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2017/01/04(水)
新しい年の始まりです
明けましておめでとうございます。生徒の皆さんはどのようなお正月を過ごされたでしょうか?今年もどうぞよろしくお願い致します。
2017年のレッスン開始日はご存知でしょうか?実は、年末にレッスンに来てくださった小学生の生徒さんがいらっしゃいます。もちろん、レッスンはありません。小学生の生徒さんは、クリスマス会が最後のレッスン日です。レッスンノートや出席カードを見てくださったらわかると思います。クリスマス会の時にもお知らせしましたが、きちんとお話は聞きましょう。
1月のレッスン始めは10日(火)からとなります。学校も始業日を迎えているはずですから、間違うことのないようにお願いします。日曜日、月曜日のレッスンの生徒さんは、暦の関係で1週間遅いレッスン開始となります。生徒の皆さんは、自分のレッスン日を確認しておいてくださいね。
今年もビシバシと厳しいレッスン(?)が待っていますよ。よ〜く覚悟しておくように。楽しみに待っています。
2017/01/09(月)
聴く姿勢を身につける
今頃になって・・・の話ですが、クリスマス会で気になったことがあります。それは、他の人の演奏を黙って聴けない生徒さんがいること。会の初めに「絶対におしゃべりはしないこと。他の人の演奏をきちんと聴くこと」と言ってあったのですが。
クリスマス会に未就学児の生徒さんを呼んでいないのは、1時間もの間、じっとしていることが辛いかもしれないと言う配慮からです。小学生になると朝会もあるし、授業中はじっとしていなければならないので、じっとしていることに慣れているはず・・・だと思っていましたが。自分の演奏が終わった途端、カバンの中をゴソゴソする人。このゴソゴソ音って響きます。あまりにおしゃべりがうるさいので、途中で何回か注意をしたにもかかわらず、結局お話を始めてしまう人。どうして?
もちろん、おしゃべりをしないできちんと聴いてくれている生徒さんもいます。他の人の演奏途中でお話をしなければならない状況って、何があるのでしょう?これは年齢に関係ありません。むしろ、小さな学年の生徒さんが守ってくれています。お友達同士、仲が良いのはいいことですが、一緒に悪い方向に流れていくのではなくて、悪いことは悪いと注意できる存在になって欲しいものです。
神田ピアノ教室に通ってくださる生徒さんには、他の人の話、他の人の演奏をきちんと聴ける生徒さんであって欲しいと思います。ピアノを学んで上達していくことは大切ですが、他の人の演奏を聴く姿勢を身につけることも大切だと考えます。
2017/01/10(火)
誰のかな?
今日から今年のレッスンが始まりました。クリスマスやお正月があったので、思うように練習ができなかった生徒さん、順調に頑張れた生徒さん、様々だと思いますが、学校も始まったことなので、今日からまた普段の生活に戻して練習時間を確保してください。
12月22日に行ったクリスマス会で、傘の忘れ物があります。ピンク色の子供用の傘です。色味から言って女の子のものだと思います。当日は良い天気ではありませんでしたが、クリスマス会が終わったときは、ちょうど雨があがっていて傘がなくても帰れる状況だったので、忘れてしまったのかなぁと思うのですが・・・。
玄関に傘を置いておきますので、忘れた生徒さんは持ち帰ってくださいね。
2017/01/11(水)
手首は下げちゃダメ!
日頃からピアノを弾くときの手の形については口うるさく言っていますが、良い手の形で弾くためには手首の位置が重要です。ピアノを弾いている自分の手首、どこにありますか?
「手の形!手の形!」とレッスン中に叫んでいる私ですが、いつまでも綺麗な手の形にならない生徒さんに多く見られるのは、手首が下がりきったまま弾いていること。手首が上にありすぎると「うらめしや〜」のお化け状態になりますし、反対に手首が下がって、手の平をピアノの黒い部分に押し付けて弾いている生徒さんは、良い手の形からは程遠い状態で弾いていることになります。それでは上手に弾くことはできません。
なぜ、手首が下がってしまうといけないのでしょうか?それは、一つ一つの音がゴツゴツしてしまうから。滑らかで綺麗な流れるような音を出せなくなってしまいます。また、手の形が整っていないと、指が速く動きません。簡単な曲を弾いている間は、はっきり言ってどんな手の形でもこなしていくことはできますが、難しくなってくると形の悪い手は致命的です。
何度も何度も手の形について注意を受けている生徒さんは、一度、手首の位置を確認してみましょう。自分の状態を知ることは上達の第一歩。せっかくのピアノ、上手になっていきましょう。
2017/01/12(木)
春のステップ案内
5月から6月にかけてのステップ情報を「お知らせ」欄に載せています。毎年ステップに参加されている生徒さん、初めてのステップを考えていらっしゃる生徒さん、検討してみてはいかがでしょうか?
