調号も臨時記号も、どちらも♯や♭を指しますが、根本的な意味は違っています。調号はト音記号やヘ音記号の横についているもの。臨時記号は、その音だけに特別についているものになります。

調号で♯、♭が付いている音は、どの高さの音でも♯、♭をつけなければいけません。例えば、今日のレッスンで実際にあったことですが、ト長調の曲ならばファに♯が付いています。楽譜上ではト音記号の場合、高いファの場所に♯がついているのですが、高いファの音にしか♯をつけない生徒さんがいらっしゃいます。真ん中のファでも、もっと高い高い場所のファでも、ファが出てくれば♯をつけるのが決まり事です。

臨時記号の場合はどうでしょうか?その名の通り、臨時で付いている記号になりますから、その音だけなのですが、臨時記号の決まり事は、同じ小節内の同じ音は臨時記号が有効になるということ。ん!?難しいですか?例えばシの音に♭が臨時記号で付いている場合、同じ小節内でまたシの音が出て来たら、♭の記号がついていなくても、♭のシを弾く決まりなのです。

生徒さの皆さんには、その時々で説明をしているつもりですが、抜け落ちていることがあるかもしれませんね。特に調号の♯、♭はつけないで演奏している生徒さん多いです。何に気をつけて演奏しなければならないのか、意識を持つことが大切です。変な音を出してから慌てて訂正することのないよう、気をつけて練習しましょう。
楽語の楽譜 初級テキストが終わり、ブルグミュラーのテキストに入ると、表現力を重視したレッスンになります。強い弱い、大きく小さく、の簡単な表現だけではなく、「歌うように」「弱くしながらゆっくりする」「甘く柔らかく」など難しい楽語が出てくるようになります。

楽語の一つ一つの意味がわからなければ表現もできないので、覚えられるものなら覚えた方がいいのですが、楽譜の別ページや白紙部分に楽語の説明が載っていますので、読めばわかるようになっています。最近は、楽譜の中に自主的に書き込んでくれる生徒さんもいらっしゃいます。楽語は基本的にはイタリア語で書かれています。演奏するときに、どのように演奏していいのかわからなければ表現することもできませんよね。読んだ時にわかったつもりでも、演奏する時にわかっていなければいけません。楽語の意識、大切です。

この生徒さんの楽譜を見て、私も昔、書いていたなぁと懐かしく思いました。楽語は作曲者の意志です。どのように演奏して欲しいのかの現れでもあります。私が小学生だった頃、ベートーヴェンのソナタをある先生にもっていったところ、「ベートーヴェンの音楽ではない。ベートーヴェンに呪われる」と言われたことがあります。あ〜怖っ!その時々で、求められている音楽を表現することって大切ですね。

表現力を磨くレッスンに入ると、より細かく指示が出ていますから、楽語を見落とさないで表現できるようにしていきたいものです。
7月に入って、暑い日が増えてきました。ここのところ、30度を超える暑さが続いています。熱中症や脱水症などの注意が必要です。ピアノ教室の行き帰りにぐったりすることのないように、水筒を持参して、水分補給に努めましょう。

今週に入って、熱が出てお休みされた生徒さんや、「頭が痛い」と言って調子が悪い生徒さんがいらっしゃいました。頭が痛い生徒さんは、お話しを聞いていると、軽い熱中症かな?と思いました。暑い1日だったのに、学校でもあまり水分補給をしなかったそう。我が家の子供もそうですが、トイレが近くなる・・・という理由で、水分をあまり取らないのですが、こんなに暑くなってくると、熱中症が心配です。保護者の方からも、水分補給の大切さを話してくださるようにお願いします。

ちょうど上の子供が小学1年生の時に、学校から「熱があります」と連絡をもらって引き取りに行った時のこと。病院に連れて行ったら「脱水症状」だったことがあります。まぁ、重大な病気でなかったので良かったのですが、「脱水症状」でも熱が出るのですね。体ってよくできている!と、感心しつつ、水分補給の大切さを学習しました。熱が出た生徒さん、大丈夫かな?来週は、元気に来てもらいたいものです。

車での送迎で教室にいらっしゃっている生徒さんはいいと思うのですが、自転車や徒歩の生徒さんは水筒を持参して、レッスン前に水分補給をされるのがいいと思います。レッスン中の水分補給は禁止ですが、レッスン前とレッスン後であれば問題ありません。まだまだ暑くなっていきますから、体調管理に気をつけてレッスンにお越しください。
今週のレッスンで、生徒さんの出席カードに8月のレッスン予定を書き込んでいます。レッスンノートには予定をまだ出していませんので、出席カードで確認していただけたらと思います。

