
新年おめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
2025年のレッスンを今日よりスタートしました。
最初のレッスンは小学4年生の生徒さん。
年末年始がある冬休みは、思うように練習ができないことも多いと思います。
これから少しづつ、いつもの日常に
戻していきましょう。
今年も適度にがんばる1年にしていきたいですね。

自分が弾いている音って、聴いているようで聴いていない。
聴いていると思っている音は、耳に勝手に入って勝手に出て行っています。
残念ながら、それは聴いているとは言えないよ。
2つのシャープがついている曲を練習中の生徒さん。
明るい感じの曲調なのに、突然暗くなっちゃった。
シャープを落として演奏しているのに、それに気がつかない生徒さん。
ここは気がついてほしいポイントです。
自分の音、ちゃんと聴く。
今年は「音」を聴く1年にしていきたい。

音階などをスタッカートで弾く時、音が出なかったり外したりしていませんか?
小学5年生の生徒さんもそう。
弾きたい気持ちは感じるけれど、弾けていない。
跳ねることにフォーカスするのではなく、
指先を鍵盤に当てに行ってみましょう。
「当てに行く」という表現が合っているかは別にして、指先を確実に弾きたい鍵盤に下ろすということ。
その辺の鍵盤を触っていても、
音は綺麗に出てくれません。
「指先」にフォーカスしてみると、響きの良いスタッカートで弾けますよ。

ブルグミュラーの曲を表情豊かに演奏する生徒さん。
力がついてきたな・・・と感じます。
ここから更に演奏を良くするために必要なこと、それは、音出しの仕方。
曲の第一音目はもちろん、場面が変わったところでの音出しも同じこと。
何となくの弾き始めになっている感じがします。
場面が変わるということは、今までとガラッと
変わるということ。
呼吸を整えて、意識を変えてからの音出しが必要です。
その音に気持ちを込める。
神経を使う。
なんなら、神経質になるくらいが丁度良いかも
しれません。
気持ちを込めた音出しを。

新年の年少さんのピアノレッスン。
一気に8曲も練習曲が進みました。
簡単だから当たり前でしょ?
いえいえ、そうではありません。
これまで4ヶ月のレッスン期間で
進んだ曲は7曲ですから、そう考えるとかなりの頑張り。
もちろん生徒さんの頑張りが1番素晴らしいのですが、お母様の頑張りもあってのこと。
練習環境を整えたり、適切な
言葉掛けがあったり、時にはご機嫌取ったり笑
こっち(親)の思うように動かないのがお子様。
子どもが小さい時のピアノって、親子のピアノ。
お子様一人で勝手に上手に
なるわけではありません。
保護者のサポートで、上達度合いが違ってきます。
せめて小学生の間は、サポートをお願いいたします。

どの曲を弾いていても、どの指を使っていても、ピアノを弾く手の形になってきたと感じる生徒さん。
やっとここまできたわね〜。
生徒さんの楽譜の隅には「指を立てる」って
書いてありました。
私、何も言わないけれど、ちゃんと見てますよ。
そして、できるようになってきたことを感じています。
実は、年明けのレッスンで「できるように
なってきたなぁ」と感じる生徒さんが多い。
生徒さんの手の状態を見たり、音を聴いている中で、ふと感じる瞬間があります。
これは、ピアノを教えている身としては嬉しい瞬間。
もっともっと上に引き上げたくなる瞬間です。

長い間、インプットのみのレッスンだった未就学の生徒さん。
あの手・この手で試していましたが、なかなか正しい答えが返ってこなくて。
実は、小さな生徒さんにはよくあること。
気持ちが乗らなかったり、やる気がなかったり。
それでも根気良くインプットを続けていると、必ずアウトプット
する時がやってきます。
講師も忍耐力が試されていますが、保護者にも忍耐力が試されます。
子どもって、こちらの思うように動きませんからね〜笑。
ここにきて、すらすら〜と進むようになりました。
アウトプットが始まりましたよ。
まだまだこれから。