進学・進級をされての新年度になっていますので、なかなか予定を立てることが難しい時期ですが、近くのホールだけでもたくさん開催されます。事務局への申し込み締め切り日は大体1ヶ月前です。定員になり次第締め切ってしまいますので、予定が決まらなくても、どこかで参加を考えていらっしゃる生徒さんは、選曲作業に入りますので早めに申し出てください。よろしくお願いします。
2017/01/13(金)
今年も開けてね
生徒の皆さんなら知っている「がんばったBOX」初級の生徒さんに頑張ってもらいたくて設置しています。今年も頑張ってテキストを終わらせましょう。
今年初めてBOXをオープンしてくれた生徒さんは、小学校低学年の生徒さんでした。ピアノを始めてちょうど1年。本当に色々あった1年でした。音があやふや、音符の長さもあやふや・・・。ダメ出しばかりされていて、ピアノが嫌いになったこともあったと思います。ここで投げ出してしまえばそれまでですが、生徒さんも保護者も根気よく頑張りました。どんよりしていたピアノの音が、今はキラキラピアノに変わってきました。
自信を持つことって大事だと思います。自信過剰はダメですが。今年最初のレッスンでは、ピアノの音がキラキラしていました。きっとピアノが好きになったはず。好きでなければあんな素敵な音は出せないので。いつも宿題以上に曲を仕上げてきてくれているので、テキストの進み具合も早いです。音や音符の長さを理解していれば、弾けるようになるまでの時間はかからないはず。1曲に長く時間を取られている生徒さんは、基本をしっかり抑えるようにしましょう。
ピアノの上で「がんばったBOX」が開けてくれるのを待っていますよ。次に開けてくれるのは・・・楽しみです。
2017/01/14(土)
時には道具の活用を
年齢が小さく、体が小さい時は指の力もないものです。体が大きくなるにしたがって、指の筋肉がついてきて、しっかりした音が出せるようになってきます。ただこれも個人差が大きいのも事実です。
同じ学年であっても、がっちりとした体型の人もいれば、きゃしゃな体型の人もいます。指の力が強い人もいれば弱い人も・・・。思ったように大きな音が出せない生徒さんは、指の力をつける必要があります。日頃、指を酷使することはありませんので、強い指を作るためには強制的にトレーニングをしなければなりません。
指だけで腕立て伏せをするとか、買い物袋を指だけで持つとか・・・など方法はあるのですが、辛すぎても続けることが難しいです。そんな時に役に立つのが道具の活用です。「グリップマスター」と言う道具があります。教室にも1つ置いてありますが、これは指の力をつけるのに有効です。「フィンガーウエイト」と言うものも教室に置いてあって、何人かの生徒さんには使ったことがあるのですが、指につけるおもりです。どちらも1~2回使った程度では効果は得られないので継続することが大切ですが。
先日も「グリップマスター」を購入された生徒さんがいらっしゃいます。一度にたくさん訓練する必要はありませんし、また一度にたくさん訓練するのは危険なので、少しずつ継続するようにしましょう。音符カードも同じですが、順調に進んでいくためには道具の活用も必要です。訓練が必要だと思われる生徒さんには声をかけていきますが、悩んでいる生徒さんはご相談ください。
2017/01/15(日)
高校生も頑張っています
高校の行事で合唱のピアノ伴奏に選ばれた生徒さんがいます。曲は「3月9日」。最近は中学の卒業式でも歌われることが多い曲です。とてもいい曲ですね。
幼稚園の頃からピアノを習いに来てくださっているので、この曲の伴奏も簡単過ぎるくらいです。簡単過ぎるから、ついつい練習がおろそかになってしまいます。「いつでもできる!」って思ってしまうのかな?簡単なはずなのにつっかえてしまったり、ミスしたり。自分の実力以内で弾けるような曲を練習するときは、ちょっと気をつけた方がいいです。気を抜かないように練習に励んで欲しいと思います。
