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「リズム変え練習やっておいて」と伝えている生徒さんがいます。
曲の中で速い動きが求められる時は必須。
それは指の動きを良くするため・滑りを良くするため。
様々なリズムで指を動かすことで、指の動きをスムーズにします。
結果、指が動くようになります。
こんな地味でコツコツと積み上げた練習が、素敵な演奏を支えています。

3連符は、1、2、3、と3つの音符を均等に弾く音符です。
リズムは均等に正しく弾けている生徒さん。
でも綺麗に聴こえない。
その原因は音の大きさ。
1、2、3、の音符の中で、2、3、で弾く音の方が大きく弾いているから。
そうすると、モゴモゴ感が拭えない。
コツンと少しだけ大きく弾く音は、1の音。
1の音をトントントン・・・と響かせると、洗練された音楽に。
少しの変化が大きな変化。
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楽譜を見て弾くように、口うるさく指導している生徒さんは中学生さん。
ピアノを始めて1年です。
大人も含めて大きくなって始める生徒さんの中には、
鍵盤の位置・指の動きを逐一覚え込んで弾いてしまう人がいます。
小さな生徒さんと違って、覚える能力も格段に高いですからね。
でも、できる・できないの
問題ではない。
楽譜は見るもの。
簡単な曲やゆっくりな曲ならできていても、難しい曲や速い曲になった時に、動きを覚えて弾くことはムリがあります。
覚え込んで弾く人は、一度間違っちゃうと途中から弾けません。
いざ顔を上げて楽譜を見た時に、迷子状態。
結局、曲の最初からしか弾けない。
極め付けは、
鍵盤ばかりを見てカッコ悪い。
顔は上げるもの・楽譜は見るもの。
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曲の第一音目を弾くのに、15分もかかってしまった生徒さん。
「自信がないから弾き出せない」ようやく弾けない原因がわかりました。
じゃ、堂々と弾けるだけの自信をつけたら良いね。
自信って、毎日の練習の積み重ね。
「練習がんばりました」って胸を張って言えるだけの
練習をした?
いまどきの生徒さんたちは本当に忙しいと思う。
練習をしている人=暇な人 ではありません。
忙しい中、時間をやりくりして
練習をしているはず。
時間は作るもの。
本当に忙しい時・疲れている時も、1回だけでも弾いてみようよ。
その積み重ねが自信となって表れます。
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13人の小学生さんたちと行うクリスマス会。
時間は予定通り、16時からの開催です。
披露する曲目が決まり、レッスンで弾いてもらっていますが、
前に合格した曲が弾けない生徒さんも。
まずは片手練習で思い出して。
それから両手での合わせ練習を。
一度合格している曲だから、時間がかからずに
弾けるはず。
今日からはサボれませんよ。
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今年のピアノレッスンも終わりに近づいてきました。
最近、チャレンジカードの50曲合格達成生徒さんが続いています。
50曲の合格は、素直に喜んで
良いことだと思います。
頑張ってきた証拠ですね。
ただ、達成していないから頑張っていない、と言うことでもなくて・・・。
曲の内容が難しかったり、1曲の曲の長さが長い曲を練習している生徒さんは、曲数は伸びません。
頑張りは曲数だけではありません。
1年間を振り返って、
自分が頑張ってきたかどうか?
自分が思い描くピアノレッスンになっているかどうか?
この辺りのことを含めて考えてもらえたら・・・と思います。
自分の頑張りは、自分が良くわかっているはず。
あ〜私も耳が痛い・・・。
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「〇〇で弾いてみて」ハノンを学習している生徒さんに、この言葉をかけることがあります。
スタッカートだったり、付点のリズムだったり。
内容は、弾いてきていないであろう
リズム。
どんだけ意地悪先生なの!?
いえいえ、そうではありません。
これって何気に生徒さんの上達がわかります。
半年ほど前の時には、全く反応することが
できなかった小学2年生の生徒さん。
今回は、ビシッと弾いてくれました。
生徒さん自身も弾けたことに喜びを隠せない様子。
前のできなかったページを開いて、説明してくれて
います。
うん、うん、上達しましたね。
自分で上達を感じられるって嬉しいね。
私も嬉しい。
これがあるから先生をやめられない。
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レッスン時間の5~10分を使って、音読み強化をしていた生徒さん。
ことの始まりは、「音読むのが遅い問題」
さっさと読んでよ💢・・・と、内心思っていたことは
伏せておこう・・・。
この生徒さんは、演奏の表現力がイイ!
だから、もったいないのです。
表現が良いのに、音読みが遅いせいで進まない。
こうして始まった音読み強化。
1ヶ月経った感想は、音読みが速くなった!