ご兄弟、姉妹で曜日が違って通われている場合は、注意が必要です。同じ週でも、レッスンをする曜日が違ってきますので、カレンダーと照らし合わせての確認をお願いします。

8月は夏休み中でもあり、お盆もありますので、帰省や旅行などの予定があるかと思います。都合が悪い場合は、できるだけ振替レッスンを取り入れたいと考えていますが、私もレッスン日以外は自宅にいないことが多くなりますので、都合が合う方のみの振替レッスンとなりますこと、ご了承ください。

8月の予定がわかっていらっしゃる生徒さんで、振替レッスンを希望される生徒さんは、なるべく早く申し出てください。メモ書きでも電話でも構いません。よろしくお願い致します。
メトロノーム 学校のオーデションを受ける場合やステップに参加する場合には、必ずお世話になるメトロノーム。一定のテンポで曲を仕上げる為には、メトロームに合わせる練習が有効です。

しかしメトロノームは、オーデションやステップに参加する為のものだけに使用するわけではありません。オーデションやステップに関係なく、曲は通常、同じテンポで最初から最後まで仕上げなければいけませんので、仕上げの段階では、私からの指示がなくてもメトロノームに合わせる練習をしておきましょう。

先週のレッスンでも、学校での合奏曲のテンポがとても速い曲で「速すぎて全然わからなかった」とおっしゃっていた生徒さんがいましたが、最初はゆっくりの練習から始めても、ゆっくりテンポに満足していたら、いつまでも速く弾けません。少しづつ指示されているテンポに近づけていくように、時には自分を追い込むことも必要です。

中学校の合唱コンクールの2年生の課題曲は「時の旅人」。前奏が速くてかっこいい曲なのですが、この曲はテンポがゆっくりになったり速くなったり、あちらこちらにテンポが移っていく曲です。このような曲の練習には、速さの場面ごとにメトロノーム練習が必要になってきます。指揮者がいるとはいえ、伴奏者が速さも何もわからないでは務まりませんから、速さを体に覚えこませることが必要になってきます。

メトロノームは、必要になってから合わせようと思っても、ストレスになります。メトロノームを持っている生徒さんは、曲の仕上げに一度、合わせて練習してみましょう。合っていればいいのですが、合っていない場合は、拍子が違っているということです。レッスンで指摘される前に自分で気がつく方が、効率的な練習ができます。言われなくても合わせることをオススメします。
両手でたどたどしく弾いている生徒さんには、片手でスルスル弾いてくるように指示することがあります。例えば、さらっと弾けば1~2分で弾けるような曲を、両手で5分近くかかって弾いているようでは、有効な練習方法とは言えません。

そもそも、両手でああでもない、こうでもないと弾いている生徒さんは、片手でも弾けていないはず。両手で弾いてカッコよく聴こえるのは上手に弾いているからであって、一体何の曲を弾いているのかわからないくらい、たどたどしく弾いていても、弾いている生徒さんもストレスだと思いますが、聴いている私もストレスです。(本当のこと言って失礼!)

今日レッスンした生徒さん、先週出した宿題は「片手スルスル弾いてくること」でした。きちんと練習した甲斐あって片手スルスルOKです。ここから私のスパルタが始まります。「じゃぁ、両手で弾いてみよう」「えっ・・・」有無を言わさず両手で弾いてもらいます。案の定、両手で弾けるのです。これ、嘘のような本当の話です。本当に片手スルスル状態だと、両手でも弾けてしまうのです。

ピアノの先生のところには両手で弾いていかないと叱られる・・・なんてことありません。丁寧な練習をしないから叱られるのです。1曲の最後までいかなくても、両手で弾けていなくても、練習したところまでが丁寧に仕上がっていることが大切です。両手ぐちゃぐちゃ弾きを一生懸命に練習している生徒さん、片手スルスル弾きを実践してみましょう。「急がば回れ」と言うことわざにもあるように、上達の鍵は片手スルスル弾きです。次のレッスンまで、片手だけの練習を取り入れてみましょう。
明らかに「練習をしていない・できていない」生徒さんが最近多いです。一言言わせていただくと、お母様がお仕事でいらっしゃらないご家庭、いらっしゃったとしても「練習やっておきなさい」と言っているだけのご家庭の生徒さんに多いのも事実。「やっておきなさい」でさっさと練習ができるのであれば、誰も苦労はしません。

