少し 保谷ピアノ教室 夏休みも8月に突入しました。
あと1ヶ月、もう1ヶ月・・・考えは人それぞれですが。
少し余裕のある夏休みだからこそ、いつもよりほんのちょっと多めに弾いてみましょうよ。
与力のある生徒さんや、やっておいた方が良いよ、と感じる生徒さんには、声かけをしています。
たくさんは頑張らなくて良いのです。
いつもよりも1〜2曲多く練習をしてみましょう。
基礎学習レベルの生徒さんは特に。
遊びの時間を削って・・・と言うことではなく、余裕のある時間に少し多めのピアノ練習。
ぜひぜひ。
指番号 保谷ピアノ教室 テキストに書いてある指番号は、楽譜通りが基本。
弾きやすさや音のつながりなど、様々なことが考えられているから。
まずは書いてある通り。
物理的に無理な場合は、その都度、 考える方向で進めます。
書いていない場合は?
書いていないからと言って、毎回適当な指番号で弾くのはout。
指番号は必ず、毎回一緒の指番号で。
今日は2番で弾いて、明日は 3番、次の日にはまた2番、なんてことのないように。
それは何故か?
毎回行き当たりばったりで弾いていると、音ミスを起こしやすくなります。
指番号が書いていない楽譜は、生徒さんと 一緒に考えて書き込むようにしています。
手の大きさ・指の長さによっても、微妙に違ってくる指番号。
生徒さんと一緒に考えた指番号は、楽譜に書き込みます。
指番号は毎回一緒、が 鉄則です。
最後 保谷ピアノ教室 普段のレッスンでは、生徒さんのペースで進めてもらっています。
片手練習で最後まででも良し、少しづつ両手でも良し。
ただこれが、仕上がり日が決まっている曲になると違ってきます。
例えば、ステップやオーディション、コンクール曲など。
その場合は、早く両手で最後までが基本。
ゆっくりであってもガタガタであっても、最後まで。
それは何故か?
曲の全体像を 把握する必要があるからです。
どこが難しい?どこを間違って弾いてる?
時間がかかりそうな箇所や間違いを把握して、対処する必要があります。
それに、曲の最初部分ばかり上手で、後から 練習をした最後部分が上手になりきれていない演奏も避けたいところ。
だから、取り敢えず曲の最後まで早く早く。
曲は、取り敢えず弾けるようになってからがレッスンの始まりです。
ただ弾くだけではない、気持ちを込めた演奏のレッスンが待っています。
曲作りのレッスン、待ってるよ。
中学生 保谷ピアノ教室 中学校の合唱コンクールの伴奏の練習をしている中学生さんたち。
9月1日にオーディション予定です。
夏休み直前に曲が決まってからの練習。
曲にもよりますが、5ページ〜 7ページほどの曲。
それを約1ヶ月で完成させなくてはいけません。
これが地味に辛い。
ここまで弾ける生徒さんたちだから楽譜は読めますが(当たり前)、それをスラスラ弾くのは 別の問題。
頭ではわかっているけれど、指がパッと動かないことも。
それでも、ひたすら練習するしかない。
この1ヶ月、必死で練習するしかない。
私も追い込みをかけるし、 追い込まれている生徒さん。
部活があったり、他の習い事があったりの中でのピアノ練習。
合唱コンクール伴奏も、楽じゃない。
シャープ 保谷ピアノ教室 ここのところ、調号について間違った認識をしている生徒さんが何人も。
ちゃんと説明したつもりなのですが、確認のため。
調号でつくシャープやフラットは、曲の最後まで有効ですよ、と、 口うるさく言っているので、これについては覚えている生徒さんたち。
問題はそこではなく、どの場所(どの高さ)の音がシャープになるのか?で、間違った認識をしている生徒さん。
答えは、 高さに関係なく全ての「ファ」です。

写真は、調号でシャープが1つあるト長調を表しています。
ト音記号を例に取ると、ファのシャープ記号は、高いファの位置にシャープが書かれています。
調号ではファのシャープは、高いファに書くことが決まり。
お手持ちの楽譜で確認してみて。
間違った認識の生徒さんたちは、高いファの音しかシャープがつかないと思っています。
要は、写真で言う赤い音符の場所のファだけがシャープだと言う認識。
青い音符も黒い音符も実際はファの音なのですが、それらは白い鍵盤のファを弾いている状態です。
いやいや、そうではないよ。
調号で書いてある場合は、「ファ」であれば全て、高さに関係なく シャープ。
ナチュラルが出てこない限りシャープ。
間違ったものは正せば良いので、次からは正しい認識で弾いていきましょう。
「月謝を持たせるのを忘れました。次のレッスンでもよろしいでしょうか?」
保護者から届いたメール。
小さな生徒さんを除いて、大抵はレッスンに生徒さん一人でやってきます。
月謝を忘れたことを、丁寧に謝罪してありました。
いやぁ〜、月謝は2週目になったからと言って、何ら問題はありません。
ですが、こちらのお母様は、何かあると毎回、丁寧なメールが 届きます。
連絡が小まめ。
そこまで気を配っていただかなくても良いですけど。
その一方で、毎月の月謝が納入されない生徒さんもいらっしゃいます。
月に3回か4回は行っている レッスン、支払ったか支払っていないか、わからない?