余談ですが、実は「3月9日」と言う曲は卒業式ソングではないことをご存知ですか?悲しいストーリーのドラマで使われた曲なので、別れや旅立ちのイメージが強いのですが、本当は結婚式の設定の曲なんだそう。メンバーの友人の結婚式のために作られた曲らしいです。歌詞を読んでみると、確かに結婚する二人に向けられているのかなって思いますよ。
さぁ、忙しい高校生も頑張っています。大きな生徒さんに負けないよう、みんな、練習に励んでください。明日からのレッスンを楽しみにしています。
2017/01/16(月)
1週間過ぎたけど・・・
先週の月曜日は祝日だった為、今日のレッスンでちょうど1週間が過ぎたわけですが、なぜだかクリスマス会の忘れ物の傘は残ったまま・・・。絶対に生徒さんのものなんだけどなぁ。
傘なんて高価なものではないし、いつだって買えるもの。1本くらいなくなったって別に困らない。な〜んて考えているのだとしたら少し悲しいです。我が家なんて、傘をなくしてしまったら追求の嵐でしたよ。もっと物を大切にして欲しいし、執着して欲しいから。厳しい考え方でしょうか?
もう少しの間この忘れ物の傘は玄関に置いておきますが、誰からも申し出がない場合、またずっと置いたままになっている場合は、処分することになります。どうか正しい持ち主の生徒さんに持って帰ってもらえますように・・・。
2017/01/18(水)
ダメダメ!スマホ弾き
「スマホ弾き」と言う言葉、知っていますか?私も他の先生から教えてもらったのですが、スマホを扱う時のような指でピアノを弾くことを言うのだそう。なるほど!
いつも「指は立てて。手の形は丸く」と指導をしていますが、指がまっすぐに近い状態=スマホを扱う時のような指まっすぐ状態で弾いている生徒さん、いませんか?これじゃぁ、指や手の形はきれいではありませんよね。「スマホ弾き」になっている生徒さん、要注意です。
しかし、上手に表現しているなぁと感心してしまいました。時代とともに(?)言葉も新しく出て来るものですね〜。さぁ、手の形を整えてピアノの練習に取り組みましょう。
2017/01/19(木)
ついに・・・
神田ピアノ教室の生徒さんに、インフルエンザになってしまった生徒さんがいらっしゃいます。ニュースなどでは、インフルエンザの流行が言われていましたが、ついに・・・と言う感じです。
例年ですと、12月には何人かの生徒さんがインフルエンザにかかってしまうので、今年はみんな強いなぁと思っていました。でも流行には勝てないようですね。ただ、同じ学校や同じクラスにいても、インフルエンザになる人とならない人がいるので、日頃から予防や疲れを溜めないようにすることが大事かもしれません。
近くの小学校でも、学級閉鎖になっているクラスもあります。2月・3月とまだ気が抜けない寒さが続きますから、十分に気をつけてください。無理をしないで、寒い冬を元気に乗り越えましょう。
2017/01/20(金)
最近の生徒さんって・・・
今週はちょっと驚いたことと感動したことがありました。今日は驚いた話を一つ。
レッスン中に「あくび」をする生徒さん発見!それも堂々と。口に手を添えるわけでもなく、申し訳なさそうにするわけでもなく・・・。同じ曜日の生徒さん二人にされてしまったので、ちょっとこちらが驚きでした。レッスンがつまらないからなのか、自宅のようにリラックスした状態でレッスンができているのか、それにしても普通は我慢するとかしないもの?二人とも小学生の生徒さんですが、小さな生徒さんではありません。
レッスン中に「あくび」だなんて考えられないことだと思っていましたが、違うのかなぁ。私が古い人間なのか?もちろん眠く感じることだってあると思います。そう言う時って一生懸命我慢するとかしない?未就学の生徒さんならまだしも、高学年の生徒さんには有り得ないでしょ?
