
ブルグミュラーNo.23を見事な演奏で終えた小学生の生徒さん。
この23番では、新しくアクセントペダルを学びます。
アクセントペダルとは、音を弾くのと同時に踏むペダル。
ペダルって音の後から踏むんじゃないの?
そうです、ペダルは音の後が基本です。
基本はそうですが例外もあって、その例外がアクセントペダルです。
大きな音で響かせたい時には、アクセントペダルを入れます。
慣れない間はペダルを踏むタイミングがズレやすいので、耳で音の響きをよく聴く必要が
あります。
頻繁に出てくるものではありませんが、踏めるようになっておくと良いペダルです。

つむぎ歌の曲を弾いてきてくれた小学2年生の生徒さん。
どりーむ6テキストの最終曲だったので宿題の曲になっていますが、私個人的には、この段階で演奏するには
難しい曲だと考えています。
でもまぁ、練習はしてもらいますけど。
生徒さんの演奏は、曲の弾き始めから違っていました。
それは良い意味で。
2拍子が感じられる弾き始め。
考えて弾いていることがわかる演奏そのもの。
中間部の左手の旋律部分も、意識して弾いていることがわかる演奏だし、何より小学
2年生では辛いであろうオクターブを頑張って弾いてくれていました。
レッスンの最後に、それらのことを生徒さんに聞いてみると、自宅練習時にお母様から助言が
あったとのこと。
2拍子が感じられていないよ、だったり、CDケースで指広げをしたら?だったり。
だから、曲を仕上げるのに苦労したんだよ・・・との言葉も
ありました。
保護者の方がピアノ練習に関わってくださることに感謝だし、それらを素直に受け取れる生徒さんも素晴らしい。
保護者の自宅練習の関わりって、
本当に重要です。
関わらなくても上達はしていきますが、上達のスピードが違います。
そして生徒さんの素直な姿勢も、上達には重要になります。
少しの
時間でも、お子様のピアノを聴いてあげて欲しいです。
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今朝も朝からレッスンお休みの連絡がありました。
実は体調不良の連絡は、1月から続いています。
1月は大人の生徒さんのお休みが多かったのですが、最近はお子様の
お休みが多いかな。
元気ならば、多少の風邪程度ではレッスンは来ていただいて構いません。
元気でも、発熱している場合はレッスン不可。
振替レッスンもなしです。
よく聞かれるのは、家族がインフルエンザだけど大丈夫ですか?ってこと。
あくまでも本人ベースで判断しますから、本人が熱があるかどうか、です。
熱がなくても辛い場合は、お休みされた
方がよろしいかと思います。
最後にもう一つだけ。
風邪の予防には「うがい」が効果があることをご存知でしょうか?
お馴染みのカバさんのついたうがい薬、これでガラガラするだけでも
違うと思います。
もちろんカバさんでなくても良いと思いますが。
できる限りの対策をして乗り切っていきましょう。
まだまだ油断は禁物です。

「間違っていると思う・・・」と言って弾き出した生徒さん。
間違っていると思うのなら、直してくれば良いじゃん!、って言うのは私の心の声(笑)
曲を聴かせてもらったところ、何も間違っていない、むしろ上出来。
何のことを言っているのだろうと生徒さんに確認すると・・・?
この曲、ファ♯の曲なのですが、
実はこの曲にはファの音は出てきません。
わざわざ♯が書いてあるから、ファの音が出てくると思っていた生徒さん。
♯をつけようと意気込んでいたのに、つける音がない!
音読みをどこかで間違っていると思ったのだそう。
不安になっちゃったんだね。
調号の記号があるから、必ず出てくるというものではありません。
まぁ、これは
ト長調という調で曲が作られているということ。
♯をつける音が出てこなくても不安になることはありません。
大丈夫、素晴らしい仕上がりになっていましたよ。

似たようなフレーズが続く曲。
音、ミスちゃった?
そうして楽譜を見直すと、自分がどこを弾いていたかわかんない。
これ、迷子になっています。
挙句の果てに、いくつか音を弾いてみて納得の音が出たら弾き進もうとする。
これ、完全に耳コピ状態で弾いています。
これでは、楽譜を読めるようにした
意味がないんだよ💢
大きくして始めた生徒さんにはありがちなパターン。
頭の中で解決しようとしている証拠。
ピアノって楽譜を見ながら弾き進めることが
基本です。
例え暗譜をしていたとしても、鍵盤ばかり見て演奏をするわけではありません。
まずは楽譜をきちんと見ながら弾くクセをつけましょう。
迷子にならないで。

ブルグミュラーテキストに進んだ小学2年生の生徒さん。
「これまでに学んだことを守って弾いてきてね」と言う、投げやり的な宿題の出し方をしました。
私のお得意、意地悪全開です笑。
楽譜を広げてもらうと、生徒さんの書き込み。
「楽語」=音楽用語の意味が書き込んでありました。
書き込んであるくらい
なので、当然、そのように弾いてくれています。
もう、その曲そのもの。
演奏の答えは楽譜の中にしか書いてありません。
「楽語」もその一つ。
中級以上のテキストには、多くの楽語が出てくるようになります。
楽語の意味を暗記をする必要はないと思いますが、演奏時にはわかっていないと表現ができません。
曲を理解しようとする気持ちが溢れていて、嬉しいレッスンとなりました。
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あと1ヶ月と少しで春休みに入ります。
学生の生徒さんたちには待ち遠しい春休み。
生徒さんの中には、既に春休みの旅行の予定が決まっている生徒さんも
いらっしゃって、楽しみにしているようです。
ピアノレッスンは、春休みであっても関係なく行います。
レッスン時間も通常と変わりません。
何人かの
生徒さんからは、振替のメールをいただいたり、レッスン振替希望届を提出していただいています。
予定が決まっていて、通常レッスンが困難な場合には早めの
連絡をお願いしたいです。
遊びもピアノ練習も有意義なものにしていきましょう。