写真の左手の形は、ブン、チャッ、チャッ の分散和音。
分散和音は、和音をバラバラにしたもの。
この左手を弾きにくそうに弾いているのは、弾く音だけのことを
考えているから。
前の音からの指の動きを考えて、指の持って行き方を最小限の小さな動きで動かしてみて。
最小限の小さな動き=動かしやすい指の位置。
最小限の小さな動きの探し方は、楽譜通りの練習の前に和音のかたまりで弾いてみましょう。
この曲の場合は、ドファラ、レファ♯ラ、レファソ これを和音のままさっさと
弾いてみる。
さっさと弾いたその位置が、動かしやすい指の位置。
あとはそれを分散和音(楽譜の通り)に弾くだけ。
小さな動きで弾きやすく・・・これが鉄則です。

「どう弾いて良いかわからない」ピアノ歴1年とちょっとの中学生の生徒さんからの言葉。
ヘ音記号が書いてあったり、ト音記号が書いてあったりしているので戸惑ったよう。
これ恐らく、ピアノを習って何年も経っている生徒さんであれば、戸惑いはないと思う。・・・いや、ないよ、さすがに。
素直にそのまま音を読んでくれれば良いですよ。
ピアノの楽譜は大譜表なので、上の段は右手、下の段は左手で弾きます。
これは大前提。
その上で、書いてある音の鍵盤の位置を確認。
左手で弾く下の段にト音記号が出てきても、
その高さの音を左手で弾くことになります。
弾き方としては、右の方にある高い音を頑張って左手で弾くことになります。
はじめて遭遇すると、弾き方がわからなくなっちゃうね。
こうやって一つ一つ覚えていきましょう。

「楽譜が読めるって良いですね」そうつぶやいたのは、小学6年生の生徒さん。
生徒さんは、レッスン曲とは別に自宅で、大好きなドラクエの曲を練習していたのでした。
聴かせてもらいましたが、荒削りではあるものの楽譜を正しく理解して弾けています。
これは楽譜が読めるから、一人でも弾けるということ。
楽譜が読める人からすると、特別な
ことでも何でもありません。
実は私が驚いたのは、生徒さんのレッスン曲はツェルニー、ブルグミュラー。
これらの教材は難易度が高い教材です。
毎回のレッスンでは、
きちんとした演奏をされています。
それなのに、さらにドラクエの曲を密かに練習しているなんて・・・。
どれだけ余裕のあるピアノ練習なの!?
やはり、楽譜を読む力=読譜力
が養われているから弾けるのですね。
せっかく学んできたピアノ、自分が弾きたい曲も弾けないなんて悲しいもんね。
自分が弾きたい曲くらい、弾けるようにしていこう。

ハノン、バーナム、ペダル教材、曲集テキスト・・・これらの教材のレッスンをしている生徒さん。
1週間に全ての教材の練習が難しければ、取捨選択をしてOKよ!と伝えてあります。
ただし、満遍なく進めましょう、ということがお約束。
ところが生徒さん、バーナムと曲集ばかりを弾いてきます。
一応声はかけているのですが、ハノンが全然進まない。
見た目の簡単さから、バーナムばかりを練習しているよう。
保護者の方にも確認を取ると、声かけをしているそうですが、ハノンは今度・・・という状態だそう。
あらあら、確信犯ね💢
そこで「バーナム禁止令」なるものを発動しました笑。
決して、バーナムが必要ないと言うわけではなくて、今の生徒さんに必要なのはハノンかな。
毎回、しっかり練習をされているので、
ここで指を強化すると更に良い音になりますよ。
がんばって。