もちろんノートに書きますが、恐らく読まれていない模様。
私のように暇ではないのでしょうが、それでも保護者の温度差を感じます。

メールでの連絡についても、返事が必要なものは24時間以内に返信がほしいところ。
お仕事の関係で忙しいのはわかっています。
それでも24時間以内であれば、何らかの返信ができるはずだと 思うのですが。
振替の日時の提案をしても、結局、返信が来なくて休みのまま・・・なんてこともあります。
無理なら無理、休むなら休む、の何らかの意思表示は欲しいです。
私も人様に 言えるほどきっちりとしていませんから、文句は言えないのですけど・・・。
大切なお子さまのこと、もう少し気にかけて欲しい。
「どうせできないし」
「練習しても無理」
「練習したって無理だから」
まぁ、よくこんなに言葉が出てくるわね・・・。
結局、そのまま後半のレッスンは、 レッスンにならずに弾かずに帰った生徒さん。
挙句の果てに「ピアノ、別に楽しくないし」
「何のために習っているかわからないし」
こんな言葉が次々と。
本心なのかそうでないのか、わかりません。
「ピアノは絶対に必要なものではないから、辛かったら辞めたら良いと思う」
私からの提案。
やる気のない生徒さんを、引き上げるほどの 情熱は、残念ながら私にはありません。

ただ、生徒さんのSOSかも?とも思います。
精神的に疲れていたり、寂しかったり。
一生懸命に取り組みすぎて、ちょっと辛いかもしれない。
家族との向き合う時間がなさ過ぎて、寂しいかもしれない。
どの生徒さんも、みんなそれぞれに頑張っています。
ある人には大丈夫なことでも、ある人には辛いことも。
生徒さんの様子が?と思ったときには、レッスンノートに記しています。
それは叱って欲しいわけでも怒鳴って欲しいわけでもありません。
お子さまのことを観察してみて欲しい。
SOSを発信しているかもしれないから。
弾き始め 保谷ピアノ教室 ピアノを弾き始める第一音目=はじまりの音、ここに気持ちが入っていない生徒さん多い。
写真の楽譜で言うならば、右手ドと左手ファラの音。
この音、この響き、結構、 神経を使います。
ここからはじまる自分の音楽。
もっと大切に扱おうよ。
これは、ステップに参加をするから言っているわけではありません。
ハノンだってバーナムだって、 どんな曲でも一緒。
曲をビシッと弾いてくる生徒さんには、いつも言っています。
弾きはじめの音、気をつけて、と。
最初から気持ちを入れて欲しいのよ。
曲の途中からノって くるのではなく、最初から。
もちろん、最初だけでなく全ての音に気持ちが必要です。
演奏するって手や腕の力は抜くけれど、気持ちは抜けない。
1週間ほどお休みをいただいていましたが、今日からレッスン再開です。
学校の夏休みも残り2週間ほど。
楽しんだ人もこれから楽しむ人も、少しづつ通常の生活に戻していきたいですね。
もちろん私も。
どこの先生も一緒だと思いますが、私は私の教室の生徒さんに一生懸命です。
だから時には厳しいことも話します。
上手に弾けるようになって欲しい。
オーディションでは 受かって欲しい。
何かしら学んで欲しい。

もう、10年ほど前の話。
学校は不登校だけど、ピアノ教室には毎週通ってくる生徒さんも。
生徒さんのお父様から「ここだけが社会との 繋がりだから通わせたい」と言われました。
中学・高校の教員免許は持っていますが、社会福祉士の免許は持っていない私。
それでも私とおしゃべりしたり、ピアノを弾いたりして生徒さんが 癒されているのなら良いのかな?
