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2016/11/01(火)
ミスに慣れっこ?
何らかの本番で演奏する場合、ミスタッチをしたり止まってしまうという演奏は避けたいもの。練習では上手に弾けていても、本番になると必ずミスをしてしまう原因はいろいろあります。
まず練習不足。「これでもかっ!」って言えるくらい練習をしましたか?頭が真っ白になっても指が勝手に動いてくれるくらいの練習は必要です。1度や2度ミスをしないで弾けたとしても、厳しい言い方をすれば「まぐれ」なのかもしれません。ミスをしない演奏がいつも続いていないと本当に弾けたことにはならないでしょう。練習中にミスをした時に、ささーっと弾き直して先に進んでいませんか?これって、すでに耳がミスある演奏に慣れっこになっています。ミスをしたらもう一度最初から弾き直しの練習をしてみましょう。意外と最後まで行き着けないことに気付くと思います。
ミスをしてしまうもう一つの要因は精神的なこと。「間違うかもしれない」と心の中で思っていると、たいていの確率で間違います。演奏する前から間違うことが前提になっています。これでは間違って当然。もし、演奏中に「次の箇所は間違うかも・・・」って思いながら弾いているとしたら、その時点で演奏に集中していない証拠です。本当に良い演奏ができる時って、変なことを考える余裕がないほど集中しているものです。
本番ばかりを上手に弾こうなんてまず無理なので、日頃の練習を大切にすること。どうしてミスをしたのか考えること。弾いている曲を楽しむこと。ミスをしたら弾き直すことを繰り返さないで、曲の最初に戻ること。このようなことを意識するだけで格段に素晴らしい演奏ができるようになります。「ミス慣れっこ耳」を作らないために、練習の意識を変えてみませんか?
2016/11/02(水)
イメージしてみて
今、生徒の皆さんが練習している曲はどんな曲ですか?練習している曲には題名がついていますか?どんなことを思って弾いていますか?
ある生徒さんの曲の題名は「牧歌」と言う曲でした。「牧歌」とは牧人や農民の生活の詩や歌のこと。そこからイメージできるものは何でしょうか?のどかな大自然の中で牛や羊がのんびり草を食べていて、ゆったりした時間が過ぎていくような・・・。私は古い人間なので、「アルプスの少女ハイジ」のペーターを思ったりします。少なくとも、行進曲のような勇ましいイメージではないはず。となれば、どのように弾けば良いのかわかると思います。スタッカートで元気良くではありません。
別の生徒さんの練習曲の題名は「おめでとうクリスマス」何をイメージしますか?家族みんなで食べるクリスマスケーキ?おいしくって嬉しいかな?それとも、サンタさんからもらったプレゼント?何が入っているかドキドキするのかな?人それぞれ思うことは違っても、クリスマスってイルミネーションがきれいでワクワクしませんか?自分が感じているワクワクを表現するにはどんな気持ちで弾けばいい?
歌詞がある曲は、一度その詩を読んでみましょう。明るい曲なのか悲しい曲なのかで、弾き方も変わってくるはず。アニメの曲を弾く場合は、どんな場面でその曲が使われていますか?思い出してみましょう。
楽譜に書いてある音を追って弾いているだけでは、その曲に込められた思いを伝えることはできません。親子で、練習している曲についてのイメージを出し合ってみたり、小さな生徒さんの場合は、保護者の方の説明が必要な場合もあると思います。イメージをして表現することで、曲が生きてきます。一つ注意をして欲しいのは「難しくって嫌だな」と言うイメージだけは持たないで。前向きなイメージで練習を!
