ピアノ教室をやっている時間は、玄関のドアの鍵を開けた状態で行なっています。生徒さんの入れ替わり時に、お一人お一人「ピンポ〜ン」のチャイムを鳴らしていただいても、レッスン中であるため、対応ができないからです。

時々、小さな生徒さんの場合、ドアを開けることが難しく感じる場合もあるようです。特別、我が家の玄関ドアが硬いと感じたことはないのですが、力の入れ方によって、開けにくくなることもあるのかなぁ?小さな生徒さんの場合は、お一人でいらっしゃることがないため、保護者の方が開けていただいて教室に入っていただいているようです。大きな生徒さんの場合でも、玄関ドアが開かない場合は、遠慮なく「ピンポ〜ン」のチャイムを鳴らしてください。

先日、玄関ドアが開かなかったらしく、そのまま帰宅してしまったと言う生徒さん。トップバッターの生徒さんの場合は、開けることを忘れている場合も年間に1~2度あるのですが(ごめんなさい!)、レッスンの途中では鍵を閉めることはないので、空いていたのですが・・・。どちらにしても、「おかしいな?」と感じた場合は、チャイムを鳴らしていただくようお願いします。

レッスンの予定は、レッスンノートや出席カードで確認していただくことができます。生徒さん本人には、レッスン中に「来週はお休みだよ」などの声かけをしていますが、ノートや出席カードを、生徒さんと保護者の方で確認していただくと良いと思います。レッスン日でないのに教室にいらっしゃる生徒さんもおられるので、無駄にならないためにも、確認をお願いします。お互いに、気持ちの良いレッスンを心がげていきたいですね。
オーデション楽譜 各学校、今年は音楽会を開催するところが多いのか、オーデションの楽譜が色々と飛び交っています。ピアノやキーボード、アコーディオンの楽譜は、ピアノでそのまま弾いたら良いのですが、中には「マリンバ」のオーデションを受ける生徒さんも。小学校に「マリンバ」があるなんて、すごいですね。どこの学校にもあるのでしょうか?

マリンバや鉄琴などは、マレットと呼ばれるバチ(スティック)を使って演奏します。音読みやリズムは、ピアノを弾く時と同じように楽譜を読みますが、演奏方法がピアノを弾く時とは違うため、自宅での練習には難しいものがあります。(木琴や鉄琴があるお家はいいですけど)教室にも、打楽器はありませんので。あまりおススメはできませんが、右手と左手の人差し指をマレットに見立ててピアノで弾くことが、1番近い演奏方法かなと思います。

どの楽器のオーデションを受けるにしてもやらなければならないことは、その曲が求めている速さで演奏することです。楽譜の冒頭部分に、曲の速さが書いてあると思います。その速さにメトロノームを合わせて、演奏できるようにすることは必須です。オーデションだからと言って、ゆっくりの速さで行われるわけではありませんから、注意しましょう。中には、1曲の中で速さが速くなったりゆっくりになったりするものもあります。その度にメトロノームの速さも変えなければなりません。

オーデション曲のレッスンを希望される生徒さんは、私に提出する楽譜とレッスンで使用する楽譜の2部の楽譜を用意してください。私が1部をいただくのは、私も少し練習をするためです。簡単なものもありますが、指使いに配慮が必要な場合もあるので、いただくことにしています。最近、コピーを持ってこないで、原本の楽譜だけを持っていらっしゃる生徒さんもいらっしゃいますが、それでは十分なレッスンができません。間違った箇所の書き込みができないからです。約束事は守ってレッスンに臨んでほしいと思います。
腕の写真 5本の指で、88鍵もあるピアノの鍵盤を弾くわけですから(88鍵全てを使うことはありませんけど)、途中途中で指替えをしながら弾くことになります。指替えをする度に、腕をくねくねさせて弾いてしまいがちですが、腕はまっすぐなまま、綺麗な状態で弾かなければなりません。

正しい腕の使い方を学習するために、ドレミファソラシドのスケール(音階)を速く弾く練習を行います。5本の指で8音を弾くので、指替えが必要です。腕をまっすぐなまま弾くためには、指のトンネルが上手に作れているかどうかが問われます。指がペチャンコで平べったい状態では、スムーズに指替えを行うことができません。

あまりに綺麗に指替えを行っていた生徒さんがいらっしゃったので、写真を撮らせていただきました。動画ではないので今一つ伝わりにくいのですが、腕は、まっすぐな状態です。指のトンネルを上手に作ることを学習し、スケールを弾けるようにしていくことが第二段階。その次の段階としては、広い音域のアルペジオ(分散和音)の学習に移っていきます。アルペジオの学習に入ると、腕の動きを優先するために、音がどうしても切れてしまいますが、それは仕方がないこと。どのような場面でも、腕の動き重視の演奏を心がけるようにしましょう。

生徒さんそれぞれの学習状況によって進めていますから、その時その時のレッスンでの注意事項を守って練習を進めていくと、スムーズに上達できると思います。腕の動きを綺麗に、優雅に演奏できるといいですね。