どんな生徒さんにも一生懸命になりますよ。
それが私の持ち味。
ただ、意味なく通っていただくのは私も辛い。
生徒さんも一生懸命になって。
どっちつかず 保谷ピアノ教室 どっちつかずな弾き方を学習中の大人生徒さん。
どっちつかずって何?
スラーとスタッカートの2つの記号がついている音。
これはメッゾスタッカートとかメゾスタッカートと呼ばれるもの。
スラーとスタッカートを同時に弾く?
いやいや、そんな魔法的な弾き方できませんよね?
じゃ、どうする?
結論から言うと、長めに弾くスタッカート。
綺麗に弾いてしまうとスラー。
短く切って弾いてしまうとスタッカート。
間をとってと言うか、それこそどっちつかずな弾き方で長めのスタッカートで弾く。
結局、切っちゃうんだけどね。
0,5秒伸ばす、1秒伸ばすってことでは ありません。
指先の感覚で弾き方をマスターしてもらいます。
自分の音を聴いて、音の残り具合を確かめて。
ここでもやっぱり耳が大事。
音符カード読み 保谷ピアノ教室 6月に入会された生徒さんの、音符カード読みが着々と進んでいます。
お引越しで他教室から移って来られた生徒さん。
当初から、練習曲を弾く分には困っていない音読み。
わざわざ音読みしなくても・・・と思いますが、更に上達をするためには早く読めた方が良いわけで。
生徒さんも負けず嫌いなのか、自宅で音読み学習をしてくれています。
第一弾の音読みも、残り1つのレベルとなりました。
やはり時間内に読めると嬉しいもの。
残り1つ、Fight!
装飾音符 保谷ピアノ教室 メロディーの中に出てくる装飾音符。
装飾音符だけを素早くスルッと弾いて欲しい。
練習の仕方は、まず装飾音符抜きで弾いてみる。
装飾音符を抜いたものが、元々のメロディー。
その元々のメロディーを頭の中に入れるようにします。
そこへ素早く弾く装飾音符をつぎたす感じ。

では実際にはどのように聞こえるのか?
楽譜の音の並びは、ドミレミレド。
ドミレドが元々のメロディー。
16分音符で小さく書いてあるレミが装飾音符。
ドーミーレミレードー と聞こえて欲しいのですが。
ここで生徒さん、ドーミーレミレドー って弾いちゃった。
この違いわかるでしょうか?
装飾音符のみ素早く弾くのですが、ドミレドーって弾いちゃっています。
この弾き方だと、ドミレの3つの音が装飾音符になってしまっています。
正しくは、 ドーミーレミレードー。
もちろん生徒さんには説明もしますが、実際に私が弾いて聞き比べてもらいます。
学習が進むと、ちょこちょこと出てくる装飾音符。
正しい入れ方をマスターして いきましょう。
装飾音符 保谷ピアノ教室 大人生徒さんのショパン・ノクターン。
この曲最大の聴かせどころ・魅せどころの、最後3段。
お伝えしたいことはいっぱいあって。
8分音符、メトロノーム通りで入っちゃいけない。
普通の曲はそれで構いません、いや、大抵は同じ音符は同じ速さ。
これ基本。
でも、この曲のこの部分でやっちゃうと、つまんない。
フレーズを感じる、これはどの曲でも一緒ですね。
フレーズの最後の音をバーンと、弾いてはいけない。
曲の最後の部分、ボーン、ボーンとなる鐘の響きを想像して。
これ、なかなか日本での生活ではイメージしにくいですが・・・。
まぁ、強いて言えば除夜の鐘の響き?