2016/11/03(木)
サインを見逃さないで
悩み事を抱えていたり、体の調子が悪かったりなど、何かあるお子様はそれなりにサインを出しているものです。一番近くにいらっしゃる保護者の方は、お子様の状態が一番わかるはずですから、お子様のサインを受け取って欲しいと思います。
私はピアノの先生なので、生徒さんのピアノの練習状態で、生徒さんの様子がわかることもあります。いつもきちんと練習してきてくれる生徒さんなのに、何週間たっても練習が進んでいない場合は、やはり何かあります。嬉しいことがあって練習が進まないことは考えられないので、きっと悩み事。先日の生徒さんの場合は、学校のお友達との悩み事でした。ずっと一人で悩んでいた生徒さんは、ピアノに限らず、全てのことにおいて「やる気」がなくなったとのことでした。
また別の生徒さんは、何度弾いても音の乱れがあって、演奏がトゲトゲしているのです。明らかに音がいつもと違う。聞くと「イライラする」とのこと。何でも、席の後ろの友達が嫌な奴(?)だそうで、 その日も嫌なことがあったそう。まぁ、学生に限らず大人であっても嫌な奴(?)はいるので、上手に付き合っていく術を身につけていくようにしないとね。
少なくとも小学生までのお子様は、基本的にはまだまだ保護者の方に構ってもらいたい年齢です。しっかりしているように見えても、甘えたい年頃でもあります。「練習をしない」と嘆くのではなく、少しの時間、練習に付き添ったり聴いてあげたりしてください。練習をしないのは構って欲しいサインかもしれません。お子様のサインを見逃さないで。
2016/11/04(金)
一つ一つ潰していこう
ある程度曲が仕上がってくると通しの練習を始めるようになりますが、その曲、本当にスルスルと弾けていますか?いっつも同じところでつっかかってない?
曲はつっかえつっかえ弾くものではありません。ちょっとミスすることはあっても、一曲の曲の中で何回も何回も止まったり、つっかえたりすることは上手な演奏とは言えません。よく聴いていると、つっかえる箇所はいっつも一緒ではありませんか?つっかえ弾きがあるのに、通しの練習を何回やっても結果は同じ。またつっかえます。止まったりつっかえたりする箇所を、一つ一つ潰していく作業が必要です。
通しの練習をしていると、何だか上手になったような気がしますから、ついつい通しでばかり弾いてしまう気持ちわかります。でもそれではやっぱりダメ。止まったりつっかえたりするのには何らかの原因がありますから、まずは何が原因になっているか考えることが大切。指番号の間違いや音がはっきりわかっていなくて手が泳いでいるんじゃない?原因がわかれば直せばいいのです。意識をして直していきましょう。
ただただ弾くことからは卒業しましょう。できない箇所は部分練習をして、一つ一つ潰していきましょう。いつも言っている部分練習や5回練習を取り入れて、上手な演奏を目指していきましょう。
2016/11/08(火)
反対を意識する
突然ですが、バレリーナの吉田都さんを知っていますか?吉田さんは、イギリスのバレエ団で最高位のプリンシパルを務めた方です。バレエとピアノって関係ないように見えますが、先日「ピアノもバレエと一緒だ〜」と感じたことがあって・・・。
吉田さんがバレエの指導をしている映像をテレビで見る機会があって、その中での話ですが、「上に上に表現するところは上ばかりでなく、下から持って行く」「左を向くときは右を意識して左に向ける」とおっしゃっていました。つまり「反対を意識する」ということ。これって、ピアノの強弱を表現する時に、私が言っていることと一緒ではありませんか?
