それは、他の生徒さんのレッスン時間を有効に使いたいためです。

生徒さん本人から電話連絡をいただく場合、多分、学校から帰ってすぐに連絡をしてくれていると思うのですが、夕方の時間帯によくかかってきます。夕方の時間帯はすでにレッスンが始まっていますので、基本的には電話に出ることはありません。しかし、あまりにコールの回数が多いと、レッスンに集中できなくなるので出てしまうこともあります。「お休みします」「わかりました」の会話だけならいいのですが、振替レッスンの話にまで及ぶと話が長くなってしまいますので、レッスンが終了した夜の方が都合がいいのです。我が家の子供達はもう大きいので、帰宅時間が夜中12時なんてことがほとんどです。(すでに午前様、大学生の息子の事ですが)ですから夜は遅くてもOKです。10時や11時までならば気兼ねなくかけてきてもらって構いません。

保護者の方から連絡をいただく場合も、夜でも構いませんし、午前中でも構いません。お勤めの保護者の方は朝は忙しいでしょうから、夜になるかと思いますが、午前中に時間が取れる保護者の方は、お子様が学校に行ったあとで連絡を入れてくだされば助かります。

皆さんそれぞれに忙しい時間があるかと思いますが、一人一人の限りあるレッスン時間を有意義に過ごすために、ご協力をお願いいたします。
今はだいぶん涼しくなって、水筒のお茶を持って来る生徒さんは減りましたが、お茶についてのお願いがあります。

たいていの生徒さんはわかっているようですが、水筒のお茶はレッスン前とレッスンが終了してから飲むようにしてもらっています。どこの学校でも決まっていると思いますが、授業中はお茶は飲めないはずです。それは、授業に集中するためですが、ピアノのレッスンでも同じこと。

先日、小学生の生徒さんでしたが、ワークブックを書いている最中に飲んだり、ワークブック学習が終わってピアノを弾く前に飲んだり、あまりに目に余ったので注意をしました。学校の授業中とピアノのレッスン中は学習時間です。学校で禁止されていることはピアノ教室でも守って欲しいと思います。水筒のお茶もそうですが、お菓子を食べないことや、レッスンに関係のないものを持ってこないなどの配慮が必要です。

自宅から水筒を持たせる時には、保護者の方からもお子様にお話をして、言い聞かせてくださると助かります。大人目線で普通に常識だと思うことでも、お子様にはわからない場合もあります。最初は教えてあげなければわかりません。常識ある行動をできるようにするのは大人の役目だと思いますが、いかがでしょうか?