ピアノの練習は、ピアノ学習を始めた時に、ピアノ練習を習慣づけすることが重要です。ピアノは、練習なしでは上達は望めません。でも、その練習はそんなに好きなものでもありません。私もそうですから。大きな中学生・高校生なら放っておいてもできるかもしれませんが、小学生の間は、お子様の練習に寄り添って欲しいと思います。理想は、毎日の練習に10分でも15分でも横についていて欲しいのですが、お母様も忙しいでしょうから、せめて1週間に1〜2日はお子様の練習に向き合って欲しいのです。

お母様も生徒さんも忙しいのもわかっています。だからこそ、練習時間の確保・練習できる環境作りをしっかりお願いします。講師は、上達できる練習方法を提示します。練習できる環境作りは、お家の方の仕事です。来週から夏休みが始まります。音符カードの合格がまだの生徒さんは、時間が取りやすい夏休みを有効に利用して早く読めるようにしたり、いつもより練習の時間を多く取るなどして、少しでも前に進めるようにしていきましょう。保護者の方の協力は必要不可欠です。今一度、お子様の状態を知るところから始めませんか?
レッスンノート 小学生までの生徒さんに用意しているレッスンノート。目を通していただいている保護者の方は、何人くらいいらっしゃるでしょうか?時々、生徒さんに聞いてみるのですが「読んでないよ」とはっきりおっしゃる生徒さんも。「お母さんに見せてね」と伝えていますが、生徒さんが悪いのかお母様が悪いのか?入会の時に、レッスンノートのお話はさせていただいていますから、必ず目を通すようにお願いします。

保護者の方が直接お迎えにいらっしゃるご家庭は、直接お話ができますから、まだいいのです。(お迎えのご家庭でノートを見ていないお母様はいらっしゃらないようですけど)レッスンは生徒さんと1対1で行っていますから、せめて、どのように進んでいるのか、また、進んでいないのか、気にして欲しいと思っています。ピアノ教室に通わせているだけで、レッスンの内容も弾いている曲もわからないようでは、お子様自身も悲しいと思うのですが・・・。

中学生以上の生徒さんにはレッスンノートはありませんので、基本的には生徒さんとのやり取りで進めています。小学6年生の段階で、レッスンノートのページがなくなってしまえば、レッスンノート生活もお終いです。次の月のレッスン予定は、出席カードで確認していただくことになります。また大切なお話が発生した場合には、電話連絡を入れています。保護者の方からも何かある場合には、お手紙や電話連絡を入れていただくと助かります。

小学生までは、まだまだ保護者の方の協力が必要です。レッスンノートに目を通していただき、お子様のレッスンの様子を把握してくださるようお願い致します。
秋以降のピティナ・ステップに参加を考えている生徒さんで、今までにステップの参加がない生徒さんは、時間があるようでしたら、大泉学園・ゆめりあホールで開催されるステップへ出かけてみることをお勧めします。どのような流れで行われているのか、参加者のステージマナーなど参考になることがあると思います。

7月31日(月)の平日開催ですが、ちょうど夏休みの期間で、お近くのホールですので行きやすいかと思います。ピティナのホームページにも詳細が出ていますが、1部の演奏開始時間は10時40分からです。無料でホールへは入れます。受付に申し出るとプログラムもいただけます。演奏途中の出入りは禁止ですが、その他は自由に出入りできます。

今の所、秋以降のステップでお近くのホール開催は10月7(土)・8(日)開催の所沢ミューズキューブホールになります。そのほかは確定はしていませんが、例年ですと12月に光が丘IMAホールでも開催されています。開催が決定され次第、ピアノ教室のホームページには情報を載せていきますので、興味のある方は、ご覧ください。ミューズホールでの参加を希望される方は、お早めにお申し出をお願い致します。
大泉学園ステップお手紙 先日、大泉学園ステップのご案内記事を載せましたが、今週は、そのことについてのお便りを作成しましたので、該当の生徒さんにお渡ししています。今までにステップへ参加されたことがある生徒さんや、ステップへの参加自体を希望されていない生徒さんにはお渡ししていませんので、ご了承ください。

今日のレッスンでお渡しした生徒さんの中には、「時間の都合をつけて行ってみます」と快いお返事をしてくださった保護者の方もいらっしゃいます。何も知らなくてもステップへの参加はできますが、当日の雰囲気や演奏者のマナー、聴衆のマナーなどについても、お子様とお話をされると良いと思います。