だんだん大きくしていきたいのに、最初から大きく弾いていたのでは表現できませんよね?その逆も同じこと。小さな音があるから大きな音が際立ちますし、大きな音は小さな音があるから、その大きさを感じることができます。反対(逆)を意識することで、表現力が増していきます。
テレビを見ながら「なるほどね〜」と感心してしまいましたが、ちょっとのコツで素晴らしい演奏に変わるものです。反対を意識して、表現する力を身につけましょう。
2016/11/09(水)
マスク・ティッシュの持参
今日は朝から寒い1日でした。体調を崩しかけている生徒さんも数名いらっしゃいます。学校を休むほどではなくても、咳や鼻水を患っている生徒さんを見かけるようになりました。
病気はならないに越したことはないのですが、風邪など引いてしまったものは仕方ありません。咳や鼻水が出ている生徒さんは、マスクの着用やティッシュを持参するようにしてください。生徒さん自身が元気でピアノが弾ける状態ならば、教室に通ってくださっても構いませんが、熱があったり学校で出席停止になる病気を患った場合は、ピアノ教室も休んでください。他の生徒さんへの配慮をお願いします。
自分の体は自分で守るしかありません。レッスンから帰ったら、うがい、手洗いをして、これからやってくる冬本番を元気に乗り切りましょう。
2016/11/10(木)
意味があるゆっくり練習
ゆっくり練習が必要だと思われる何人かの生徒さんに「ゆっくり弾くのは嫌い?」と聞いてみました。帰ってきた答えは「嫌い」そうだよね〜。ゆっくり弾いているとヘタッピに感じるのかな?速く弾いていると上手な人?
指を作っている段階の生徒さんは、まずはゆっくりで指の形に気をつけなければなりません。一つ一つの音を丁寧に、大切に弾くことを心がけて欲しいのです。音抜けがないか、しっかりとした音が出ているか、そして手の形が崩れていないか・・・。そう言ったことに注意をしていると、そうそう速くは弾いていられないはず。今一度自分の練習方法を振り返ってみましょう。
次にゆっくり練習が必要なのは、16分音符などの速いリズムになると音が抜けてしまう場合。鍵盤の上を指が滑っている状態になると、音抜けやリズム転びが起こります。鍵盤の上部だけを弾いてしまっていませんか?やはりこの場合も、ゆっくり練習をして、音抜けやリズム転びをなくす練習に取り組んだ方がいいでしょう。
どちらの場合も、言われたからやっている、嫌だけどやっている状態で練習をしていても、上達はしません。どうしてゆっくり練習が必要なのか、どのように弾きたいのか・・・など考えて練習をしましょう。ゆっくり練習にも意味があることを忘れずに!
2016/11/11(金)
練習の習慣づけ
ピアノっておうちでの練習が必要なお稽古事です。ピアノを習い始めた時からわかっていたはず。でも毎日の練習となると、ついつい後回しになって、結局「今日も弾けなかった」なんてことになっていませんか?
1週間に1回の3時間の練習よりも、毎日の10分、15分の練習をしたほうが上達します。毎日指を動かす、ピアノを弾くということが重要です。その為には、練習を習慣にしてしまわなければなりません。つまり、ピアノの練習をすることが当たり前状態にすること。毎日、歯を磨くことを当たり前にしているように、ピアノを弾くことも当たり前にしてしまえば楽なんですけど。
ある生徒さんは、学校から帰ったら遊びや宿題に追われて、夜になれば見たいテレビ番組があって、「あとで弾こう」と思っている間に夕食やお風呂・・・どうしてもピアノが後回しになっていました。時間が余った時だけピアノを練習すると言うスタイルになっていたので「1日10分でいいから時間をさがしてごらん」と声かけしたところ、学校に登校する前に終わらせることにしました。「朝起きたらピアノ」状態です。毎日弾くようになると上達が自分でもわかるので、ピアノの練習が楽しくなって仕方ないそう。良い状態になってきました。
時間の見つけ方は人それぞれですから、自分のやりやすいやり方で構いません。でも、習慣化するためには、毎日決まった時間に練習を始めるとか、夕食前に練習を終わらせるなど、自分なりのルールを課さなければ難しいでしょう。年齢が小さい間に練習の習慣がついていれば、すでに当たり前になっているので、大きくなって忙しい毎日を送るようになっても、時間を上手に見つけることができます。練習の習慣づけは大切です。
練習の習慣がついても、やはり保護者の協力は必要です。声かけだったり、練習曲を聴いてあげたりなど、一緒に楽しむことをして欲しいです。せめてお子様が小学生の間は、ご協力をお願いします。
2016/11/15(火)
書くのはいいけれど・・・
「楽譜に数え方を書いてもいいよ」と生徒の皆さんに伝えるようになって、書いて数えて練習してくださる生徒さんが増えました。とても嬉しいことです。でも待って!その書き方、本当に正しいかな?