本当に曲を理解しようと思えば、ゆっくり練習が必須。
それも普通にゆっくりではなくて、ちょ〜ゆっくり練習。
曲の理解とは、指番号や音はもちろん、
フレーズのつき方、細かな強弱のつけ方を含みます。
むしろ、フレーズや強弱を正しく理解することが重要です。
バッハの2声の曲に挑戦中の大人生徒さんも、
ちょ〜ゆっくり練習で曲の理解を深めていらっしゃいます。
3曲目の練習になる今回の曲、これでも2声の中では簡単な方。
バッハの曲はフレーズの切り方、歌い方に
特徴が大ありで、普通に弾くだけでもまぁ、進みません。
考えることが多過ぎて弾けなくなっちゃうのです。
恐ろしい曲。
こんな時は、ちょ〜ゆっくり練習で
正しく曲を理解することが必要です。
ゆっくり練習や片手練習って嫌がる生徒さんが多いですが、実は1番大事な練習です。
この2つを取り入れることで、仕上がりも
早くなりますよ。

ピティナ・ステップ情報を、「お知らせ」欄に載せています。
今回新たに発表になったのは、5月に保谷こもれびホールで行われるピティナ・ステップ。
この写真は前回の
小ホールのものですが、今回はメインホールでの開催です。
当然ですが、小ホールと比べると豪華です笑。
自転車で参加をする生徒さんもいらっしゃるくらい、身近な場所。
予定が合う生徒さんは是非、早めに申し出をお願いします。

楽譜の左のページには右手に3連符、右のページには左手に3連符。
同じ1曲の曲なので、3連符の速さは右手で弾いても左手で弾いても同じ速さです。
ところが、右側のページに入ると、
途端に曲の速さがダウンする生徒さん。
そこで、最初の左のページをゆっくり目で(右側のページを弾いていた速さで)弾き始めてもらいました。
すると、右側のページが更にゆっくりに。
これは、生徒さんの中での曲のイメージが、左手の3連符はゆっくり・・・と、勝手に思い込んでしまっているようです。
曲の速さの思い込みだったり、リズムの思い込みだったりって、誰にも
起こること。
間違った思い込みならば矯正が必要です。
今回は速さの思い込みですから、メトロノームで矯正します。
ゆっくりでも速くても、同じ速さで弾けるようにするために、メトロノーム
練習を提案しました。
1週間後、速さが矯正されていると良いですね。

小学生以下の生徒さんにお渡ししているレッスンノート。
レッスンノートへの書き込みは小学生さんまで、としています。
レッスンノートの卒業は、小学6年生のノートがなくなる日まで。
今回、レッスンノートを卒業することになった小学6年生の生徒さん。
これからは大人扱い。
これまでは、保護者の方にも共有していたレッスンの内容や間違い、気をつけて欲しいことなども、
生徒さん自身が受け取っていくことになります。
ここまでピアノレッスンを続けてきた生徒さんですから、既にしっかりとレッスン内容を受け取っておられます。
そんなに心配はしていないのですけどね。
これまで同様、保護者の方からはメールや電話、メモ書きなどで問い合わせをいただければと、思います。
気になることは放っておかず、いつでも声をかけてください。

音階を練習している生徒さんには、挑戦してもらう弾き方があります。
それは速く弾くこと。
曲は、その曲の持つイメージがあるので、何でもかんでも速く弾くことは
できません。
ですが音階は曲ではないので、指を速く動かす練習をするにはもってこい!
そのため、ゆっくりで音階が弾ける生徒さんには、「もう少し速く」「もう少し速く」と、
速く弾いてもらっています。
音階練習がテキストに出てきた生徒さんは、ゆっくりの速さができるようになったら、是非、速く弾く練習も取り入れていくようにしましょう。
ゆっくりしか動かせない指よりも、速くもゆっくりも動かせる指を手に入れていきましょう。

今年も、お菓子を使っての音価確認を始めました。
音価とは、音符や休符の長さのこと。
お菓子を使って音価確認をしているのは、少しでも楽しんで学んで欲しいから。
最近は、
お菓子を使って学習をしているのは、小さな生徒さんのみですが。
昨年まで音価が定着していなかった生徒さん、今年は大抵の生徒さんが正しく理解できています。
定着してきたようで嬉しいです。
4分の4拍子でも、8分の6拍子でも、間違えることなく理解が必要な音価。
ぜひ、正しく理解して、好きな曲や弾きたい曲を楽しんでいきましょう。