お便りにも書いてありますが、出入りは自由で料金もかかりません。駅までのお買い物のついでにお出かけされるのも良いと思います。一度、ご検討ください。よろしくお願い致します。
伴奏楽譜 学校で演奏する曲のレッスンを希望される方は、学校から頂いた楽譜を、とりあえず3部用意しましょう。1部はレッスン用に書き込んでも良い楽譜、1部は私に提出する楽譜、もう1部は学校で演奏する時の為の綺麗な楽譜用です。頂いた楽譜は何かあった時のために綺麗な状態で持っておくようにするのがよいでしょう。

この楽譜は、ある生徒さんの合唱コンクールの伴奏譜です。合唱の伴奏は通常、暗譜では弾きませんので、ピアノと同じ色の黒い台紙をつけて本番用の楽譜を作ります。生徒さんによっては黒色ではなく、違う色の台紙を使われる方もいらっしゃいますが、迷われた場合は、学校の先生にお尋ねするのが良いと思います。ちなみに、我が家がお世話になった中学の先生は、黒色指定でした。学校のことは学校に聞くのが1番です。

合奏で、キーボードやアコーディオンなどの楽器を担当する場合は、楽譜を見ないで暗譜で演奏することも多いので、絶対に3部必要になるかどうかわかりませんが、私への1部は必要です。弾きにくい箇所の確認をしたり、弾きやすい指番号を探したりしますので、じっくり楽譜を見たいと思います。最近は、だんだん難しくなっていて、平気で5蓮符のリズムが出てきたりしています。昔と違って、音楽ができるお子さんが増えて、レベルが上がってきたのかもしれませんね。

どちらにしても、学校で活躍する生徒さんは責任を負うことになります。特に合唱コンクールの伴奏者、指揮者は代わりがいませんので、体調管理にも気をつけなければなりません。「選ばれた」と言う自覚を持つことも大切です。喜んでばかりはいられませんよ〜。
夏休みに入りましたね。生徒さん達からは、旅行の話やキャンプの話、お友達の家にお泊まりに行く話など、楽しそうなお話がいっぱい。うんうん、今しかできないこと、たくさん経験されたら良いと思います。

遊びも大事。学校の宿題や勉強も大事。それと同じくらいにピアノも大事に思って欲しいと思います。ピアノの練習は朝1番に行った方がいいこと、ご存知ですか?朝の練習は、まだ脳が疲れていないので、集中力が違うらしいのです。そして、朝いちピアノ練習が終わったら、算数や数学の学習をすると良いと言われています。何でも、ピアノを弾くときに使う脳の部分と、算数・数学で使う脳の部分が同じということで、計算のスピードが速くなったりなどの効果が現れると言われています。

通常の学校がある時の朝いちピアノ練習は無理でも、夏休みの期間ならできませんか?朝いちピアノ練習をして、夏休みの宿題の計算ドリルや算数・数学の宿題をやってみましょう。いつもと違うやり方に、新鮮な気持ちで練習ができること、間違いなしです。騙されたと思ってチャレンジしてみましょう。
毎回のレッスンで「声に出して数えましょう」と言われている生徒さんは、数えながら弾くことを最優先に練習を進めましょう。注意をされると言うことは、できていないから注意をされているのです。できている生徒さんに、「声に出してね」とは言いません。

8分音符の伴奏に3連符のリズムが入っていたり、付点音符が入っている難しい曲を練習中の高校生。何かと忙しく、思うように練習ができていないと言うことで、一緒に練習をしました。驚くことに、正しいリズムで3連符や付点音符を弾くのです。楽譜に書いてあることを楽譜通りに弾いているだけなので当たり前のことですが(これが結構難しい)、リズム感ばっちり。数えながら弾いているわけでもなくどうして?何となく感覚で弾いていると言う生徒さん。リズム感が養われている証拠です。

これってやっぱり、小さいときには数えながらの練習でリズムを覚え、ある程度上手になってくるとメトロノーム練習を取り入れて、拍子を意識した練習をしているからだと思います。体でリズムを感じるところまでくると、数えなくても弾けるようになってきます。ここまで到達していないのに、途中で数えることをやめてしまうと、リズム感は養われません。