きちんと正しく書いてくださっている生徒さん、もちろんいます。その場合は何も指摘することはありません。では、書き方が?な生徒さんはどこが違うのかと言うと・・・すでに分割音符を学習して、1と2と3と4と・・・「と」を入れて数えなければいけない生徒さんに多いのですが、対応する音符の位置に数え方を書いていないのです。どの音符が1や2なのか、どの音符のところで「と」が入るのか、実際に数えるところに書かなければ、正しく数えて弾くことはできません。正しく書けていないということは、結局のところ正しくリズムを理解していないことになります。
書き方がおかしい生徒さんには、レッスン中に説明しています。初めて学習する分割音符の8分音符は、2分割の音符。この8分音符を正確に演奏できるようにしておかないと、付点4分音符や、16分音符のリズムも崩れてしまいます。8分音符を理解することは、とても重要なのです。
学習が進んでいくにつれて新しく学ぶことが多くなっていきます。その1つ1つをきちんと理解して進んでいくことが大切です。曖昧なままで積み重ねていっても、いつかどこかで崩れてしまいます。ピアノ学習も楽じゃないですよ〜。一緒に頑張っていきましょう。
2016/11/16(水)
それって短いよ
四分音符、二分音符、付点二分音符・・・など音符は、それぞれ長さが決まっています。小さな生徒さんには音符の名前ではなく、「黒い音符に棒がついている音符」「白い音符に棒がついていて横に点がある音符」などの表現で説明しています。音符の長さを正確に弾くために気をつけて欲しいことがあります。
例えば付点二分音符は3拍のばす音符なので、「123」と数えてのばします。「123」と数えてはいるものの、「3」と言っている時に鍵盤から指が離れてしまっている生徒さんがいます。これってどうなのでしょう?3拍きっちりのばさなくてはいけない音符なのに、3拍目で指が離れてしまっていては、2拍しかのばしていないことになります。それでは短いのです。
頭の中では正しく音符の長さを理解しているのに、弾く段階で曖昧になっている生徒さん、意外に多いです。これくらいかな?と適当にのばすのではなく、音符はきっちり正確にのばしましょう。短かくても長くてもいけません。曲の最初から最後まで、同じ数え方、同じ早さで数えることも忘れないでください。音符の長さが正しく弾けているかどうか、一度、確認してみましょう。
2016/11/17(木)
とりあえず持っておいで
ピアノ伴奏だけでなく、合奏をする時の楽器決めでもオーデションがあるのが普通です。先日、キーボードのオーデション楽譜を持ってきた生徒さん、聞いてみるとオーデションは2〜3日後とのこと。何でもっと早く持ってきてくれなかったの?
その曲はよく知られた曲ですが、テンポが速い曲。楽譜は1週間以上前からもらっていたらしいので、練習はしていたけれど、上手に弾けなくて・・・。頑張って練習した意欲は買います。でも、オーデションを受ける意思があるのなら、楽譜をもらったらすぐ次のレッスンの時に持ってきて欲しいのです。
この生徒さんは「楽譜をもらったばっかりだし、練習できていないからレッスンにならない。練習してから持って行こう・・・」と考えたのだと思います。確かに、練習していないものはレッスンになりませんが、正しく仕上げるための練習のヒントをアドバイスすることができます。リズムが難しい箇所や指の持っていき方、何に注意をしたらいいのかなど、あらかじめ頭の中に入れておくと練習もスムーズに進めることができます。とりあえず、楽譜は持っていくようにしましょう。
言葉は悪いのですが、せっかくピアノ教室に通っているのですから、ピアノの先生は利用しないともったいない。楽譜を見てササっと弾ける曲ならレッスンに持って来る必要はありませんが、難しく感じたり、弾きにくかったりするのであれば、練習をした・していないに関わらず持ってきてください。「とりあえず楽譜を持っていく」を徹底しましょう。
2016/11/19(土)
お知らせ製作中!