今回は注意はしませんでしたが、各家庭でレッスンに対する姿勢などお話ししてみるといいと思います。「うちの子に限って・・・」と思われている保護者の方、お子様を信用しないで!とまでは言いませんが、案外できていないものです。もっと魅力あるレッスンを展開できるように私も反省ですが、ショックを受けたのも事実。魅力あるレッスン、難しいですね。
2017/01/21(土)
感動した受け答え
昨日は「あくび事件」の話を書きましたが、今日は感動というか感心した話を一つ。
生徒さんに持ち帰ってもらいたい書類があったので「これ、渡しておいてもらえる?」と書類を手渡しました。「はい。ありがとうございます。」との返答。普通のやりとりではあるのですが、返答したのは5年生の生徒さん。5年生で「ありがとうございます。」って言えるものなの?うちの大きくなった子供でも言えないような気がするのですが・・・。妙に感動してしまいました。
1つ思い出したことがあるのですが、大学生だった頃に百貨店の事務のアルバイトをしたことがあります。年上の社員の人に「仕事をもらったら、ありがとうございます、って言うのは仕事を与えてくれてありがとうの意味で使う」と教えてもらいました。言葉って難しいですよね。私は、大学生なって初めて感謝の言葉をきちんと言えるようになったかもしれません。
人っていろいろな体験や経験で学んだり、身近な人からの教えで学んでいきます。この5年生の生徒さんは、どこで学んだのでしょう?保護者の方の教えが素晴らしいのかもしれません。おじいちゃんやおばあちゃんから感謝の気持ちを教わったかもしれません。「子供だから無理」なんてことはないようです。私も見習わないと・・・と感じた出来事でした。
2017/01/23(月)
わかっていれば早めに
1月に入るとすぐにやってくる新年度。進学・進級の時期です。4月からの予定を見越して、すでにレッスン時間の変更を申し出てくださる生徒さんもいらっしゃいます。曜日や時間の変更がわかっている場合は、早めに申し出てくださると助かります。
ピアノ以外にも習い事をされている生徒さんも多いようです。進級に伴って、他の習い事の曜日が変わったりすると、ピアノの曜日も変更が生じるかもしれません。また、学校の下校時間も学年が上がっていくと遅くなっていきます。変更することがわかっている場合は、早めにご連絡をお願いします。
各曜日、14時や15時のレッスン開始ならば受け入れ可能なことが多いのですが、希望の多い16時・17時になると、今の所は受け入れが難しい状態です。ただし、どなたかが別の曜日や時間に変更されると空いてきますので、その場合は、お話を受けた順番でご案内を差し上げることになります。
新年度に向かってバタバタと忙しい時期ではありますが、時間の変更について、見直しをお願いしたいと思います。
2017/01/24(火)
整えてあげていますか?
「勉強しない・ピアノの練習をしない」と嘆く前に、勉強ができる環境だったり、ピアノの練習ができる環境を作ってあげていますか?環境作りはとても大切です。
「やりなさい」と子供に指示しておいて、保護者がテレビやゲーム、携帯をさわっていては、子供はやる気を失ってしまいます。また、怒ってばっかりしていると、怒られることに慣れてしまうので効き目がなくなってしまいます。怒ると言うことは何かしらの理由があってのことなので、何故そのような状況になっているのかを諭さなければ意味がありません。子供自身が何故怒られているのかを理解しなければ、良い方向に向かっていきません。
保護者が忙しいのはわかっていますが、子供と会話をしたり触れ合ったりすることで、子供は成長すると思いませんか?保護者の言葉かけ一つで、お子様も変わっていきます。否定や命令ばかりでは、お子様も楽しくありませんね。
今日は完全な愚痴になってしまいました。毎日たくさんの生徒さんと触れ合っていると、練習の環境を整えてあげて欲しいなぁと感じる生徒さんや、お家でたくさんお話しして欲しいなぁと感じる生徒さんがいます。お子様のSOS、感じ取ってもらえると嬉しいです。
2017/01/25(水)
些細なことでも相談して
この時期、卒業式やお別れの会などで演奏する、合奏や合唱の楽器のオーデションが始まります。希望の生徒さんには、オーデション曲のレッスンをしていますので、どうぞ持ってきてください。
1つお願いですが、学校からもらった楽譜を必ずコピーをして、レッスンには持って来るようにしましょう。原本の楽譜に、指番号や音ミスの印などを書き込んでしまうと、楽譜が見づらくなってしまう場合があります。レッスン用には書き込みができるように、コピーをした楽譜を用意してください。
オーデション前なのに、レッスンがお休みになっていることもあるかと思います。その場合は、次のレッスンの振替として、前倒しでレッスンをすることも可能です。振替になりますから、曜日や時間が変わることもありますが、生徒さんの前向きな姿勢には応えたいと思います。どんなことでもいいのです。気になっていることがあれば相談してください。
今日は早速、「合格しました」連絡をくれた生徒さんがいます。よかったね〜。上手に演奏していたので大丈夫だと思っていましたが、やっぱり連絡をもらうと安心します。これからの生徒さん、ファイト!