今までは、まぁいいか!状態できていましたが、「数えないと先に進まない」宣言をしました。せっかく習っているのに上手にならないピアノって意味ないでしょ?楽しく学習を進めるためには上手にならないと・・・。その為の第1歩が「数えながら弾く」ことです。 声に出して数えながら弾く練習、早速、始めてみましょう。
曇り空写真 最近、夕立が多いですね。レッスンに来るときには晴れていても、レッスン中に急に雨になることも。先週はこの辺りでも、「ひょう」が降りました。大きな音で鳴る雷は怖いです。今日の 小学1年生の生徒さんもしきりに「怖い、怖い」とおっしゃっていました。

レッスンの終わりに保護者の方がお迎えにいらっしゃるご家庭は、まだ良いのですが、お子様が大きくなって来ると1人でいらっしゃったり、保護者の方がお勤めで、止むを得ずお一人で通っていらっしゃる生徒さんも多いです。そこで、急な雨になってくると傘が必要になってきます。もちろん、ビニール傘をお貸しするのですが、中には、かたくなに傘を借りて帰ることを拒む生徒さんもいらっしゃいます。お家で借りて帰らないようにきつく言われているのでしょうか?私も、次の生徒さんのレッスンがありますから、送ることは難しいのです。生徒さんはきっとびしょ濡れで帰られたのだと思いますが。

私は、阪神淡路大震災を経験していますから、雷よりも地震の方が怖く感じるのですが、急な雨や雷も怖いですね。そんな中、びしょ濡れでは体調にも影響してきますから、お一人で通われている生徒さんは特に、折りたたみの傘などの用意をされると良いと思います。少しくらいレッスンバッグが重くなっても、びしょ濡れで帰るよりはよろしいのではないでしょうか?傘1本のご用意、よろしくお願い致します。
ピアノのレッスンをお休みする場合には、連絡を入れることは私の中では常識だと思っていますが、皆様は違うのでしょうか?今日は少し辛口な意見です。ご了承ください。

ピアノのレッスンは、お一人お一人に時間を取ってあります。だからと言って、休んだり、通ったりどっちでもいいでしょ?的な考え方にはならないと思います。振替レッスンを希望されるときは、お手紙や電話などであらかじめ申し出があるのに、休むときは知らんぷり!状態は、ちょっと困り者。お電話を差し上げても出られないので、途中で何かあったのか、本当にお休みなのか、イライラ、いや、そわそわしながら待つことになります。

特に夏休み期間中の今は、レッスン時間がイレギュラーになっています。あらかじめお休みがわかっていたならば、他の振替の生徒さんに来ていただいたり、私も時間を有効に使うことができます。お互いに気持ちよくレッスンを進めるためにも、お休み連絡をお願いします。
先日、ピアノの購入についての相談をいただきました。習い始めは鍵盤の数が少ないキーボードでも構いませんが、長く続けていくようになると、やはり鍵盤の数が少ないものでは弾けなくなってきます。ところで、ピアノの鍵盤っていくつあるかご存知ですか?答えは88鍵。白い鍵盤、黒い鍵盤合わせて88鍵あります。数えてみましょう。

ピアノ講師の立場から言わせていただくと、ピアノを習うのであれば、楽器は本物のピアノを用意していただきたいと言うのが本音です。ピアノには縦型のアップライトとレッスンで弾いているグランドの2種類があります。アップライトよりはグランドの方が良いですが、お値段もかなり良いです。本物のピアノはちょっと・・・と言うのであれば、電子ピアノになります。電子ピアノであっても鍵盤の数は、88鍵のものを用意しましょう。

電子ピアノと言っても、メーカーも色々、お値段も色々ありますが、できれば、ピアノの鍵盤に近いもの、要するに鍵盤が固いものがオススメです。本物のピアノは電気の力で音を出すわけではなく、指の力で音を出します。ですから、鍵盤に触れて簡単に音が出るもので練習をしていると、教室のピアノでは音が出ない・・・という状況になってしまいます。私個人的には、ピアノメーカー(YAMAHAやカワイ)さんが作った電子ピアノがオススメです。ピアノのことをわかって作っていますから、よりピアノに近い電子ピアノになっていると思います。

中古の楽器でも気にされないご家庭は、本物のピアノの中古を購入されるのも良いかと思います。音大生が1~2年程度使ったものが売りに出されることもあって、とても良い状態のピアノが手に入ることがあります。ただ、信頼の置ける楽器店にお願いしましょう。ピアノの購入は急がず、じっくり待つことも大切です。良い状態のものが出るまで待つくらいの方が良いでしょう。購入の返事を急がせる楽器店は、要注意です。楽器の購入は慎重に。