今年のクリスマス会は、祭日や土日の関係で12月22日(木)になります。毎年、小学生を対象に学校最終日に行うことにしています。
生徒さんには、レッスン中にクリスマス会のことをお話しさせていただいていますので、既に弾く曲が決まっている生徒さんもいらっしゃいます。当日は500円の会費と、500円相当のプレゼント交換用のプレゼントを持ってきていただきます。男の子は男の子と、女の子は女の子と交換をしますし、同じ年頃の生徒さんで交換をしてもらっています。ですから、用意していただくプレゼントは、自分のお子様が喜びそうなものをお願いします。
ビンゴ大会やじゃんけん大会などのお楽しみもありますが、その前に一人2曲の演奏をしてもらうことになっています。演奏する曲は、弾きたい曲を練習するのもよいですし、負担のないように日頃のレッスン曲でもいいことにしています。お友達の演奏を聴いて、何かしらの刺激を受けて、今後のレッスンの励みになってくれれば・・・と思っています。演奏する曲が決まっていない生徒さんは、そろそろ决めていくようにしましょう。
来週のレッスンでお渡しできるように、クリスマス会のお知らせのお手紙を製作しています。と言っても、私じゃなくて高校生の娘が作ってくれているのですが・・・。どうもこういうパソコン仕事は苦手で。出欠票の締め切りは12月10日です。景品の準備もありますので、締め切り日までの提出にご協力お願いします。何かわからないことや聞いておきたいことがある場合は、お尋ねください。楽しいクリスマス会にしていきましょう!
2016/11/21(月)
お手紙を配布しています
今日の月曜日から「クリスマス会のお知らせ」というお手紙を、生徒さんにお渡ししています。小学生の生徒さんには、一人一枚のお渡しです。ご兄弟で小学生の場合でも、出欠票はお一人ずつの提出となります。
会費やプレゼント交換用のプレゼントなど、保護者の方に用意していただくものがありますので、もし、お子様がお手紙の提出を忘れているようでしたら確認をお願いいたします。クリスマス会は強制ではありませんが、レッスン1回分としての扱いになりますので、ご注意ください。それに伴って、未就学児の生徒さんと小学生の生徒さんで通われている場合は、12月のレッスン日が違ってきます。出席カードやレッスンノートで、それぞれのお子様のレッスン日の確認もお願いします。
出欠票の締め切り日は12月10日です。クリスマス会の日時を確認していただき、締め切り日までに出欠票の提出をお願いします。
2016/11/22(火)
付点の音符とスタッカート
付点の音符(1拍半や3拍の音符)にもスタッカートの音符にも点(・)がついていますが、この違い、わかりますか?
よ〜く見ると点がついている場所が違っていませんか?付点の音符の点は、音符の横についています。これに対し、音符の上か下についている点はスタッカートを表す点です。これって間違えやすいんですよね〜。ピアノ学習を始めて最初に習う点は付点の音符の点です。音符の長さや音をある程度理解したところで、スタッカートやスラー、シャープ、フラットなどの記号の学習に進んでいきます。
楽譜をパッと見て「点がついている」と思ってしまうのか、3拍の音符や1拍半の音符をスタッカートで弾いてしまう生徒さん、結構いらっしゃいます。慣れてくると間違えることはないのですが、最初が肝心。違いが理解できていないと弾きわけることはできません。また、違いは分かっていても楽譜をきちんと見ていなければ間違った弾き方になってしまいます。
学習が進んでいけば、当然のことですが覚えなければならないことがたくさん出てきます。丁寧に楽譜を読む力をつけておく必要があります。間違えやすいからといって間違えてはいけないので、丁寧に楽譜をみていくようにしましょう。
2016/11/24(木)
通常レッスンの予定です
今日は朝から雪になりました。11月の雪は54年ぶりだそうですが(私も54年前はまだ生きていませんよ〜)積雪は観測史上初ということで、珍しい光景が広がっています。
思っっていたよりはひどい雪にならなかったことと、雪もやんでくると言うことですから、今日のレッスンは通常通りに行います。雪が降るくらいですから、外はとっても寒いです。暖かくして、足元にも気をつけて来てください。
車で送迎をされる保護者の方も、十分に気をつけて運転をされるようお願いいたします。
2016/11/25(金)
無視はダメ
音、リズムは正しく弾けているけど、指番号が全く違うまま弾いている生徒さん、何で?これって私からすると不思議でしょうがない!楽譜で音を確認して弾く時に、指番号の数字も見えてるでしょ?それとも無視してる?