2017/01/28(土)
応用してね
最近はどの生徒さんも、指や手の形を意識して練習してくれるようになりました。とっても良いこと。なのですが・・・それってテキスト練習にも応用できているでしょうか?
確かに、テクニック系のテキスト(バーナムやハノン)を弾いているときは綺麗な手の形です。その次の教則本のテキストを弾きだすと、途端に手の形が崩れてしまっている生徒さんがいます。これはいけません。どのテキスト、どの曲を弾くときでも、手の形は変わってはいけないのです。
教則本のテキストは、ピアノを弾いていくために必要な音やリズム、用語などを順番に学習していくもの。テクニックのテキストと比べると小節数も多くなり、単純作業で弾けなくなるので、弾くことに必死のあまり手の形が崩れてしまいがちです。でも、せっかく身につけた良い手の形はキープした上で、曲の練習に入って欲しいのです。あっちの弾き方・・・こっちの弾き方・・・と言うことはありません。どれも一緒です。
良い響きの音は良い手の形から生まれてきます。ピアノの前に座ってすぐに音を出すのではなく、どんな音を出したいのか、どんな手の形で弾きたいのかを考えてから弾き始めるだけでも、音って変わってきますよ。
2017/01/30(月)
同じ速さで数えること
曲は最初から最後まで、同じ速さで数えなければなりません。速い速さで弾き始めたと思ったら、途中からゆっくりになっていることってありませんか?
自分では同じように数えていると思っているようですが、明らかに聴いていて速さが違う場合があります。最初から間違えて弾いてやろう!と思っている生徒さんはいないと思いますから、数えている速度が違っているのです。でも、自分ではわからない。では、どうしたらよいでしょうか?
ここで登場するのはメトロノームです。メトロノームは便利な機械で、すごくゆっくりにもすごく速くにも対応してくれます。自分が数えている速さにメトロノームを合わせて、メトロノームと一緒に数えて弾いてみるとよいでしょう。最後までメトロノームに合わせて弾けているのであればOKですが、途中で合わなくなったら間違えている証拠です。どこでズレてしまったのか、合わなくなった箇所を見つけて弾けるようにしていきましょう。
メトロノームがお家にある生徒さんなら、原則、どの曲でもメトロノームに合わせる練習をするのが普通です。メトロノームは飾り物ではありません。使わなければ効果を発揮できませんよ。
2017/01/31(火)
楽譜と鍵盤の位置
楽譜上の音読みは難なくできているのに、弾き始める鍵盤の位置(音の高さ)を間違っている生徒さんがいらっしゃいます。どうしてそんなことが起きるのでしょう?
間違いなく弾ける人にとっては何てことないことですが、間違ってしまう人は、それなりに理由があるのだと思います。一口にドと言っても、ピアノの鍵盤にはドがたくさんありますよね。一番最初に学習する真ん中のド、高いド、低いド、の楽譜と鍵盤の位置関係をしっかり頭の中に入れておかないと、鍵盤の位置がわからなくなってしまうのではないでしょうか?楽譜上で高いドよりも上に書いてある音符ならば、当然、高いドよりも右の鍵盤になるはず。低いドよりも低い音だったら低いドよりも左の鍵盤。わかりきったことですが、楽譜と鍵盤の位置は徹底的に覚えるしかないのです。
鍵盤の位置が違えば、正しい音で演奏していても曲が違ってきます。慣れてくると、音の高さが耳で判断できるようになります。目で楽譜を確認し、耳で音の高さがわかるようになると間違いがなくなります。そのためには、たくさんの新しい曲に触れることが必要です。同じ曲で止まることのないようにしていきましょう。