もたもたしていた音読み(口悪くてごめんなさい)が、すこぶる速くなりました。
もちろん自宅でも取り組んでいらっしゃる様子。
今日やったから明日から速く読めるものではない。
地道な積み重ね。
でもこれでやっと、できる人の普通に
なっただけ。
まだやめてはいけない。
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「ソッソー、ファッファー、ミッミー」これ、楽譜の通りに弾いている?
何かおかしくない?
正解は、「ソーソー、ファーファー、ミーミー」
同じ音を続けて弾く時に、スタッカートのようになってしまうのは良くない。
聴こえ方に注意して。
この旋律を声に出して歌ってみるとよくわかります。
「ソッソー」とは歌わないはず。
「ソーソー」と歌うでしょ。
「歌うように弾く」ピアノの鉄則です。
同音連打は要注意だよ。
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自分の音の響きを、確かめる練習をお願いしている生徒さんがいます。
3月にホールでの演奏を控えている生徒さんです。
ドミソの音の響き1つとっても、音の粒、
どの音を大きく弾くのか、など研究をしてほしいのです。
そのためには、普通の速さで弾いていたのでは聴き取れません。
ですから、練習はゆっくりで・・・いや、
ちょ〜ゆっくりで響きを確かめる練習が必要です。
この練習、地味で辛い。
でも、響きを求めるってこういうこと。
普段のレッスンではここまで求めませんが、
外部で他の人にも聴いてもらう場合は話が違ってきます。
これをするかどうかで、演奏が違ってきます。
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2025年4月以降のピティナ・ステップが続々と発表中です。
教室から近い場所では、所沢と成増。
今回の所沢は、大きな演奏会も開かれる
大ホールでの開催です。
随時、新しいピティナ・ステップ情報を掲載していきますので、ご希望の生徒さんはお知らせください。
既に3月のゆめりあホールは締切となりました。
教室から近くのホールは早くに定員になりますので、お早めに。
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「早く次のレベルに進みたい」と言うことが目標だった、大人の生徒さん。
今年最後となるレッスンでは、テキスト曲を4曲も仕上げてきてくれていました。
理解の早い大人生徒さんなので、ついついあれも・・・これも・・・と、お伝えすることが多くて。
大人生徒さんは、抱えているものが多い中での練習です。
そんな中でも時間を見つけて練習をされます。
練習をしてきてくださると、応援したくなっちゃう。
目標って、掲げているだけではダメなわけで。
目標に向かって、行動ができるって簡単ではありません。
次のレッスンは、新しいレベルでのスタート。
また新たな目標に向かって進んでいきましょう。
今年のレッスンも終わりに近づいてきました。
来週はクリスマスもあり、学校も終業式を迎えます。
・・・ここにきて、風邪気味な生徒さんが多くみられるように
なりました。
中にはインフルエンザの生徒さんもチラホラ。
学級閉鎖中の生徒さんもいらっしゃいます。
やはり流行ってきているのですね。
これからまだまだ寒くなっていきますので、油断は禁物。
特に小学生の生徒さん、来週はクリスマス会です。
元気にやって来て欲しいです。
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中学の合唱コンクールで伴奏を務めた生徒さんから、合唱コンクールのDVDをお借りしました。
まぁ、様々なピアノ伴奏がありました。
ガンガンにピアノを
叩いている人。
指揮者を見ていないで、合唱と合っていない人。
演奏に対する気持ちが入っているように見えない人。
音の響きが綺麗な人。
何となくですが「間違えないで弾こう」を目標にしていると、音に気持ちは入っていかないような気がします。
「綺麗に響かせよう」を目標にしてほしいかな。
ピアノは、音の響きが全て。
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3連符の交差曲が弾けなかった大人生徒さん。
指の踏ん張りが足らないから、指が滑って音が転んじゃう。
指が速く動かない。
3連符を弾くのに必要な指力が足らない。
そこで一時中断して、ハノン教材で指力を高めることに。
20曲の基礎練習を終えて戻ってきました。
結果、3連符の交差曲がスルスルと弾けるようになっていました。
その時・その人に
必要な指力って大事。
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今日は、小学生の生徒さんたちと行うクリスマス会。
実はクリスマス会当日は、朝からバタバタ。
前もって準備をしておけば良いものを、毎年、当日の朝から
準備に取り掛かります。
娘にも会社を休んでもらって、準備に参戦。
クイズで使う解答用紙を用意したり、プレゼントを仕分けしたり。
今年も楽しいクリスマス会に
したいなぁ。
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25日、小学生さんたちとのクリスマス会が無事に終了。
体調不良の欠席者が何名か出ましたが、出席者はみんな元気。
今年は「音当てクイズ」を試みました。
何と全問正解者も。
恐るべし小学生。
今年初めてクリスマス会に参加をした生徒さんは「来年もクリスマス会に参加します」と、来年の予約も。
楽しんで
もらえたようで何より。
また1年、ピアノの練習に頑張っていきましょう。