書いてある指番号には意味があって、弾きやすい指番号だったり、次に来る音の並びを弾きやすくするために書いてあったり、きれいに音をつなげるための指番号だったりします。楽譜の中で小さな数字で書かれている指番号ですが、それでも見えてるはず。見えているのに正しく弾かないってことは、やっぱり無視しているのと一緒です。
「チューリップ」や「ぶんぶんぶん」などの簡単な曲を、人差し指だけで弾いたことがありますか?もちろん弾けます。ちゃんと曲になるはず。でもそれって、きれいに弾けてる?ちゃんと5本の指で弾いた時と比べてどうですか?どちらがきれいに聞こえてきますか?それと同じなのです。
楽譜は最初が肝心だといつも言っています。難しい曲を練習するにつれて、指番号は重要になってきます。じゃぁ、難しい曲を練習するときだけ指番号に気をつければいいよね?そんなの無理無理。日頃の練習で指番号を意識していないのに、その時だけなんて意識できないです。音、リズム、指番号は3点セット。楽譜に書いてある情報を、最初に全て読み取りましょう。そうすることで、曲の仕上がりは早くなります。小さく書いてある数字にも意識をしてくださいね。
2016/11/27(日)
ツリーを飾りました
今年もあと1ヶ月と少し。12月はクリスマスもあり、1年の中で今が1番、華やかで気分が高揚する季節ではないでしょうか?クリスマスツリーも様々な場所で見られるようになりました。
と言うことで、今日、ピアノの横にツリーを飾りました。長年ピアノ教室に通ってきてくださっている生徒さんには、毎年変わらない光景になりますが・・・。それでもクリスマスツリーを飾りつけると、一気に華やかな雰囲気になりました。
クリスマス会に向けての準備も着々と進んでいます。生徒の皆さん、練習は大丈夫ですか?少し前に合格した曲を演奏する場合は、1日に1回は弾いておかなければ指が動かないですよ〜。みんなに聴いてもらうのですから、恥ずかしくない演奏をお願いします。さぁ、あと1ヶ月、気を引き締めてラストスパートをかけましょう。
2016/11/28(月)
比べるわけじゃないけど
ピアノのレッスンは個人レッスンですから、他の生徒さんの状況がわかりません。何ページくらいの曲を1週間で見ているのか、同じ学年のお友達がどんな曲を弾いているのかなど、わからないと思います。
ピアノを習い始めた年齢や、練習時間によっても進度は違ってきますから、一概に比べられるものではありませんし、他の人と比べるものでもないと思いますが、明らかに「それは少なすぎでしょ」と感じられる生徒さんがいらっしゃいます。1週間に4小節しか練習していない・・・何ていう場合は、ほとんど進歩していないと考えられます。
ピアノの上達はたくさんの音、リズムに触れることによって進んでいきます。本当のことを言うと、次々に新しい曲に挑戦していくほうがいいのです。先ほどの4小節の生徒さんは、確かに4小節は完璧に弾いていますが、極端な言い方をすると、1週間にその4小節だけしか見ていないことになります。それで満足してはいけないのです。
曲はある程度弾けるようになってくると、あとは弾き込む練習だけ。その状態になったら、次の曲の練習にも取り組むようにしていきましょう。「宿題じゃなかったから」と、次の曲の練習に進まない生徒さんもいらっしゃいますが、逆に、宿題にしていなくてもどんどん進む生徒さんもいらっしゃいます。これが毎週の話になってくると、進度の差が出てきます。
最近の生徒さんに共通して言えることかもしれませんが、もっと「貪欲」になっていいと思います。「草食男子」なんて言葉が流行っていますが、「草食ピアノ」になっていませんか?自分で「ここまで」の限界を作らないでやってみましょうよ!