幼稚園の先生とのレッスン。
一定の速さで弾いていた曲ですが、途中から急いで弾いている?
曲が突っ走ってしまいました。
生徒さん、実はいつも同じところで
曲が速く突っ走ってしまいます。
いつも同じところ・・・の場合は、大抵、原因になるものがあります。
生徒さんの曲で言えば、同音連打のラララのところ。
他の
生徒さんにも同じことが言えますが、同音連打やスタッカートのところは要注意です。
同音連打やスタッカートは、指が鍵盤に触れている時間がどうしても短くなってしまいます。
短くなった分だけすぐに次の音を弾いてしまうと、結果的に突っ走ってしまうことになります。
同じ音でも跳ねていても、その音符の持ち時間は変わらないはず。
原因を探るって
大事だよ。
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リズムの変化を学習する曲の練習。
正確なリズムが刻めていないので、メトロノーム練習をお願いしました。
それも、8分音符単位でのメトロノーム。
リズムを正しく刻むために、小さな単位での合わせ練習をするのですが、実はこれにはデメリットも。
小さな単位でばかり合わせていると、音楽自体が小刻みに
奏でられてしまいます。
ですからリズムが正しく刻めるようになったら、大きな単位でのメトロノーム練習に切り替えます。
メトロノーム練習をするときに、
メトロノームと一緒に自分の口でも数えるのがオススメ。
大人の生徒さんにそのことを提案しましたら「インプットだけではなく、アウトプットも大事ですよね」と、
おっしゃっていました。
本当にそうですね。
メトロノームを聞くだけではなく、一緒に声を発してみる。
数え方のリズムが身について良いと思います。

このテキストの学習に、時期を同じくして進んだ低学年の生徒さん2人。
ピアノの基礎学習を終えて、表現力をがっつり学ぶ位置付けです。
逆に言えば、表現をつけないで
演奏するのだったら、このテキストに進む意味がありません。
それだけに、考えることも多くなります。
音やリズム、スラーなど楽譜通りは当たり前、そこに楽語の意味を
考えての演奏になります。
低学年の生徒さんたちには難しいレッスンとなりますが、頑張ってほしい。
試練のレッスン。
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大人の生徒さんと進めるバッハインベンション。
ポリフォニー音楽=多声音楽の学習です。
要は、あっちにもこっちにも旋律が出てきちゃって、あっちもこっちも大事な音楽。
バッハインベンションは、このポリフォニーの音楽の代表格ですが、これが一筋縄ではいかない。
ソナタ曲も弾きこなす大人生徒さんなので、弾けないわけではありません。
でも、
バッハの音楽には聴こえない・・・。
それだけ難しいということ。
片手練習で弾き方や歌い方を確認したりのレッスン。
最近、そのインベンションの曲がバッハの曲に聴こえるように
なってきました。(失礼な物言いですが・・・)
生徒さんも同じように感じていらっしゃるらしく、「バッハになってきた」とおっしゃいます。
曲をその曲らしく聴かせるって本当に
難しい。
あともう一息です。
バッハをバッハにしてしまいましょう。

初心者さんで始めた中学生生徒さんのピアノレッスン。
小さな生徒さんと違って、楽典的なこと(音やリズムなど、ピアノを弾くことに必要なこと)や手の形など素晴らしい。
ここまでは全く問題ないのですが、実は生徒さん、ピアノ演奏時はかなりのド緊張。
と言うのも、生徒さんは「1つも間違えないで弾くこと」を目標に弾いているから。
ミスなく弾くことは重要です。
でも、それが全てではないかな。
音を楽しむことが音楽。
だからもっと楽しんで弾いて欲しいよ。
間違えなければ上手ってことでも
ないし。
楽しむことも忘れないで。
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随分と整った手の形で、ピアノを弾いています。
ここまでくるのに長かった(笑)
生徒さんは16分音符の練習に進んでいきますが、速いリズムを弾くには整った手が必要になります。
指先が下向きになっているのが整った手。
力任せに押さえつけている指は、指先があっち向いたりこっち向いたりしてしまいます。
ゆっくりな曲はそれでも弾けますが、速いリズムは
弾くことができません。
結局、手の形を矯正することになります。
どうせやんなきゃいけないのなら、最初から整えていた方が良いですね。
そんなわけで、手の形については習い始めから
口うるさく言っているのですが・・・。
指先を下向きに、鍵盤に対してストン!と押すようにしていきましょう。
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16分音符が規定の速さで弾けるようになった生徒さん。
手の形に気をつけて練習をしてくれたことがわかります。
じゃ、通して弾きましょう・・・と
なったのですが、通して最後まで弾くことができず。
実はこの曲、レガート2回、スタッカート2回の計4回の繰り返しがある曲。
それでも16小節分の長さの
曲なので長くはない。
でも弾けない。
これは、16分音符が弾けないのではなく指体力がない証拠。
短距離は走れるけど、長距離は無理・・・的なこと。
16小節程度は弾けるようになって欲しい。
生徒さんには指体力をつけるための別メニューを用意。
指体力も必要よ。