厳かな鐘の響きの中で、曲を締めくくる感じ。
そこは大人の生徒さん、私がお伝えしたいことをわかってくださる。
気が抜けない最後の3段。
どんなショパンになるのか楽しみです。
リコーダー 保谷ピアノ教室 「夏休みの宿題のリコーダー、見てもらえたら嬉しいです」
5年生の生徒さんの保護者から届いたメール。
リコーダーと楽譜を持参してくだされば、もちろん見ますよ。
ただし、私はリコーダーを持っていないので吹いて聞かせることはできませんが。
楽譜を見ると、5年生のリコーダー結構難しい。
ピアノを習っているから、リズムの取り方や 音は理解できるけれど、これを全ての生徒さんに吹かせるのって大変じゃない?
みんなできるのだろうか?
うちの教室の生徒さん、できないのかと思っていたら、そんなこと 全然なくて。
日頃の練習曲を数えながら弾いてくれているので、リズム取りもバッチリ。
できないから私が見る・・・ではなくて、正しいかどうかの確認の意味だったのかな。
もちろんリコーダーが苦手な生徒さんも、レッスン時間を使ってリコーダーレッスンします。
リコーダーと楽譜を持ってきてね。
リトミコ 保谷ピアノ教室 合唱コン伴奏譜に記載のritmico=リトミコ。
イタリア語ですが、私も知らなかった。
楽語の意味は、リズミカルに・リズムにノって。
あ〜わかる〜。
この部分、 ピアノで演奏していると、左手がちょ〜楽しい!。
ウキウキする音楽になっているのですが、生徒さんの音、重い。
ドスドス弾いちゃって、ノリが良いようには聴こえない。
何故にそんなことに・・・?

問題は弾き方にあります。
リズムにノるってことは、全ての音が同じ大きさではノってるようには聴こえない。
フレーズを感じる弾き方が必要です。
コツンと弾く音と軽く弾く音を差をつける必要があります。
それらを感じずに音の並びだけを追っていても、リズミカルには聴こえません。
練習方法としては、左手とメトロノーム練習が 必要です。
左手は伴奏になっていますが、その左手だけを聴いていても楽しいかどうか?
この部分、左手だけで楽しくノリよく弾けるようにしましょう。
その上で右手にどんな音楽がきても、 左手の音楽を崩さないで弾くことが肝心。
まずは自分が楽しまなきゃ、ノリよく弾けない。
スラー 保谷ピアノ教室 大人生徒さんのバイエル教本のレッスン。
バイエル後半のレッスンに入っているので、スラーが細かくついています。
スラーの後は音を切る。
これは皆んな知っている約束事。
もちろん生徒さんも音を切ろうと努力してくれています。
切ったり、切らなかったりが続いてしまいます。
忘れちゃったり・・・。
私からの注意事項としては「スラーで切りますよ〜」 になってしまうのですが、そもそも、どうして、そこで切るの?
生徒さんも「切らなきゃ」って切ることが目的になっている感じ。
もちろん、そうなんです。
切るんですが・・・。
音楽のまとまりとして感じていないから、切れないのです。
どんなメロディーのかたまりになっているのか、それを感じないといけません。
1つのまとまりが終わるから切るんです。
それなのに「切らなきゃ、切らなきゃ」が目的になっていませんか?
音楽としてまとまりを感じたときに、自然と切れるようになりますよ。
みおちゃん 保谷ピアノ教室 日頃は「ただただ弾いていたってダメなんだよ」と、話すことが多い私。
でも、がむしゃらに脇目も振らずに弾いて欲しい時もあります。
9月に入ったら行われる合唱コンクールのオーディション。
そのオーディションを受ける生徒さんたちは、今、がむしゃらに弾く時。
もちろん曲想のことは考えますが、ひたすら手を動かして欲しい時。
今、弾かなくていつ弾くのよって感じ。
オーディションが 終わってから弾いたって遅い。
歌詞のことを考えながら、曲のことを考えながら、ひたすら練習をしましょう。
「もっと練習しておけば良かった・・・」なんてことにならないように。