2016/11/29(火)
嬉しいのはわかるけど
ある程度の曲が弾けるようになってくると、ペダルの学習もしていくことになります。大抵の生徒さんは、「ペダルの学習に入るよ〜」と言うと喜ぶのですが・・・
遊びでは踏んだことがあると思います。音が響いていい感じ!上手になった気分にもなります。でも、ペダルって実は難しいのです。知っていてもらいたいのは、ペダルって手での演奏を楽にするためではないということ。音をつなげるためだったり、音楽を華やかにしたり響かせたり。そのためには、まずは上手にスルスルと曲を仕上げていなくてはペダルの練習には入れません。演奏がおぼつかないのに、足(ペダル)にまで意識をすることができないからです。
ペダルは、踏み方の学習をしたからといって、すぐに上手に踏めるものでもありません。慣れも必要になってきます。単音でペダルの踏み方の学習をしていきますが、これが曲の中で踏むようになってくると、どうしても最初は濁ってしまいます。音をよく聴き分けられる耳を持つことも重要です。
また、足台を使用している生徒さんがペダルの学習に入るには、教室に置いてあるようなペダル付きの足台を購入していただくことが条件になります。教室で練習しても、自宅での練習ができないのであれば、ペダルの導入は大きくなるまで見送った方がいいでしょう。目安としては、足をペダルに置いて無理なくピアノが弾ける身長になった時です。その時に手首が下がった状態になっていないことが重要です。身長にもよりますが、5~6年生になれば、普通の状態でのペダル学習ができると思います。
ペダルの学習は簡単な曲での練習から入りますから、正しくスルスル弾けるようにしましょう。ペダルを踏むことばっかりを考えて、練習がおろそかにならないようにしてくださいね。弾けるようになるまでは、ペダル学習はお預けです。
2016/11/30(水)
やっぱり音、音、音
レッスンしているとわかります。「音読みが定着していない」生徒さん。まずは五線の中の音を数えて読めるようにする、これが第一段階。数えているけど間違える場合は、定着していないのです。
誰だってたま〜に間違うことはあります。でもそれが何回も続くようなら、やっぱり音がわかっていない。定着していないと言うこと。音読みは基本中の基本ですから、早くに読めるようにしておく必要があります。第二段階は、五線の中の音を数えなくても読めること。これは、新しい曲をどんどん進めていくと、自然に身につくようになります。どんどん進めていくことが大切で、同じ曲を長い時間をかけて練習していても身につきません。せめて、五線の中の音をパッパッと読めるようにはしたいもの。
音読みがおぼつかない状態だと、新しい曲に挑戦する意欲が低下します。パッパッと読めないからやりたくない、練習しない、進まない、楽しくない・・・悪循環の始まりです。音読みは、楽しく続けるための必須条件。初級の後半(バイエル下巻程度)の学習をしている生徒さんは、第二段階を身につけていくようにしましょう。
ちなみに第三段階は、五線の外の音、つまり加線の音を一つ飛ばしでパッパッと読めること。「お団子読み」とも言いますが、これができるようになると譜読みがとても楽。音読みなんて、ちょっとしたコツで早く読めるようになるもの。いつまでも下から数えなきゃ弾けないなんて、たくさんの素晴らしい曲に出会うチャンスを逃しています。もったいないことです。パッパッと読めるようにしていきましょう。